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第118話
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風呂から上がり夕飯を食べ、寝ようと思い自室に帰ってみるとドラグノフ達がまだ帰ってきて無かった。まあ、竜王と妖精王の2人に万が一の事なんて起こってないだろうと思い眠りについた。
次の日、目が覚めて部屋の中を確認するといつの間に帰って来たのかドラグノフ達が自分達のベッドで眠っていた。俺が起こそうと揺らすと「我、眠い……」とドラグノフが言いアーリンを起こそうとすると「ごめん、今日は寝かせて……」と仕事で疲れた時の様な顔をしたアーリンに言われ今日は二人を寝かせることにした。
2人を部屋で寝かせたまま部屋を出た俺はリビングに向かい朝食を食べた。そして、そのまま母さん達には「今日は冒険者の仕事してくるね」と言ってリビングから出て廊下に居た爺ちゃんに「夜、温泉に入りに行こう」と言って家を出た。
「さてと、今日の薬草採取頑張るか」
意気込んで王都の門まで行き門番に冒険者カードを見せて外に出た。そして前に教わった薬草採取ポイントを強化魔法で敏捷を上げて素早く回ることにした。
「これ位あれば少しの間持つかな? また、レインさん達が大変な思いすると思うけど」
ポイントに移動しては根こそぎ掘るのではなくある程度残して次のポイントに移動していたので1時間で1000個以上の薬草を手に入れた。俺がレインさん達の大変さを思っていると、俺と同じように薬草採取をしている冒険者を見つけた。
しかし、その冒険者を見て俺は驚き相手も俺と目が合うと少し驚き採ろうとしていた薬草を採るとこちらに近づいてきた。
「ど、どうもクリフさん」
「〝さん〟付けは良いよ。アンタのが年上だろ?」
「そ、そうですね。クリフ君、これで良いかな?」
「それでいいよ。それで、何でアンタがこんな事をしてるんだ? Bランクなのに薬草採取何て」
そう俺と同じ様に薬草採取をしていたのは俺が昨日、見せしめの為にボコボコにしたスキンヘッドの男だった。
「……俺、ギルドにも王都の店にも迷惑かけちまったから昨日「薬草が不足」してるって聞いて、それなら俺がと思って昨日から薬草が生えてるポイントを探しながら集めてたんだよ」
スキンヘッドの男がそう言うと後ろに持っていたバッグ、上級冒険者が愛用している【アイテムバッグ】から薬草の束を1つ出して見せて来た。
「成程ね……なあ、あんたの名前なんて言うんだ?」
「俺は、ガルドって名前だ。クリフ君なら呼び捨てでも構わないよ」
「敬語は使おうとは思わない相手だが、流石に名前は〝さん〟付けで呼ぶよ。8歳の子供から呼び捨てにされるBランク何て笑い者になるだけだろ」
「ハハハ、まあ昨日の一件で既に笑い者さ……自分に酔っていた報いだろうな、これからは堅実に生きて行くと昨日決めたよ」
ガルドさんはそう言うとアイテムバッグを背中にからい「じゃあ、俺は別の所に薬草探しに行ってくるよ」と歩き出した。
「待てよ。ガルドさん、俺も薬草採取に来てんだ一緒に行かないか?」
「良いのか?」
「昨日は他の奴等への〝見せしめ〟も兼ねてあんだけやったが、ガルドさんにやり過ぎた気持ちも多少あったし採取ポイント、分からないだろ?」
ガルドさんにそう言うと少し笑顔を見せて「ああ、分からねえから案内頼む」と嬉しそうに言った。
「それじゃ、昼までには王都に帰る予定だから飛ばしていくぞガルドさんは強化魔法使えるか?」
「使えるがそんなに長くは持たないな」
「なら俺が掛ける事にする。敏捷を上げるからいつもより足が速くなるが直ぐに慣れろよ」
俺がそう言うと「分かった」と言ったので敏捷強化の魔法をお互いに掛けた。そして俺が先頭で後ろにガルドさんが付いてくる感じで移動し始めた。移動初めて一番最初のポイントに着くと手分けして薬草を綺麗に採取をすると次のポイントに移動して、また同じ世に採取をすると移動しを繰り返して行った。
雲1つ無い空に太陽が真上に登った頃、俺達は採取を終わらせ王都の門に着いていた。門番さんには俺の昨日の噂が既に流れて来てたらしくガルドさんと一緒に行動していたのが驚いたみたいだ。
和解した事を伝えてもまだ少しガルドさんの事を疑っている様子だった。
「仕方ねえよ。俺、あの門番にも迷惑な事してたからな……ボチボチやって行くさ」
「一応、この王都で顔は俺知られている方だからガルドさんの事俺からも周りに頼んでおくよ。他の奴等より少しは信用出来るやつだって」
「ありがとな、クリフ」
採取の時間で少しだけ俺との距離を縮めたガルドさんは俺の事を呼び捨てに嬉しそうに呼んだ。王都の街に入りギルドに向かい建物の中に入ると周りの視線を俺とガルドさんが集めた。
「昨日の今日だからな、こうなる事は分かっていたさ」
ガルドさんは少しだけ寂しそうに言うと休憩スペースの方から1人の冒険者が現れた。それは、飯屋でガルドさんと揉めていたパーティーのリーダーで俺の知り合いの冒険者でもあった。
「何でクリフ、こんな奴と一緒なんだ?」
「薬草採取してたら一緒になってさ、ポイントも知らないのに昨日からずっと走り回って集めてたのを見て一緒に採取してたんですよ。場所も分からないのに凄い数集めていたから昨日から集めてたのは本当だと思いますよ」
付け加えてそう言うと知り合いの冒険者は少し驚いていた。そんな驚いている冒険者にガルドさんは頭を下げた。
「自分に酔いすぎて他者を見下し過ぎていた。心の底から詫びる。すまなかった」
その行動に他の冒険者も驚き、目の前の冒険者は「おいおい、どうなってんだ?」と俺の方を向いて聞いてきた。
「まあ、反省してるから今後のガルドさんの行動で皆は決めてくれ、良い奴では無いのは今までの行いで分かるが人は変わる生き物、ガルドさんにも猶予を与えて欲しい」
そう言うと、目の前の冒険者は「クリフがそう言うなら……だが、まだ俺達は認めてないからな」と言って休憩スペースの方に戻って行った。ガルドさんは顔を上げると少しだけ顔色が戻っていた。
「ガルドさん薬草の鑑定をしに行こう」
「そうだなこんなに薬草をアイテムバッグに入れたのは初めてだったよ」
と言って2人でレインさんの受付に行った。レインさんは俺がガルドさんと一緒に来た事にまだ戸惑っていたが「薬草の鑑定をお願いします」と言うと、仕事モードに変わった。
「今回も裏に出してくれると助かりますが、良いでしょうか?」
「はい、でも今回俺とは別にガルドさんも結構な量薬草を採取してきたので裏の部屋で足りるか分かりません」
そう言うと「えっ」とレインさんが小さく呟いた。ガルドさんに「少しだけ出して見せてやって」と言うとアイテムバッグから数百本入った袋を出した。
「わ、分かりました。それでは、地下の会場で薬草を出してください」
レインさんの言葉に俺とガルドさんは従い、階段を下りて会場で薬草を出した。思っていたよりもガルドさんは1人で薬草を採取していた。2人で出した薬草の数にレインさんは少しの間固まって数秒後「あ、後はこちらでやりますがこの量を直ぐには対処できませんので後日、報酬を渡しますが宜しいですか?」と聞かれた。
「はい、良いですよ。ガルドさんそれでいい?」
「俺もそれで良い」
2人の了承を得るとレインさんはホッと一息ついていた。その後、ガルドさんとギルドから出て初めてガルドさんと出会った店に飯を食いに行った。
そこでもガルドさんは店主とウェイターに頭を下げて謝って許しを得ていた。席に着いたガルドさんの顔は少しだけ微笑んでいた。
次の日、目が覚めて部屋の中を確認するといつの間に帰って来たのかドラグノフ達が自分達のベッドで眠っていた。俺が起こそうと揺らすと「我、眠い……」とドラグノフが言いアーリンを起こそうとすると「ごめん、今日は寝かせて……」と仕事で疲れた時の様な顔をしたアーリンに言われ今日は二人を寝かせることにした。
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「さてと、今日の薬草採取頑張るか」
意気込んで王都の門まで行き門番に冒険者カードを見せて外に出た。そして前に教わった薬草採取ポイントを強化魔法で敏捷を上げて素早く回ることにした。
「これ位あれば少しの間持つかな? また、レインさん達が大変な思いすると思うけど」
ポイントに移動しては根こそぎ掘るのではなくある程度残して次のポイントに移動していたので1時間で1000個以上の薬草を手に入れた。俺がレインさん達の大変さを思っていると、俺と同じように薬草採取をしている冒険者を見つけた。
しかし、その冒険者を見て俺は驚き相手も俺と目が合うと少し驚き採ろうとしていた薬草を採るとこちらに近づいてきた。
「ど、どうもクリフさん」
「〝さん〟付けは良いよ。アンタのが年上だろ?」
「そ、そうですね。クリフ君、これで良いかな?」
「それでいいよ。それで、何でアンタがこんな事をしてるんだ? Bランクなのに薬草採取何て」
そう俺と同じ様に薬草採取をしていたのは俺が昨日、見せしめの為にボコボコにしたスキンヘッドの男だった。
「……俺、ギルドにも王都の店にも迷惑かけちまったから昨日「薬草が不足」してるって聞いて、それなら俺がと思って昨日から薬草が生えてるポイントを探しながら集めてたんだよ」
スキンヘッドの男がそう言うと後ろに持っていたバッグ、上級冒険者が愛用している【アイテムバッグ】から薬草の束を1つ出して見せて来た。
「成程ね……なあ、あんたの名前なんて言うんだ?」
「俺は、ガルドって名前だ。クリフ君なら呼び捨てでも構わないよ」
「敬語は使おうとは思わない相手だが、流石に名前は〝さん〟付けで呼ぶよ。8歳の子供から呼び捨てにされるBランク何て笑い者になるだけだろ」
「ハハハ、まあ昨日の一件で既に笑い者さ……自分に酔っていた報いだろうな、これからは堅実に生きて行くと昨日決めたよ」
ガルドさんはそう言うとアイテムバッグを背中にからい「じゃあ、俺は別の所に薬草探しに行ってくるよ」と歩き出した。
「待てよ。ガルドさん、俺も薬草採取に来てんだ一緒に行かないか?」
「良いのか?」
「昨日は他の奴等への〝見せしめ〟も兼ねてあんだけやったが、ガルドさんにやり過ぎた気持ちも多少あったし採取ポイント、分からないだろ?」
ガルドさんにそう言うと少し笑顔を見せて「ああ、分からねえから案内頼む」と嬉しそうに言った。
「それじゃ、昼までには王都に帰る予定だから飛ばしていくぞガルドさんは強化魔法使えるか?」
「使えるがそんなに長くは持たないな」
「なら俺が掛ける事にする。敏捷を上げるからいつもより足が速くなるが直ぐに慣れろよ」
俺がそう言うと「分かった」と言ったので敏捷強化の魔法をお互いに掛けた。そして俺が先頭で後ろにガルドさんが付いてくる感じで移動し始めた。移動初めて一番最初のポイントに着くと手分けして薬草を綺麗に採取をすると次のポイントに移動して、また同じ世に採取をすると移動しを繰り返して行った。
雲1つ無い空に太陽が真上に登った頃、俺達は採取を終わらせ王都の門に着いていた。門番さんには俺の昨日の噂が既に流れて来てたらしくガルドさんと一緒に行動していたのが驚いたみたいだ。
和解した事を伝えてもまだ少しガルドさんの事を疑っている様子だった。
「仕方ねえよ。俺、あの門番にも迷惑な事してたからな……ボチボチやって行くさ」
「一応、この王都で顔は俺知られている方だからガルドさんの事俺からも周りに頼んでおくよ。他の奴等より少しは信用出来るやつだって」
「ありがとな、クリフ」
採取の時間で少しだけ俺との距離を縮めたガルドさんは俺の事を呼び捨てに嬉しそうに呼んだ。王都の街に入りギルドに向かい建物の中に入ると周りの視線を俺とガルドさんが集めた。
「昨日の今日だからな、こうなる事は分かっていたさ」
ガルドさんは少しだけ寂しそうに言うと休憩スペースの方から1人の冒険者が現れた。それは、飯屋でガルドさんと揉めていたパーティーのリーダーで俺の知り合いの冒険者でもあった。
「何でクリフ、こんな奴と一緒なんだ?」
「薬草採取してたら一緒になってさ、ポイントも知らないのに昨日からずっと走り回って集めてたのを見て一緒に採取してたんですよ。場所も分からないのに凄い数集めていたから昨日から集めてたのは本当だと思いますよ」
付け加えてそう言うと知り合いの冒険者は少し驚いていた。そんな驚いている冒険者にガルドさんは頭を下げた。
「自分に酔いすぎて他者を見下し過ぎていた。心の底から詫びる。すまなかった」
その行動に他の冒険者も驚き、目の前の冒険者は「おいおい、どうなってんだ?」と俺の方を向いて聞いてきた。
「まあ、反省してるから今後のガルドさんの行動で皆は決めてくれ、良い奴では無いのは今までの行いで分かるが人は変わる生き物、ガルドさんにも猶予を与えて欲しい」
そう言うと、目の前の冒険者は「クリフがそう言うなら……だが、まだ俺達は認めてないからな」と言って休憩スペースの方に戻って行った。ガルドさんは顔を上げると少しだけ顔色が戻っていた。
「ガルドさん薬草の鑑定をしに行こう」
「そうだなこんなに薬草をアイテムバッグに入れたのは初めてだったよ」
と言って2人でレインさんの受付に行った。レインさんは俺がガルドさんと一緒に来た事にまだ戸惑っていたが「薬草の鑑定をお願いします」と言うと、仕事モードに変わった。
「今回も裏に出してくれると助かりますが、良いでしょうか?」
「はい、でも今回俺とは別にガルドさんも結構な量薬草を採取してきたので裏の部屋で足りるか分かりません」
そう言うと「えっ」とレインさんが小さく呟いた。ガルドさんに「少しだけ出して見せてやって」と言うとアイテムバッグから数百本入った袋を出した。
「わ、分かりました。それでは、地下の会場で薬草を出してください」
レインさんの言葉に俺とガルドさんは従い、階段を下りて会場で薬草を出した。思っていたよりもガルドさんは1人で薬草を採取していた。2人で出した薬草の数にレインさんは少しの間固まって数秒後「あ、後はこちらでやりますがこの量を直ぐには対処できませんので後日、報酬を渡しますが宜しいですか?」と聞かれた。
「はい、良いですよ。ガルドさんそれでいい?」
「俺もそれで良い」
2人の了承を得るとレインさんはホッと一息ついていた。その後、ガルドさんとギルドから出て初めてガルドさんと出会った店に飯を食いに行った。
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