猫と笑顔とミルクティー~あの雨の日に~

咲良緋芽

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第三章

お使いへ➁

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「えっと……これでオッケーかな……?」

メモに書かれた食材とカゴの中身を照らし合わせて買い忘れがないか確認する。

「うん、大丈夫だね!ではお会計、っと……あっ――」

レジに向かう途中、コーナーの一角でお花が売られているのを見付けた。

クリスマスが近いから、ポインセチアやシクラメン、ヒイラギやガーベラ、豪華に赤いバラの花束なんかが置いてある。

「綺麗だなぁ……ん?」

なんとなく目に付いたプレートを見てみると、花の名前の下に花言葉が書いてあった。

どれどれ?と思って一通り目を通す。

その中で、赤いガーベラの花言葉に目が留まった。

「前進、神秘の愛……」

それを見た瞬間、私は迷う事無く店員さんを呼んで花束を作ってもらった。
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