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第98話
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オーガ達を消し炭にした後、ドラグノフに指示を出し地上に降り3人の女の子達に近づいた。
「えっと、襲われて大変そうだからオーガを倒しちゃったけど良かったかな?」
「は、はい私達じゃオーガ2体は厳しかったので助かりました」
「良かった。冒険者のルールで獲物の横どりは駄目だからね、少し心配しちゃった。怪我してるみたいだから回復魔法掛けるね」
「あ、ありがとうございます」
一番手前に転んでいた少女に俺は話しかけながら、少女の体全体に回復魔法を掛けた。そう言えば、結局婆ちゃんから回復魔法の事習って無いなと思いこの旅が終わったら頼もうと考えた。
「クリフ君。あっちの女の子達も怪我してるみたいだから、私が回復魔法掛けとくね」
「ありがとう。アーリン」
目の前で回復魔法を掛けられて「け、怪我が全部なくなってる?!」と驚いている少女のパーティーメンバーの子達の方にアーリンが近づき回復魔法を掛けて同じ様に怪我を完全回復させると「す、凄い」と驚いていた。
その後、3人が落ち着いた後一番最初に俺の回復魔法を掛けた女の子が俺に近づいて来て頭を下げた。
「あ、あの、助けていただきありがとうございました。私は、このパーティーのリーダをしていますルーシェです」
「俺は、クリフです。さっきのドラゴンで今は人型のがドラグノフで女の子がアーリンです」
少女の後ろに居た2人の女の子も自分の名前を言い、ルーシェと双子の妹のルーネが「クリフ君は、冒険者なんですか?」と聞いてきた。
「はい、ショーラン国の王都の方で活動をしているDランク冒険者です。ルーネさん達はこの辺の冒険者ですか?」
「はい、私達はこの森の近くに有ります。ルネッドの街で活動をしてます。一応、私達全員Cランクなんですが最近昇格したばかりなのでまだまだDランクと変わらない実力です」
「Cランクなんですか? 凄いですね。見た感じ、俺と余り歳も変わらないのに」
ルーシェとルーネは、見た感じ俺の1.2歳上位の少女でもう1人の女の子のアンネは俺とほぼ変わらない感じがした。アンネは、「多分、私とクリフ君同い年かも」と言い歳を聞くと俺と同じ8歳だった。因みにルーシェ達は思っていたより歳が上で11歳と言われ、少し驚いた。驚いた俺に「私達、同年代の子達より小さいの分かってるから驚かれるの慣れてる」と少しプクッと頬を膨らませた2人に謝った。
その後、オーガとの戦闘で疲労が溜っているルーシェたちをドラグノフの背に乗せㇽネッドの街の近くの草原まで送って上げた。
「色々とありがとうございます。クリフ君」
「また、会えたら今度はゆっくり話でもしたいです」
「はい、俺も王都以外の人とは余り喋った事無いのでその時は、よろしくお願いします。」
「クリフ君。また、会えたらドラグノフにまた乗せて」
最後のアンネの言葉に「いいよ。ドラグノフに乗せるくらい」と言ってドラグノフに指示を出し竜の里を目指した。
★☆★
クリフが去った後、ルーシェ達は街へと続く道を歩きながらクリフの事について話をしていた。
「凄いよねクリフ君。私達より歳が下なのにドラゴンを使役してるなんて」
「うん、それにあの回復魔法、多分すっごくレベル高いよ。私の光魔法のレベル3だけどあそこまでの効果出したこと無いもん」
「クリフ君と一緒に居た女の子の方も回復魔法凄かったよ。私とアンネを一緒に回復魔法を瞬時に掛けて直ぐに怪我が消えたもの」
「「「ホント、凄いよね~」」」
アンネ、ルーシェ、ルーネは、クリフ達の凄さに3人同時にそんな言葉を発しながら、自分達の拠点である街に着いた。街に着くと、街の門の所が騒がしくなっていたのにルーシェは気付き、近づくと兵士の1人がルーシェ達の元に走って来たる
「ルーシェさん達、さっきドラゴンがこの近くに来たと知らせがあったのですが、大丈夫でしたか?!」
その兵士の言葉にルーシェ達は、少し考えクリフの事を話すか否かで3人の中で目線で会話した結果、話さないという事になり「私達、森に居たので気が付きませんでした」と言い街の中に入った。
そして、その後ギルドに着いた3人は受けていた依頼のオーガ達が既に倒されていてその倒した者がドラゴンで有る事を話した。証拠として、オーガの肉片の一部を持って帰って来ていたルーシェがそれを提出し、ドラゴンのブレスによって殺されているものと判断され更に先程ドラゴンが街付近に出没してると言う報告と相成って疑われる事は無かった。
結果として依頼の報酬は報告したことによって無事に支払ってもらった3人は、そのまま自分達の宿に戻り部屋に入りベッドにバタッと横になった。
「ねえ、ルーシェ。この街に居るより、王都に言った方が稼ぎ良くなるよね」
「ルーネ……そうね。それに王都だとDランクから入れるダンジョンもあるらしいし、私達にも入る権利あるし行って見たいよね」
「それに私達元孤児だし、親は居ないから別にここに留まる意味も無いよね」
3人は、その後今後について話し合い次の日、王都に向けて準備を始めた。
「えっと、襲われて大変そうだからオーガを倒しちゃったけど良かったかな?」
「は、はい私達じゃオーガ2体は厳しかったので助かりました」
「良かった。冒険者のルールで獲物の横どりは駄目だからね、少し心配しちゃった。怪我してるみたいだから回復魔法掛けるね」
「あ、ありがとうございます」
一番手前に転んでいた少女に俺は話しかけながら、少女の体全体に回復魔法を掛けた。そう言えば、結局婆ちゃんから回復魔法の事習って無いなと思いこの旅が終わったら頼もうと考えた。
「クリフ君。あっちの女の子達も怪我してるみたいだから、私が回復魔法掛けとくね」
「ありがとう。アーリン」
目の前で回復魔法を掛けられて「け、怪我が全部なくなってる?!」と驚いている少女のパーティーメンバーの子達の方にアーリンが近づき回復魔法を掛けて同じ様に怪我を完全回復させると「す、凄い」と驚いていた。
その後、3人が落ち着いた後一番最初に俺の回復魔法を掛けた女の子が俺に近づいて来て頭を下げた。
「あ、あの、助けていただきありがとうございました。私は、このパーティーのリーダをしていますルーシェです」
「俺は、クリフです。さっきのドラゴンで今は人型のがドラグノフで女の子がアーリンです」
少女の後ろに居た2人の女の子も自分の名前を言い、ルーシェと双子の妹のルーネが「クリフ君は、冒険者なんですか?」と聞いてきた。
「はい、ショーラン国の王都の方で活動をしているDランク冒険者です。ルーネさん達はこの辺の冒険者ですか?」
「はい、私達はこの森の近くに有ります。ルネッドの街で活動をしてます。一応、私達全員Cランクなんですが最近昇格したばかりなのでまだまだDランクと変わらない実力です」
「Cランクなんですか? 凄いですね。見た感じ、俺と余り歳も変わらないのに」
ルーシェとルーネは、見た感じ俺の1.2歳上位の少女でもう1人の女の子のアンネは俺とほぼ変わらない感じがした。アンネは、「多分、私とクリフ君同い年かも」と言い歳を聞くと俺と同じ8歳だった。因みにルーシェ達は思っていたより歳が上で11歳と言われ、少し驚いた。驚いた俺に「私達、同年代の子達より小さいの分かってるから驚かれるの慣れてる」と少しプクッと頬を膨らませた2人に謝った。
その後、オーガとの戦闘で疲労が溜っているルーシェたちをドラグノフの背に乗せㇽネッドの街の近くの草原まで送って上げた。
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「また、会えたら今度はゆっくり話でもしたいです」
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「クリフ君。また、会えたらドラグノフにまた乗せて」
最後のアンネの言葉に「いいよ。ドラグノフに乗せるくらい」と言ってドラグノフに指示を出し竜の里を目指した。
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「凄いよねクリフ君。私達より歳が下なのにドラゴンを使役してるなんて」
「うん、それにあの回復魔法、多分すっごくレベル高いよ。私の光魔法のレベル3だけどあそこまでの効果出したこと無いもん」
「クリフ君と一緒に居た女の子の方も回復魔法凄かったよ。私とアンネを一緒に回復魔法を瞬時に掛けて直ぐに怪我が消えたもの」
「「「ホント、凄いよね~」」」
アンネ、ルーシェ、ルーネは、クリフ達の凄さに3人同時にそんな言葉を発しながら、自分達の拠点である街に着いた。街に着くと、街の門の所が騒がしくなっていたのにルーシェは気付き、近づくと兵士の1人がルーシェ達の元に走って来たる
「ルーシェさん達、さっきドラゴンがこの近くに来たと知らせがあったのですが、大丈夫でしたか?!」
その兵士の言葉にルーシェ達は、少し考えクリフの事を話すか否かで3人の中で目線で会話した結果、話さないという事になり「私達、森に居たので気が付きませんでした」と言い街の中に入った。
そして、その後ギルドに着いた3人は受けていた依頼のオーガ達が既に倒されていてその倒した者がドラゴンで有る事を話した。証拠として、オーガの肉片の一部を持って帰って来ていたルーシェがそれを提出し、ドラゴンのブレスによって殺されているものと判断され更に先程ドラゴンが街付近に出没してると言う報告と相成って疑われる事は無かった。
結果として依頼の報酬は報告したことによって無事に支払ってもらった3人は、そのまま自分達の宿に戻り部屋に入りベッドにバタッと横になった。
「ねえ、ルーシェ。この街に居るより、王都に言った方が稼ぎ良くなるよね」
「ルーネ……そうね。それに王都だとDランクから入れるダンジョンもあるらしいし、私達にも入る権利あるし行って見たいよね」
「それに私達元孤児だし、親は居ないから別にここに留まる意味も無いよね」
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