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第1話
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いつものように友達と電車で家に帰っていた。
何気ない話をしていたら、ある同い年ぐらいの
女の子が友達に話しかけていた。
どうやら友達の友達だそうだ。
とは言え、そんな事は私には関係ない。
なので挨拶だけ済ませて後は黙っていた。
何分かして友達は、
私の家より近いのでさよならとなった。
どうやら友達の友達もまだ降りないらしい。
...気まずい。何この状況。何を話そう。
そもそも面識もない友達同士を置いて普通帰るか?
人間のすることじゃない。
...まぁいいや。どんなに憎んだってこの状況は
変わるまい。何か話そう。とは言っても私は
初対面の方には極度の人見知りなので、
まともに話しかけることも出来ず、
『ぁ、ぁの...な、んか、はなし、ます...?』
こうなってしまうのだ。まぁでも大半の人は
「話しましょ!」
って明るく話してくれる。
情けない。自分から話しかけておいてこの失態...
そうこう考えている間にもこの子は
話し続けてくれる。天使だ...それに比べて
あいつは大事な友達を置いて何やってんだ。
こういう時は最低限仲良くなれるようにするとか...
「ぁの...あの!」
『は、はい!』
びっくりした。一瞬おばけかと思った。
「あの!名前、聞いてもいいですか!」
なんだ。そんなことか。私はほっとして
『唯菜(ゆいな)です!あなたは?』
「素敵な名前ですね!
私は藍(あい)って言います!
よろしくお願いします!」
藍ちゃんか。可愛い名前。
『よろしくお願いします!』
「はいっ!」
...あれ?なんかさっきより全然話せるようになった
気がする。すごい。恐るべき藍ちゃんパワー。
「連絡先聞いてもいいですか!」
『もちろん!』
こんなに距離縮めてくれるなんて嬉しすぎる。
どっかの友達置いてったおばかさんとは違うな。
色々話してたらもう家に着いた。
話し相手がいるとこんなにも待ち時間が
楽しくなるんだな。
『ぁ、私ここだからばいばい!』
家に着くまでにタメ口にまで発展してしまった。
「え!そこ!?待って私も!」
ぇ、何その偶然。嬉しすぎるんですけど。
「一緒に帰ろーよ!」
『うん!』
こうして私達は友達になった。
何気ない話をしていたら、ある同い年ぐらいの
女の子が友達に話しかけていた。
どうやら友達の友達だそうだ。
とは言え、そんな事は私には関係ない。
なので挨拶だけ済ませて後は黙っていた。
何分かして友達は、
私の家より近いのでさよならとなった。
どうやら友達の友達もまだ降りないらしい。
...気まずい。何この状況。何を話そう。
そもそも面識もない友達同士を置いて普通帰るか?
人間のすることじゃない。
...まぁいいや。どんなに憎んだってこの状況は
変わるまい。何か話そう。とは言っても私は
初対面の方には極度の人見知りなので、
まともに話しかけることも出来ず、
『ぁ、ぁの...な、んか、はなし、ます...?』
こうなってしまうのだ。まぁでも大半の人は
「話しましょ!」
って明るく話してくれる。
情けない。自分から話しかけておいてこの失態...
そうこう考えている間にもこの子は
話し続けてくれる。天使だ...それに比べて
あいつは大事な友達を置いて何やってんだ。
こういう時は最低限仲良くなれるようにするとか...
「ぁの...あの!」
『は、はい!』
びっくりした。一瞬おばけかと思った。
「あの!名前、聞いてもいいですか!」
なんだ。そんなことか。私はほっとして
『唯菜(ゆいな)です!あなたは?』
「素敵な名前ですね!
私は藍(あい)って言います!
よろしくお願いします!」
藍ちゃんか。可愛い名前。
『よろしくお願いします!』
「はいっ!」
...あれ?なんかさっきより全然話せるようになった
気がする。すごい。恐るべき藍ちゃんパワー。
「連絡先聞いてもいいですか!」
『もちろん!』
こんなに距離縮めてくれるなんて嬉しすぎる。
どっかの友達置いてったおばかさんとは違うな。
色々話してたらもう家に着いた。
話し相手がいるとこんなにも待ち時間が
楽しくなるんだな。
『ぁ、私ここだからばいばい!』
家に着くまでにタメ口にまで発展してしまった。
「え!そこ!?待って私も!」
ぇ、何その偶然。嬉しすぎるんですけど。
「一緒に帰ろーよ!」
『うん!』
こうして私達は友達になった。
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