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第四章
第一話
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マーガレットはそれからも時折サロンに参加した。ただし、アレックスのアドバイスを守って、ほどほどの参加具合を保った。毎回参加するのではなく、参加しない日もつくった。他の人がお金をせびったり、怪しげな目的を持っていたりするかもしれないと思い、注意深くなった。
幸いにして、マーガレットが不安に思うようなことは発生しなかった。彼女は他の友達にもサロンに参加していることを言った。何かヘンな兆候があれば、指摘してもらおうと思っていた。シャーロットにもサロンのことを話した。
「それで、そのサロンってのはそんなにいいのかい?」
シャーロットは不思議そうに聞いた。
「うん。まあ、どんな人が来ているのか、わからないことも多いけど、今のところは楽しいかな。」
マーガレットは答えた。なんか、アレックスのアドバイスがあってからは、自分の感情をセーブするようにしている。それが、サロンのこと以外にも波及していて、最近はマーガレットが変わってしまったなあと、シャーロットは思った。
幸いにして、マーガレットが不安に思うようなことは発生しなかった。彼女は他の友達にもサロンに参加していることを言った。何かヘンな兆候があれば、指摘してもらおうと思っていた。シャーロットにもサロンのことを話した。
「それで、そのサロンってのはそんなにいいのかい?」
シャーロットは不思議そうに聞いた。
「うん。まあ、どんな人が来ているのか、わからないことも多いけど、今のところは楽しいかな。」
マーガレットは答えた。なんか、アレックスのアドバイスがあってからは、自分の感情をセーブするようにしている。それが、サロンのこと以外にも波及していて、最近はマーガレットが変わってしまったなあと、シャーロットは思った。
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