百合監禁調教予定のお話

RasK

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「初めてなんでしょ? 手際良く出来るようにしっかり私が見ててあげるからね。華恋お姉ちゃん」

 こういう時に、名前を呼ぶのは、ずるい。
 ごくり、と自分が大きく唾を飲むのが聞こえる。
 優しい笑みを浮かべて、近くに座って、こちらをただ見つめてくる。どうしたの、と目で訴えかけているようにも見えて、少しだけ焦ってしまう。

「え、ほ、ほんとにやるの?」
「やらないの?」

 優しかった有紗の顔が一変、冷徹な表情になる。

「っ! や、やります……」

 その為かつい勢いでそう返事をしてしまった。後悔してももう遅い。後戻りなんて出来ない。
 整えた衣服、下半身に手を伸ばす。何が悲しくて妹の前でこんな事をしなければいけないのだ。もう、訳がわからない。
 泣きたくなるような衝動を抑えて、先程と同じように撫でて、ただ刺激をしてみる。しかし、先程からこの行為のゴールがよく分からない。イク、という単語は知っているが、全くその感覚に見舞われそうにない。

「有紗、あの、どこまでこれやればいいの?」
「お姉ちゃんがイクまで」
「わ、私、それ知らないの」
「ふーん、そっか」

 するとニコリと笑って、こちらに近づいてくる。

「お姉ちゃん、手はそのままにしといてね」
「へ?」

 すると有紗は私の下着の中に手を入れ、私の手と重ね合わす。ぷくりと出た芽を私の手を包みながらぐりぐりと潰し、その感覚にぱちぱちと何かが沸き上がるような嫌な感覚がする。

「あ、有紗……、それ、やだ、やめてっ」
「教えてあげてるんだから文句言わないでよ」
「あっ、なんか、や、っ~~~~!」

 びくり、と身体が震える。
 今のが絶頂と言うやつなのだろうか。何だかどっと疲れてしまった。

「…………」

 妹に教えられてしまった。あの有紗に、純粋無垢な有紗に。
 何故、そんなことを知っているの、そう聞きたいがこの状況では聞けそうにない。妹にこんな事をしている所を見られた羞恥心、そして妹に手伝ってもらった羞恥心。
 なんだか何もかもが嫌になる。どう言葉を紡げばよいのか。

「あ、ありがとう……?」
「…………」
「あ、有紗……?」

 すると有紗は続けて有紗自身の手を動かす。
 何か、中に感じる圧迫感。

「あ、りさ……?」
「本当に初めてなんだ。きついね」
「え、と……」

 この状況、かなり不味いのでは無かろうか。
 ゆっくりと奥に入ってくる指、そこにあるのはただならぬ無。何も感じもしない。

「有紗? っねえ、何してるの?」
「んー……」

 ゆびで、あさいところを、なぞられる。
 その時に何か感じる、不快感。

「っ……?」
「……うん、分かったよ」

 続けて同じ所をゆっくりと刺激される。同時に芽を刺激され、先程とまた違った感覚に目眩がする。

「ぁ、や、」
「…………」
「ま、あっ、くぅ、────!」

 また、身体が震えて、それから感じる脱力感。ぬるりと指が抜かれて、それも少しだけ刺激になる。

「はぁ、はぁっ……」
「分かった? お姉ちゃん」
「え……?」
「出来る? 一人で?」
「な、で、出来る訳無いでしょ!」

 まさかこれから一人でもう一度やれ、なんて言わないだろうな。
 しかし言葉にされたのはそれ以上の恐ろしい言葉だった。

「じゃあ、これから手伝ってあげる」
「……え?」
「毎週月曜日、この時間に」
「いや、いいよ。そんな変な事しなくても。もうしたくないし」
「お姉ちゃんが一人でしてところ、ばらしてもいいの?」
「は……?」
「言い方を変えたほうがいい? 手伝ってあげる、じゃなくてこれは脅迫」

 冷ややかな目で、こちらにただ有紗は語りかける。

「毎週月曜日、九時から身体を触らせてくれなかったら、花宮華恋は妹の前で自慰をしたって噂を流すよ」
「な、なんで、そんな事……?」
「理由分からない? じゃあその内分かるよ」
「何それ……」

 全く分からない。この行為をする意味も、される意味も。こうして私は、妹の花宮有紗に色々と教え込まれる様になった。

 





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