17 / 45
がくえん!~悪役令嬢のわるあがき
○07表_悪役令嬢はすれ違った!
しおりを挟む―――――――――――――――――――――――
学園に入って2回目のイベントは深夜。
この時点でラブ値が高い相手とのスチル付デートが楽しめます。
今回はラティとアリスですね。二人と遊びに行きましょう!
まだルート確定に至ってませんが、順調にラティの攻略は進んでいるようです。
ここまでくれば、聖女への覚醒ももう少し!
しかも、錬金術師の脅威も「とりあえず」除去したので、イザラ様も狙え――
―――――――――――――――――――――――
「っ!?」
「イザラ、どうかしたのか?」
週末の朝。
地方の流行り病への慰問へ行く途中。
クラウスと共に馬車に揺られていたイザラは、突然ひびいた声に額を抑えた。
このところよく聞こえてくる、「未来からの声」である。
「いえ、何でもありません。
昨日、薬の研究者と話をしていて、夜遅くなったものですから」
「これから慰問だというのに、それでは困るな。少し休むか?」
「ありがとうございます。でも、それには及びません。
クラウス様と話をしていたら、ずいぶん楽になりましたわ」
クラウスとの会話をこなしながら、イザラは声の意味を考える。
すちるにらぶち、るーと――は、もうどうでもいいわ。
錬金術師の脅威を除去したってどういうことかしら?
聖女への覚醒が近いのはまだいいとして、私を狙うっていうのは……?
「そういえば、イザラ、キミはアーティアとはその後、仲良くできているかな?」
「ええ、そのつもりですが。彼女が、どうかしたのですか?」
「ああ、この間、図書室で上級貴族に絡まれていたから、少し気になったんだ」
が、考えている途中で、アーティアの話をクラウスが振ってきた。
我ながら、よく動揺せずに反応できたものである。
上級貴族として相手に弱みを見せぬ鉄面皮が身についてしまったせいだろう。
身についた悲しい習性に身を任せながら、イザラは平然と答える。
「それなら大丈夫です。
ラティとも、最近はうまくいっているようです」
未来からの声は難解ではあるが、少なくとも、幼馴染のアリスと一緒に遊ぶくらいには、ラティとアーティアは仲良くなっているようだ。
どこか違和感を覚えないでもないが、ともかくも自分の派閥の筆頭であるラティが、将来の聖女と衝突するのを抑えられたのは大きな一歩。
そう思わなければやってられない。錬金術師だの、狙われているだの、そんな恐ろしい内容ばかりでは、いくら何でも希望がなさすぎる。
「そうか。イザラ自身はどうかな?
アーティアと話しているかい?」
「そうですね……そういえば、あまり話す機会はなかったかもしれません」
「それは良くないな。一度、よく話したら、もっと仲良くなれるんじゃないか?」
言われてみれば、面と向かって話す機会はなかった気がする。
ブルネットの調査や謎の声で近況は聞いているが、今のアーティアはただの下級貴族。イザラが普通に学校生活を送っている分には、まず関わることがない。「前回」のように聖女にならなければ、あるいは、婚約者であるクラウスが意識しなければ、初めから接点などない相手なのだ。
それだけに、疑問が浮かぶ。
(クラウス様は、どうしてこんなにアーティアを意識しているのでしょう……?)
自分の知る「未来」では、クラウスとアーティアは入学式で出会ったのをきっかけに互いに意識するようになり、イザラが流行り病の関係で公爵領での義務を果たしている隙に急接近、恋人同士となっていた。「今回」は未来の知識のおかげでその隙を潰したつもりだったが、これでもまだ遅かったのだろうか?
不安になったイザラ、クラウスに問いかける。
「クラウス様は、よくアーティアと会われるのですか?」
「うん? いや、そういえば、私も会っていないな。
この間、図書室ですれ違ったのが最後だ」
しかし、あっけなく否定された。
いや、油断は禁物。
クラウスもこの慰問の準備で忙しく、ただアーティアと会う機会がないだけで、実際は初めて会ったときに一目ぼれ、何とか会う機会を探しているなんてこともあるかもしれない。
ラバンがいれば「大丈夫。それだけは絶対にないから安心したまえ」という答えが返ってくるところだが、残念ながらそこまでクラウスを理解している者はこの場にいない。
イザラは何とかクラウスの意図を見抜こうと話を続けた。
「まあ、それでしたら、一度、二人で会いに行ってみますか?」
「うん? いや、それは、なかなか良い考えだが、私がいては都合が悪いだろう」
しかしクラウス、冗談と捉えたかのように笑って流す。
ブルネットがいれば「クラウス様はアーティア様にご自身を重ねているのですよ。だから応援してるのです、危険なので抹殺しますね」と、止める間もなく殺戮が始まったところだが、幸いなことにそんな危険人物はこの場にいない。
イザラは引き続き気にしていない様子を装いながら、探りを入れる。
「貴族の上級、下級の違いもなく接するといいながら、なかなか会えない、というのも妙な話ですね? 寮も別ですし、このあたりから変えた方がいいかもしれません」
「うん、それは良い考えだな。
身分の違いでいつまでも差別していては、国力が落ちてしまう。
隣国のように、能力のあるものは活躍できるようにしなければ」
返ってきたのは王族としてまっとうな意見。
イザラ、ようやく微妙にかみ合わない会話に気づく。
(そういえば、クラウス様とは貴族同士が社交場でするような、「よそ向き」の会話ばかりしている気がします。この間も、「きちんと話をしてみよう」と思ったばかりですし……婚約者として、これはよくないのでは?)
「未来」で自分が見限られた原因を、なんとなく察したイザラ。
何とかして会話に食らいつく。
「クラウス様は、アーティアには活躍できるような能力があるように思いますか?」
「そうだな……図書室で見たが、あの身体能力は素晴らしいだろう。それに、容姿も優れている。勉強は苦手としているようだが、そのくらいの欠点があったほうがいいくらいだ」
褒め過ぎではないだろうか。
流石にちょっとダメージを受けるイザラ。
アーティアがいれば「お姉さまというものがありながら浮気するなんてサイテー!」と叫びながら殴り飛ばしていたところだが、幸いなことにそんな奇行種はこの場にいない。
イザラはめげずに会話を続ける。
「そ、そうですか。今度、護衛をお願いしてみようかしら?」
「そうだな……だが、護衛の名目で一緒に過ごす方が、アーティアは喜ぶだろう。
ついでに勉強を見てやるといい。そのまま夜になって街に出て……」
アリスがいれば「喜ぶけどやめて! 暴走するから!」と悲鳴を上げていたところだが、そのような不幸な少女はこの場にいない。なぜかデートコースまで考え始めるクラウスを遮るように、イザラはやや強引に話を引き戻した。
「ええっと、クラウス様は随分アーティアを気にかけておられるようですが、ご自身はお会いしないのですか?」
「む? 私か? 私自身は気にかけているというより――あ、いや、確かに婚約者の前でこういう話はよくなかったな。
だが、私はアーティアとそういう関係は望んでいない。そこは安心してくれ」
イザラの言いたいことに気づいたのか、淑女向けの笑みで答えるクラウス。
もう少し自然に微笑んでくれれば安心できるのだが。
今の関係ではこのあたりが限界なのだろう。
学園長あたりがいれば、「ここで諦めるたら、こっち側に来ることになるわよ?」と、実に楽し気な忠告が飛んできたところだが、不幸なことに頼れる大人はこの場にいない。
イザラはわずかな落胆を貴族らしい笑みで隠して答える。
「それはよかったですわ。このところ、薬の勉強ばかりで、クラウス様とあまりお会いできていなかったものですから」
「ああ、今回の流行り病の薬は、公爵家の功績だったな。
ラバンも驚いていたよ。こんなに早く完成するとは、と」
「そういえば、ラバン様は薬学や化学に興味をお持ちでしたね。
今度、お会いした時、論文でもお持ちしようかしら?」
「う、む。確かに、ラバンも研究論文は気にしていたな。
ずいぶん君のことを褒めていたぞ?
このような調合方法を思いつくのは、素晴らしい発想の持ち主だとな」
どこか探るように聞いてくるクラウス。
わずかに違和感を抱いたイザラだったが、特におかしいところは思い至らない。
貴族同士、相手の婚約者を褒めるのは、ごくありふれた会話だ。
「まあそんな。今回は偶然が重なっただけですわ。
それに、ラバン様なら、私のように偶然の思い付きでなく、もっと確実に実験を積み重ねて調合を完成させていたと思います」
事実、研究室に引きこもって文献の調査や再現を「勉強」しているイザラと違い、ラバンは入手困難な薬草や薬の材料を取りに出かけ、それを使って何かできないかと実験を繰り返す「研究」を続けている。研究者としてどちらが優れているかなど言うまでもないだろう。そもそも、イザラが偶然を装って見つけた薬の調合方法も、未来の知識という反則に過ぎない。
「いや、ラバンは、『イザラ嬢は偶然というだろうが、偶然の功績も、それの基となる経験があってこそだよ』と言っていた。
また今度、話を聞きに行きたいとも――ラバンとは、よく会うのか?」
「そうですね、分野は少し違いますが、同じ薬学を志すものとして、よく勉強を教えてもらっています」
「そうか、勉強か……そのまま夜になって街に出たりするのか?」
「え? ええ、議論が白熱すると、遅くなることはありますね」
いやに食いつくクラウス。
さっきのアーティアより熱心な気がする。
イザラ、再び違和感を覚えたが、やはりおかしいところは思い至らない。
幼い頃からラバンとは何度も会ってきたし、それはクラウスも知っているはずだ。
イザラ、笑って流すように答える。
「でも、流石に、街へ行ったりはしませんよ? 寮の門限もありますし」
「そ、そうか。それはそうだな」
「ええ、寮まで送ってもらう程度です」
「!?」
驚愕を浮かべるクラウス。
あからさまな表情の変化に、違和感どころではなくなったイザラ。
無礼を承知で直接問いかける。
「あの、ラバン様が、何か?」
「い、いや。私もラバンとは長い付き合いになるが、あまり寮まで一緒に帰ったことがなかったと思ってな」
「え、ええ。確かに、クラウス様とラバン様は専攻も寮も違いますから、なかなか一緒になることは少ないでしょうね」
第一王子であるクラウスは、普通の上級貴族とはまた違う寮で暮らしている。
専攻も、ラバンが最も嫌う政治・経済。
派閥も組んでない以上、学校で会う機会は少ないだろう。
なぜこんな当たり前のことを、と思いながらも、答えるイザラ。
しかしクラウスの方からの問いかけは続く。
「む、むう。薬学は用兵学と重複するから取っていないな。
イザラは、ラバンとは普段どういう話を?」
「そうですね。やはり、医薬品の話でしょうか。
この間は、上薬草から抽出した化合物から――」
イザラとしては、簡単な部類に入る知識を話す。クラウスは難しい顔をして聞いていたが、やがて、とてつもなく残念そうな顔を浮かべる。
「やはり私には薬学は難しいようだ。
ラバンとは疎遠になるばかりだな」
ここでイザラ、ようやく悟る。
ああ、クラウス様は疎遠になりつつある昔の友人との間を何とかしようとお考えなのですね。他の貴族と一線を引いた立場で接しなければならず、派閥もないのなら、ラバン様との子どもの頃からの関係を続けたいと思うのも、当然かもしれません。
アーティアとブルネットがいれば「それは、うん、まあ、そういうことにしときましょう」という、なんとも微妙な反応が返ってきただろう。
だが、ようやくクラウスの心の一端に触れた(と思った)イザラは、ごく善意でクラウスに話を続ける。
「それでは、今回の薬を使った治療に参加してみますか? ラバン様なら、実際に薬を使うときの反応をお伝えすれば、お喜びいただけると思います」
「なるほど、その手があったか!」
ラバンがいれば、「おい、まて、やめろ。クラウスにそんな繊細な作業は無理だ」と止めるところだろう。
が、無情にも馬車は止まり、御者から声がかかる。
「クラウス様、イザラ様、到着いたしました」
流行り病の領主に挨拶と共に物資を渡し、
「それで、私達も治療に参加したいのだが」
「おお、王子自ら参加されるとは、領民も喜びます!」
内心では「ええ大丈夫かよ? 症状が軽いとはいえ、感染症だぞ? でも嫌とは言えないしなぁ。まあ、イザラ様の方は薬学に造詣が深いと聞くし、いやしかし王子が感染したら面倒だし、でも断るのはもっと面倒だし……」などと激しく葛藤してそうな領主に案内されながら、領民の治療に回り、二人は治療を続け――
「いけませんよ、クラウス様。感染対策にきちんとマスクと手袋を――」
治療を続け――
「あ、いけません、クラウス様。他の方の治療に移る前に消毒を――」
続け――
「今日は、ありがとうございました。
私にとっても、有意義な時間でしたわ」
「ああ、私もラバンにいい土産話ができた」
何とか治療を終え、寮へと戻ったイザラは、
「イザラお嬢様。クラウス王子が流行り病で倒れたとのことです。
それと、聖女にしか使えない聖剣を引き抜いた生徒が出たとか――」
ブルネットからそんな報告を受けた。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

【完結】悪役令嬢の反撃の日々
くも
恋愛
「ロゼリア、お茶会の準備はできていますか?」侍女のクラリスが部屋に入ってくる。
「ええ、ありがとう。今日も大勢の方々がいらっしゃるわね。」ロゼリアは微笑みながら答える。その微笑みは氷のように冷たく見えたが、心の中では別の計画を巡らせていた。
お茶会の席で、ロゼリアはいつものように優雅に振る舞い、貴族たちの陰口に耳を傾けた。その時、一人の男性が現れた。彼は王国の第一王子であり、ロゼリアの婚約者でもあるレオンハルトだった。
「ロゼリア、君の美しさは今日も輝いているね。」レオンハルトは優雅に頭を下げる。
タイムリープ〜悪女の烙印を押された私はもう二度と失敗しない
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
<もうあなた方の事は信じません>―私が二度目の人生を生きている事は誰にも内緒―
私の名前はアイリス・イリヤ。王太子の婚約者だった。2年越しにようやく迎えた婚約式の発表の日、何故か<私>は大観衆の中にいた。そして婚約者である王太子の側に立っていたのは彼に付きまとっていたクラスメイト。この国の国王陛下は告げた。
「アイリス・イリヤとの婚約を解消し、ここにいるタバサ・オルフェンを王太子の婚約者とする!」
その場で身に覚えの無い罪で悪女として捕らえられた私は島流しに遭い、寂しい晩年を迎えた・・・はずが、守護神の力で何故か婚約式発表の2年前に逆戻り。タイムリープの力ともう一つの力を手に入れた二度目の人生。目の前には私を騙した人達がいる。もう騙されない。同じ失敗は繰り返さないと私は心に誓った。
※カクヨム・小説家になろうにも掲載しています
悪役令嬢はモブ化した
F.conoe
ファンタジー
乙女ゲーム? なにそれ食べ物? な悪役令嬢、普通にシナリオ負けして退場しました。
しかし貴族令嬢としてダメの烙印をおされた卒業パーティーで、彼女は本当の自分を取り戻す!
領地改革にいそしむ充実した日々のその裏で、乙女ゲームは着々と進行していくのである。
「……なんなのこれは。意味がわからないわ」
乙女ゲームのシナリオはこわい。
*注*誰にも前世の記憶はありません。
ざまぁが地味だと思っていましたが、オーバーキルだという意見もあるので、優しい結末を期待してる人は読まない方が良さげ。
性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。
作者の趣味100%でダンジョンが出ました。
婚約破棄からの断罪カウンター
F.conoe
ファンタジー
冤罪押しつけられたから、それなら、と実現してあげた悪役令嬢。
理論ではなく力押しのカウンター攻撃
効果は抜群か…?
(すでに違う婚約破棄ものも投稿していますが、はじめてなんとか書き上げた婚約破棄ものです)

変な転入生が現れましたので色々ご指摘さしあげたら、悪役令嬢呼ばわりされましたわ
奏音 美都
恋愛
上流階級の貴族子息や令嬢が通うロイヤル学院に、庶民階級からの特待生が転入してきましたの。
スチュワートやロナルド、アリアにジョセフィーンといった名前が並ぶ中……ハルコだなんて、おかしな

断罪イベント返しなんぞされてたまるか。私は普通に生きたいんだ邪魔するな!!
柊
ファンタジー
「ミレイユ・ギルマン!」
ミレヴン国立宮廷学校卒業記念の夜会にて、突如叫んだのは第一王子であるセルジオ・ライナルディ。
「お前のような性悪な女を王妃には出来ない! よって今日ここで私は公爵令嬢ミレイユ・ギルマンとの婚約を破棄し、男爵令嬢アンナ・ラブレと婚姻する!!」
そう宣言されたミレイユ・ギルマンは冷静に「さようでございますか。ですが、『性悪な』というのはどういうことでしょうか?」と返す。それに反論するセルジオ。彼に肩を抱かれている渦中の男爵令嬢アンナ・ラブレは思った。
(やっべえ。これ前世の投稿サイトで何万回も見た展開だ!)と。
※pixiv、カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる