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第154話

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 ダンジョンから帰宅したその日は、家族と一緒に竜の里に行き温泉に行き疲れを取った。
 その時、山田屋の店長のケンタさんと風呂場で一緒になり「最近、次のレシピの取り掛かりましたのでその内また買いに来てください」と言われた俺は、次はどんな物が売られるのかな? と今から楽しみになり「はい」と返事をした。

「それじゃ、おやすみ」

「うむ、おやすみ。クリフ」

「おやすみなさい、クリフ君」

 竜の里から帰ってきた後、自室に戻りベッドに横になって眠りについた。1年半経った今も、ドラグノフとアーリンとは一緒に部屋で過ごしていて、最近はゴレ助用のベッドも用意して広い部屋も4つのベッドがあるせいで狭く感じるようになった。
 次の日、ダンジョンの疲れが温泉で完全に抜けていた俺は朝5時に位に起きた。ドラグノフ達は気持ちよさそうに眠っていたので、起こさない様に部屋の窓を開けて裏庭に下りた。

 裏庭に下りた俺は、この1年半で成長したゴーレム作成で数体の魔物の格好をしたゴーレムを作り体を動かすことにした。最近、片手剣の他に体術にも力を入れる様にした。
 ガルフさんの所で作ってもらっている武器は、どれも性能は良いのだが俺の使い方が荒いのか壊れる事が多々ある。その時は魔法で対処しているのだが、魔法が効かない魔物が出てくることが多くなりそうなので、こうして自分の戦える技術を増やしている。

「クリフ様、朝食の準備が出来ました」

「うん、分かった。直ぐに行くよ」

 体術の鍛錬を初めて、夢中になってやっているといつの間にか一時間近く経っておりメイドさんが呼びに来てくれた。その場で鍛錬用に作ったゴーレムを全て土に戻し、裏庭から玄関の方へ移動して家の中に入った。

「クリフ、昨日ダンジョンから帰って来たばかりなのに朝から鍛錬してたのかい?」

「うん、そうだよ。最近、武器が無くても戦えるように体術に力を入れ始めたんだよね」

「あら、クリフちゃんは今度は体術にはまってるの?」

「ハマってるって言うより、自分の技術を増やしてるって言った方が良いのかな? 魔法が効かない、魔物が現れた時の為にね」

 俺はそう言って、朝食に出て来た味噌汁を飲み焼き魚を食べた。今日の朝食のメニューは、白米・味噌汁・焼き魚・豆腐と言った和食で統一されている。
 一年半前に山田屋に出会った俺は、その後通いつめ山田屋が開発してくれた味噌や醤油を使い日本食を我が家の料理人に教え日本食を食べれる様にした。
 これ以外にも色んな調理法を教えようと思い、色々と教えていた最初の頃、料理人の人達から「クリフ様は、何故この様な調理の仕方を知っているのですか?」と聞かれた時、「里の人達に色々と聞いているんだよ。あっちの人達は、元々異界の人達との交友が多い地域らしいから」と言ったら信じてくれた。

 朝食を食べた後いつもの様にリビングで姉さん達とトランプをして遊んでいると、父さんがリビングから出て行ったので姉さん達との遊びを終わらせ父さんの後を追いかけた。

「父さん、今日暇?」

「う~ん、そうだね。書類整理も大体終わってるし、今日は急いでする事は無いけど?」

「ならさ、久しぶりに模擬戦しない?」

 廊下で父さんに模擬戦を申し込むと父さんは「ステータスどれくらい上がったんだい?」と聞かれたので、誰も見られない書斎に移動して教えるよ。と言って、2人で書斎に向かって部屋に入った後、ステータスを表示した。




名前:クリフ・ファウス・クールベルト
年齢:9

種族:ハーフエルフ
身分:貴族【クールベルト子爵家の三男】

称号:全武器使用可能な者 魔導士の卵 武人の卵 神に見られてる者
   リグルの弟子 竜王の主 妖精王の主 リーラの弟子

加護:全能神の加護 魔導神の加護 武神の加護 戦神の加護 聖神の加護 妖精王の加護 時の竜王の加護 

適正属性:火・水・風・土・光・闇・無・聖・氷・雷・岩・炎
適正武器:全種類

職業:冒険者【ランク:C】

レベル:124(+55)

ステータスポイント:10900〖21000〗

HP 15910/15910(+5500UP)
MP 14405/14405(+5500UP)

持久力:41401(+16500UP)
精神:13801(+5500UP)
知能:41401(+16500UP)
物理攻撃力:41401(+16500UP)
物理防御力:13805(+5500UP)
魔法攻撃力:41401(+16500UP)
魔法防御力:13805(+5500UP)
敏捷:13801(+5500UP)
運:73

<スキルステータス>

スキルポイント:6900〖21000〗

〖スキル〗
・炎(火)属性〖レベル8〗(レベル1UP)・氷(水)属性〖レベルMAX〗(レベル2UP)
・雷(風)属性〖レベル8〗(レベル2UP)・岩(土)属性〖レベル9〗(レベル3UP)
・聖(光)属性〖レベルMAX〗・闇属性〖レベル5〗(レベル2UP)
・無属性〖レベル8〗(レベル1UP)
・剣術〖レベル9〗(レベル2UP)・短剣術〖レベル4〗(レベル1UP)
・弓術〖レベル5〗(レベル2UP)・杖術〖レベル2〗
・棍術〖レベル4〗・斧術〖レベル1〗
・棍棒術〖レベル1〗・ハンマー術〖レベル1〗
・体術〖レベル3〗
・探知魔法〖レベル6〗(レベル2UP)・付与魔法〖レベル8〗(レベル3UP)
・偽装〖レベル7〗(レベル2UP)・鑑定〖レベル7〗(レベル2UP)
・悪魔祓い〖レベル2〗
・アイテムボックス〖レベル5〗(レベル1UP)
・全状態異常耐性〖レベル6〗(レベル1UP)
・強化魔法〖レベル7〗(レベル3UP)・鷹の目〖レベル4〗(レベル2UP)
・召喚魔法〖レベル2〗(レベル1UP)・調理〖レベル5〗(レベル2UP)

〖ユニークスキル〗
・全言語 ・鬼人化 ・無詠唱 ・体内時計 ・空歩

〖固有能力〗
・知識の書庫




「これは、また……10歳児とは思えない、能力値だね」

「加護のお陰だね。どう、これでもダメ? ダメなら、ポイント全開放で能力値爆上げするけど」

 俺がそう聞くと、父さんが「いや、これだけあれば私とも勝負にはなれると思うよ。クリフは、魔法の才もあるしね。私は、剣術しか長けた物がないからね」と言った。

「それなら、模擬戦してくれるの?」

「うん、でも義父さんを見張りに置かないと駄目だよ」

「分かった。爺ちゃんにも言ってくる!」

 模擬戦の許可が下りた俺は、爺ちゃんを呼びにリビングに向かって走って行った。

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