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4巻

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 翌日の話し合いには、先代王・ルドガーと現王妃・シェリーも参加していた。
 彼らは最初、俺達ジルニア国がオルゼノ国を攻撃したと勘違いしたみたいだ。話し合いの場にやって来た時はすごい形相で怒っていた。
 でも事件の経緯を聞いた途端、ルドガーがルドルフとジオルドを殴り飛ばす。そして俺達に謝罪してくれた。
 シェリーも俺達に謝り、話し合いが進んでいく。
 夕方まで掛かったものの、協議して次のような事が決まった。
 騒動の元凶げんきょうとなったジオルドは王位継承権を剥奪はくだつされ、これからは一般兵として扱われる。
 ジオルドには弟がいるので、次の王位継承権者は彼になる。
 ルドルフはジルニア国の王族に兵を向けた罰として、王位を剥奪。離宮で生活させる。
 いた王位には、ジオルドの弟が成長するまでルドガーが就く。
 それから、オルゼノ国がジルニア国に従属する事も決定した。
 この世界には五つの大陸があり、それぞれの大陸を治める大国が存在している。
 これでジルニア国は五つの大陸のうち、三つを手に入れた事になるな。

「まさかわしがまた王になるとはな……せっかくの隠居生活が……」

 王位に戻るのが決まってしまい、ルドガーは残念そうに呟いていた。
 戦争を体験した王様だから、ゆっくり隠居を楽しみたかったみたいだ。
 息子と孫の教育が悪かったせいで、残念な事になってしまったな。できればこれにりて、ジオルドの弟はしっかりした王様に育ててほしいものだ。


 ◇ ◇ ◇


 こうして、今回のジルニア国とオルゼノ国の揉め事は一段落した。
 俺は父さんとウォルブさんをジルニア国王城に送り、クローウェン領にある自分の屋敷に戻る。

「アキト君。おかえり~、話し合いは終わったの?」

 屋敷に入ると、アリスが出迎えてくれた。

「ただいま、アリス。無事に終わったよ」

 アリスにオルゼノ国を従属させたと伝えたら「すごいね~」と感心していた。
 うん、確かにすごいよな。だってこの世界にある五つの大陸のうち、過半数以上となる三つをジルニア国が掌握しょうあくしたんだから。
 残りの二つの大陸のうち一つは、竜人族りゅうじんぞくの大陸だ。
 そしてもう一つは、獣人じゅうじん族の大陸。そこにある大国・獣人国は人口の九割が獣人で、治めている王様も獣人なんだ。

「うちの国は竜人国とは仲良しだから、五つの大陸の中で関わりがないのって、獣人国くらいなんだよな……」

 アリスは俺の呟きを聞いて、興味津々きょうみしんしんな様子で尋ねてくる。

「獣人さんの大陸って、この大陸からだと一番遠いんだよね?」
「ああ、だから関わる事が少ないんだよ」

 でもすべての大陸に拠点を築くというのが、俺の夢の一つなんだ。
 今は色んな事に手を出して楽しんでいるけど、いずれアリスと結婚して子供ができたら、家族で各大陸の拠点を巡りながらのんびり暮らしたいからさ。
 それを考えたら、今から獣人国との関わりを持っておいた方がいいかもな。

「獣人国って自然豊かで、一年を通して熱帯みたいな気候らしいな。アリスは行ってみたいか?」
「うん、行ってみたい」

 俺が尋ねたら、アリスが可愛かわいく笑って答えた。
 アリスが獣人国で過ごせるように、そのうち拠点を手に入れたいな。


 そして翌日。俺はシャルル、レオン、クロネ、クロガネを部屋に呼んで、オルゼノ国との間で決まった事を伝えていく。
 まずはクロガネに、〝黒騎士〟の兵団長がどうなったか話す。

「お前が半殺しにした兵団長の事だけど、国王に戻ったルドガーさんから、すまなかったって謝罪されたよ。強引なやり口で兵士を集めていた事は知っていたらしいけど、奴隷にしたり、怪我けがの手当をせずに放置したりしてたのは知らなかったんだって」
「ソウカ。ヘイダンチョウニフクシュウガデキタダケデ、ジュウブンダ。モウ、オルゼノコクニタイシテ、ナニモオモッテイナイ」

 クロガネは清々すがすがしい顔でそう言った。
 それから、ルドルフが王位を奪われた事、ジオルドが王位継承権を剥奪された事などを教えたら、レオンが「そうだろうな」とうなずく。

「アキトみたいな奴でも、大国の王子だしな。アキトに暗殺を仕掛けたジオルドが、王族に残れるわけないよな」
「ルドルフも俺達を攻撃するよう命じたから、本当は王族の身分を剥奪しようと思ってたんだけどな。でも国の事業に色々関わってたから、身分まで剥奪したら面倒そうだと思ってやめたんだ」
「なるほどな……しかし、王様だった奴が離宮住まいって、流石さすがに可哀そうだな」

 レオンの言葉に、俺とシャルルは顔を見合わせる。

「優しい対応だと思うけどな?」
「ええ、アキト様に危害を加えてその程度で済んだのですから」

 レオンは俺達のやり取りを聞いて、大きな溜息を吐いて黙った。
 あっ、そういえば嬉しい話もあるんだよな。

「今後はオルゼノ国でも活動する予定だから、拠点になる城を手に入れたぞ。王都の一等地でなかなか広い場所だから、使い勝手がよさそうだった」

 それを聞いたシャルルが、てきぱきと言う。

「では私がその城に行き、清掃などを済ませておきますね」
「ああ、頼むよ。あとオルゼノ国の拠点にも配下が欲しいから、レオンとクロネは奴隷商会を回ってよさげな奴隷を見つけておいてくれ」

 俺が命じたら、レオンとクロネはうんざりした様子で愚痴ぐちをこぼし始める。

「奴隷探しか……」
「簡単に言うけど、ご主人様のお眼鏡めがねかなう奴隷を探すのって大変なのよ? ご主人様は我儘わがままだから、せっかく見つけた奴隷でもすぐいらないとか言うし」

 クロネは頬を膨らませて言った。
 クロネに昔から任せてる仕事なんだけど、結構苦労してるみたいだな。

「でも、仕方ないだろ。お前達が探してきた奴隷の資料を見ても、どれも俺の欲しい人材じゃないんだから。もう少し観察眼を磨いて、すぐに終わるように訓練しろよな」

 それから一時間程、オルゼノ国での今後の活動について打ち合わせをした。
 シャルルや影達は、オルゼノ国で現地の情報収集をする。
 レオンやクロネは、オルゼノ国の奴隷商会を巡り、奴隷集めをする。
 それ以外の配下には、新しく手に入れた奴隷達の教育を任せる事にした。


 ◇ ◇ ◇


 話し合いを終えてレオン達が部屋から出ていくと、客人が現れた。

「お疲れ様、アキト君」

 そう言って姿を見せたのはこの世界の主神・アルティメシス様だ。

「アルティメシス様、本当にいつも暇ですね。タイミングを見計らって出てきたでしょ?」
「まあね~」

 アルティメシス様はニコニコして言った。

「あっ、そういえばさ~」

 急に思い出した様子で話し始めるアルティメシス様。

「アキト君が念のために用意していた〝アレ〟だけど、結局使わなかったね。どうしたの?」

〝アレ〟というのは、俺とシャルルで秘密裏ひみつりに開発していた兵器の事。オルゼノ国と大規模な戦争になってしまったら、その兵器を使用する計画を立ててたんだ。
 その兵器っていうのは、魔帝国まていこくとの戦争で使っていた魔力を消してしまうアイテム、〝魔消薬ましょうやく〟を強化したもの。効果は絶大で、一滴摂取せっしゅするだけで魔力枯渇におちいらせる事ができるんだ。
〝アレ〟の事はジルニア国ではシャルルにしか話してないけど、こうしてちょくちょく現れるアルティメシス様には伝えてあったんだよね。

「〝アレ〟は異空間の中に封印してありますよ。万が一盗まれたらヤバいので」
「確かにね。もしアキト君以外が手にしたら、危険すぎて私が動かないといけない事態になりそうだし」
「ええ。なのでそうならないよう、異空間に封印しておいたんです。というか兵器の製造方法は頭に入っているので、アイテム自体は消滅させてしまおうかなと思っています」
「あっ、それなら私がやってあげようか?」

 アルティメシス様にそう提案され、俺は「じゃあ、お願いします」と言って異空間から兵器の入ったびんを取り出した。
 アルティメシス様が触れると、その瓶は一瞬にして目の前から消え去った。
 兵器を消滅させたアルティメシス様は、「これで心配事が消えたね」とニコニコ笑い、今度は異空間からゲーム機を取り出す。
 このゲーム機は、俺が前世で遊んでいたのを再現したものだ。
 この世界でも遊べるように配下達に開発させていたら、ゲーム機が完成した途端、アルティメシス様がどハマりしてしまったんだよな。

「アキト君がオルゼノ国の問題に対処してる間、ゲームの特訓をしてたんだよ! 早速さっそく勝負しようじゃないか!」

 アルティメシス様が嬉しそうに言ってきた。神界しんかいではゲームの対戦相手がいないから、俺と遊びたくてしょうがないみたいだ。

「まあ、別にいいですけど……負けても泣かないでくださいよ?」
「大丈夫だよ! 今日は賭けるものを持ってきたからね! 本気で勝ちに行くよ!」

 アルティメシス様はふところから、スキルブックを取り出した。
 以前、何度も何度もゲーム勝負を仕掛けられてうんざりした俺は、アルティメシス様がしつこく迫ってこないように「次にゲームで勝負をする時は、賭けるものを持ってきてください!」って言ったんだ。
 それは冗談のつもりだったんだけど……アルティメシス様、に受けたみたいだな。
 とはいえ本当に持参されてしまったら、勝負に応じるしかない。

「それじゃ、やりましょうか」

 俺はそう言って、ゲームの対戦を開始する。
 ゲームの内容は、野球チームを作って対戦させるというもの。このゲーム、最近アルティメシス様が特にハマっているんだよな。
 アルティメシス様の画面を見ると、時間を掛けてランクの高い選手をたくさん作ったみたいだ。
 だけど選手達のステータスを見て、俺は溜息を吐いてしまった。

「アルティメシス様。前にも言いましたけど、選手のステータスだけ上げても試合には勝てませんよ。このゲームでは各選手にどんなスキルを割り振るかっていう育成戦略が重要なんです!」
「大丈夫だよ! この選手達でCPUに勝ったんだから!」

 アルティメシス様は、無駄に自信満々だ。
 まあ、頑張ってやり込んではいるんだろうな。
 アルティメシス様のチームで最高ランクに到達していたのは、以前は全体の四分の一くらいだった。だけど今は、キャラ全員が最高ランクになっている。
 でも俺からすると、これだけランクを上げられるなら、スキルの割り振りにも力を入れたらいいのにと思ってしまうけど……まあいっか。ゲームなんだから好きにすれば。

「それじゃ、始めましょうか」

 こうして、俺とアルティメシス様の勝負が始まった。
 アルティメシス様が腕を上げてるかもと思い、最初は慎重に挑んだ。
 そのせいで俺は得点を取れず、先制点はアルティメシス様チームが獲得する。
 しかしアルティメシス様のゲーム操作を見て「あっ、やっぱり技量は上がってない」と確信。緊張がほぐれ、途中から反撃を開始した。
 アルティメシス様の苦手な変化球で攻め続け、五回までに二十点を荒稼ぎした。
 結果、二十二対二という大差で俺が勝利を収める。

「ど、どうして……チート技を使ってまで作ったキャラ達なのに……」

 敗北のリザルト画面が表示され、アルティメシス様は涙目になっている。
 ていうか、チート使ってたの? 道理で妙にステータスが高いはずだよ。

「そんな事をしてたんですか……でも、言ったじゃないですか。ステータスだけ上げても勝てないって。俺のチームの選手を見てくださいよ。ステータスはそこそこでも、それぞれがスキルを身に着けてるでしょ?」
「でもさ~、選手のステータスがオールSのチームって、見栄みばえいいでしょ?」
「それじゃ、見栄えだけで試合に勝てるよう頑張ってください」
「うう、アキト君ってば辛辣しんらつだよ……」

 アルティメシス様は悲しげにそう言いながら、負けた代償として、使うだけでスキルが覚えられるスキルブックを渡してきた。
「ありがとうございます」と伝えつつスキルブックを受け取り、内容を【鑑定】してみる。
 それからすぐにスキルブックを使い、スキルを覚えてからステータス画面を開いた。


 名 前 :アキト・フォン・クローウェン
 年 齢 :10
 種 族 :クォーターエルフ
 身 分 :王族、公爵、クローウェン商会・商会長
 性 別 :男
 属 性 :全
 レベル :246
 筋 力 :25478
 魔 力 :36848
 敏 捷 :23478
  運  :78
 スキル :【鑑定:MAX】【剣術:MAX】【身体能力強化:MAX】
            【気配察知:MAX】【全属性魔法:MAX】【魔法強化:MAX】
            【無詠唱むえいしょう:MAX】【念力ねんりき:MAX】【魔力探知:MAX】
            【瞑想めいそう:MAX】【威圧いあつ:MAX】【指揮:MAX】
          【付与術:MAX】【偽装:MAX】【信仰心:MAX】
          【錬金術:MAX】【調理:MAX】【手芸:MAX】
            【使役術:MAX】【技能譲渡:MAX】【念話ねんわ:MAX】
            【木材加工:MAX】【並列思考:MAX】【縮地しゅくち:MAX】
            【予知:MAX】【咆哮ほうこう:MAX】【幻術:MAX】
            【防御の構え:MAX】【精神耐性:MAX】【直感:MAX】
            【忍耐力:MAX】【魔法耐性:MAX】【千里眼:MAX】
            【限界突破:MAX】【棒術:MAX】【短剣術:MAX】
            【槍術そうじゅつ:MAX】【大剣術:MAX】【鞭術べんじゅつ:MAX】
            【魔法剣:MAX】【サーチ:1】
 固有能力:【超成長】【魔導まどうの才】【武道ぶどうの才】
        【全言語】【図書館EX】【技能取得率上昇】
                  【原初魔法げんしょまほう】【心眼しんがん】【ゲート】
 称 号 :努力者 勉強家 従魔じゅうま使い
          魔導士 戦士 信仰者
          料理人 妖精の友 戦神 
      挑む者
 加 護 :フィーリアの加護 アルティメシスの加護 アルナの加護
          ディーネルの加護 フィオルスの加護 ルリアナの加護
          オルムの加護


 スキルブックから手に入れたスキルは【サーチ】というものだった。使ってみたら、指定した範囲内の情報が手に入った。
 感知魔法と似ているけど、感知魔法が魔力の気配を感じ取るのに対し、サーチは物体を探すのに使えるスキルだった。
 アイテム探しとか、素材採取とか、色々と便利に使える場面が多そうで嬉しいな。まさか、こんないいスキルをもらえるなんて思ってなかった。
 俺は心の中で、アルティメシス様にお礼を言っておいた。



 第3話 目的のために


 オルゼノ国とのいざこざが解決してしばらく経った。
 俺は模擬戦漬けの日々を送っている。
 俺の目標は、リオン爺ちゃんに勝つくらい強くなる事。
 オルゼノ国に対処していた間も、爺ちゃんはダンジョンで修業して強くなっているに違いない。そう考えると、すごく焦りを感じてしまう。
 だからこうして、レオンやクロガネと模擬戦に励んでいるんだ。
 今やっているのは、これまでの戦法の復習。
 俺は【魔法剣】というスキルのおかげで、剣に属性魔法を付与できるようになった。前までは魔法だけで戦っていたんだけど、今度は剣も魔法も使うスタイルに切りかえた。
 なので、【魔法剣】を使う戦い方を体に覚え込ませていたというわけだ。

「ほらほら! クロガネもレオンも、へばってないで早く来いよ!」
「アルジハ、バケモノダ……」
「今更だな……彼奴きゃつは人間の皮を被った悪魔だよ……」

 クロガネとレオンは、既にへとへとみたいだ。
 俺は最近妖精族にしごかれたばかりだ。つらい訓練を乗り越えてきているから、模擬戦くらいじゃ大して体力を消耗しょうもうしないんだよな。
 それに政治みたいに頭を使って悩む事もないから、遊び気分で楽しく戦えている。
 一方で、クロガネ達は疲れ果てていた。
 最初の二時間くらいは二人同時に勢いよく向かってきてたのに、今は交代しながら交互に向かってくる。一人ずつ戦う事で、体力を温存したいんだろうな。
 でも、へろへろな二人を相手にしても手ごたえがない。
 はぁ、これ以上無理して付き合わせても仕方ないか……

「ったく、しょうがない。今日はここまでにするか。クロガネ、また声を掛けるから、それまでにもっと体力をつけておけよな」
「アア、ワカッタ……」

 クロガネはそう返事をしつつも、ものすごく嫌そうにしていた。
 俺とクロガネのやり取りを見て、レオンはにやにやと笑っている。

「ハハ、よかったなクロガネ」

 どうやら自分は模擬戦をまぬがれたと勘違いしているみたいなので、すかさず言う。

「あっ、レオンは模擬戦をやるたびに必ず参加させるからな。最近はレオンに割り振ってる仕事も大分だいぶ落ち着いてきてたみたいだし、大丈夫だろ?」
「ハァ!?」

 ぎょっとして声を上げるレオンに対し、クロガネがフッとあざけるような笑みを浮かべる。
 レオンはクロガネの態度に怒り出し、二人は殴り合いを始めてしまった。
 馬鹿なやり取りをしている二人を放っておき、俺はいったん屋敷の中に戻る。
 そして風呂場に向かい、模擬戦でかいた汗を洗い流す。

「ふぅ、スッキリした。さてと、最近いい具合に訓練できてるし、そろそろ竜王りゅうおうにリベンジするために鍛えていこうかな」

 俺は以前、竜人りゅうじん国を治める竜王・ドラゴヴェルスに戦いを挑んだ。でも最終的に魔力切れを起こして負けてしまったんだ。
 一方爺ちゃんは、俺の目の前で竜王と戦い、勝利を収めた。爺ちゃんは長年ライバル関係にあった竜王に負けっぱなしだったのに、見事リベンジを果たしたんだ。
 だから爺ちゃんに挑むなら、まずは竜王に勝たなきゃっていう気持ちがある。
 竜王に負けたあと、俺は妖精族に特訓をお願いして【魔法剣】のスキルを身に着けた。
 その直後に竜王に挑むつもりだったんだけど、クローウェン領やオルゼノ国の事に対処しているうちに、すっかり時間が経ってしまった。


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