猫と笑顔とミルクティー~あの雨の日に~

咲良緋芽

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第二章

三毛さんとデート出来ちゃうらしいですよ!③

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私はそのメッセージを秒で開き画面を食い入るように見る。

『今日は実森さんと紅茶のお話が出来てとても楽しかったです。ありがとうございました。おやすみなさい。』

と言う一文が書かれていた。

シンプルで絵文字なんかないけど、なぜか文章からも暖かみが感じられるメッセージ。

私は、待たせてはいけない!!と、シュタタタタタッ!と返事を書いた。

『こちらこそありがとうございましたm(_ _)m私も楽しかったです!来週の水曜日も楽しみにしてます^^おやすみなさい☆』

こ、これで大丈夫かな?変な文章じゃないよね?絵文字とか止めた方が良いかな?でもなんか文章だけだと冷たい感じも……それとももうちょっと内容のある文章の方が良いのかな?大丈夫かな?大丈夫かな!?

「でももうおやすみなさいって書かれてるし、これで会話は終了だよね?そんなに大量の文章送ったらウザいよね……?」

少し迷ったけど、ええいっ!と送信ボタンを押した。


「…………………………」


部屋に上がれば良い物の、何故かその場にしゃがみ込んで10分くらい待ってみた。

返事は来ない。

「やっぱりあれで会話終了か……」

私的にはもう少し会話を楽しみたかったけど……。

「でも!三毛さんの番号とアドレスはゲット出来たし、上出来よね!」

うんうん!と頷き、靴を脱いでやっと部屋に上がった。

「さて、お風呂入って楓にメッセージカードでも書くか!」

体が少し冷えてるし湯船に浸かってこの幸せを嚙み締めよう。

そうと決まれば!とお風呂に直行して、三毛さんからのメッセージを見てニヤニヤしながら湯船にお湯が溜まるのをずっと待っていた。

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