4 / 192
第4話
しおりを挟む
次の工程に移るぞ、と爺さんから言われた俺は次の項目を見た。そこには適正属性・武器と書かれていた。
「まずのう、【適正属性】なんじゃが9つの属性があるんじゃ説明するより見た方が早いから早速ステータス画面で確認してみるのじゃ」
「……神様、段々面倒になってますよね?」
「さっ、さあ? な、何の事か分からんのじゃ……」
目を泳がせながら、そう言った爺さんに俺は何も言わずステータスの【適正属性】をタップした。
✤
火属性【レベル1火、レベル7炎】:1500P
水属性【レベル1水、レベル5氷(風属性レベル3以上必要)】:1000P
風属性【レベル1風、レベル5雷(水属性レベル3以上必要)】:1000P
土属性【レベル1土、レベル7岩】:1000P
光属性【レベル1光、レベル7聖】:2500P
闇属性【レベル1闇、レベル7邪】:2500P
無属性【レベル1無、レベル10空間属性開放】:500P
✤
「ここもまた、色々と小分けされてますね。でも一番気になるのは無属性ですね」
「やはりのう、無属性はどの人種でも持つ資格はあるのじゃが皆取ろうとする者は少ない、空間魔法を先に取れば無属性など必要じゃないしのう。」
「しかし、神様ここに空間魔法は書かれてませんよ?」
「うむ、それはのう空間魔法だけ特別にある処置をしたのじゃ、空間属性だけ取る物が増え無属性を取ろうとする者が減ったと嘆いた無の神の願いを聞くため、儂は空間魔法はダンジョンのレアスキル書として配置するようにしたんじゃ。また空間魔法に関してはスキル1つ1つをスキルとして散りばめたたりして【インベントリ】や【転移魔法】はスキル書、という物を使えば覚えたりできるようにした。まあ、その結果なんとか価値が低い無属性を取る者も増えある者は無属性をレベル10にして空間魔法を覚える。それを異世界人に知らせたのじゃが無属性のレベルを上げるのには辛い道のりがあり今では空間魔法を使えるのは数少ないのじゃ」
「そうなんですか、じゃ俺は取りあえず全属性取る事にしますね」
「うむ、そうじゃのう士郎君のポイントじゃったら全部とってもまだまだ余るしのう。後、そのレベルというのは後で又スキルの時に説明するからのう」
「分かりました」
俺は爺さんの言葉に返事をしながら取りあえず【火・水・風・土・光・闇・無】を1万ポイントを使い全部取る事にした。
「さて、次の適正武器なんじゃがもし士郎君が【剣士】というのになるのであれば剣を使いこなせなければならないんじゃがこの使いこなすためにはこの適正欄に【片手剣・大剣・細剣・短剣・双剣】の何か適性が無いと成れないのじゃ」
「成程、魔法使いで言えば魔法を使えないと魔法使いじゃないって感じですね。でも、そこまで区切る必要とかあったんですか?」
「うむ、ゲームでも剣と言っても何種類もあったじゃろう? 儂達が参考にしたゲームはその何種類もあるようなゲームじゃったんじゃ」
「そうなんですか、分かりました。それじゃ、取りあえず見て自分でどれ取るか決めてみますね」
俺はそう爺さんに言い、ステータスの【適正武器】の欄をタップした。
✤
【片手剣】:100【大剣】 :100【細剣】 :100
【短剣】 :100【双剣】 :100【両手杖】:100
【片手杖】:100【ステッキ】:100【長弓】 :100
【短弓】 :100【斧】 :100【根棒】 :100
【棍】 :100【ハンマー】:100
✤
「多いいな……まあ、全部100ポイントなら全部取ろうか…」
俺はそう呟きながら全部取る事にした。1400Pなら安いもんだろと思い全部取り爺さんに終わったと告げた。
「して、どれを選んだんじゃ?」
「いや、全部100Pだったんで全部取りましたよ?」
「んっ? 100Pっておかしいのうそれぞれポイントはバラバラだったはずなんじゃが……はッ! 士郎君ちょっと加護の所確認して見せてくれんかのう」
爺さんは行き成り驚いたような顔をして俺の加護の欄を見せる様に言われたので俺は爺さんにステータスの加護の所を開いて見せた。
「奴らめ、加護を授けるのは転生した後じゃと言っておいたのに……」
「どうしたんですか?」
「む、いや何でもないぞただ他の神が士郎君に加護を授けた結果ポイントが安くなっておったのじゃ士郎君は気にしないで良いぞ、あと所でさっき属性を取る時に使ったポイント確認しても良いかのう?」
「はい、属性の時に使ったのは丁度1万でしたよ」
俺が爺さんの質問そう答えると「最安値でやりおったのか、これじゃ士郎君どんどん……」とボソボソと呟き「もう、知らんのじゃ」と開き直ったような顔で俺の方を向いた。
「さてと、【職業】に関してなんじゃが異世界でどの職に就くかで変わるのじゃ、冒険者と言うのに成れば【冒険者〖ランク〗】が追加されるし鍛冶師に成れば【鍛冶師】というのが追加されるのじゃ、職業は追加される事はあっても消える事はないのじゃ、まあ特別な事があれば別なんじゃが犯罪を犯したりした場合は問答無用で職業欄の物が全て消えたりするのじゃ」
「それって、どうやって消されるんですか?」
「うむ、犯罪を犯した物を捕まえ教会で職業を消すのじゃ、称号欄に【犯罪者】と書かれた者以外は消える事は無いから誤って消してしまう事はないのじゃよ」
続け様に爺さんは「職業は消せても、その者の加護やスキル、ユニークスキル、固有能力は消すことが出来ないのじゃがのう魂に深く刻まれたのは神でさえ生きてる者の魂を改変出来ないのじゃ」と言った。
俺はここまでのステータスの割り振りを再確認する事にした。
✤
ポイント:53600
名前:轟士郎
年齢:---
種族:ハーフエルフ
身分:貴族【子爵】
称号:全武器使用可能な者 魔導士の卵 武人の卵 神に見られてる者(2神以上から加護を授かった者が貰う称号)
加護:全能神の加護 魔導神の加護 武神の加護
適正属性:火・水・風・土・光・闇・無
適正武器:全種類
✤
再確認してみると使ったポイントの消費具合をみてまだまだあるなと思いつつ下の方を見ると何故か称号と加護が増えていた。
「神様、なんか俺のステータスおかしくなってます」
「見せてみるのじゃ……増えとるわ……」
爺さんは俺のステータスを見た瞬間ちゃぶ台に頭を抱え蹲ってしまった。
「まずのう、【適正属性】なんじゃが9つの属性があるんじゃ説明するより見た方が早いから早速ステータス画面で確認してみるのじゃ」
「……神様、段々面倒になってますよね?」
「さっ、さあ? な、何の事か分からんのじゃ……」
目を泳がせながら、そう言った爺さんに俺は何も言わずステータスの【適正属性】をタップした。
✤
火属性【レベル1火、レベル7炎】:1500P
水属性【レベル1水、レベル5氷(風属性レベル3以上必要)】:1000P
風属性【レベル1風、レベル5雷(水属性レベル3以上必要)】:1000P
土属性【レベル1土、レベル7岩】:1000P
光属性【レベル1光、レベル7聖】:2500P
闇属性【レベル1闇、レベル7邪】:2500P
無属性【レベル1無、レベル10空間属性開放】:500P
✤
「ここもまた、色々と小分けされてますね。でも一番気になるのは無属性ですね」
「やはりのう、無属性はどの人種でも持つ資格はあるのじゃが皆取ろうとする者は少ない、空間魔法を先に取れば無属性など必要じゃないしのう。」
「しかし、神様ここに空間魔法は書かれてませんよ?」
「うむ、それはのう空間魔法だけ特別にある処置をしたのじゃ、空間属性だけ取る物が増え無属性を取ろうとする者が減ったと嘆いた無の神の願いを聞くため、儂は空間魔法はダンジョンのレアスキル書として配置するようにしたんじゃ。また空間魔法に関してはスキル1つ1つをスキルとして散りばめたたりして【インベントリ】や【転移魔法】はスキル書、という物を使えば覚えたりできるようにした。まあ、その結果なんとか価値が低い無属性を取る者も増えある者は無属性をレベル10にして空間魔法を覚える。それを異世界人に知らせたのじゃが無属性のレベルを上げるのには辛い道のりがあり今では空間魔法を使えるのは数少ないのじゃ」
「そうなんですか、じゃ俺は取りあえず全属性取る事にしますね」
「うむ、そうじゃのう士郎君のポイントじゃったら全部とってもまだまだ余るしのう。後、そのレベルというのは後で又スキルの時に説明するからのう」
「分かりました」
俺は爺さんの言葉に返事をしながら取りあえず【火・水・風・土・光・闇・無】を1万ポイントを使い全部取る事にした。
「さて、次の適正武器なんじゃがもし士郎君が【剣士】というのになるのであれば剣を使いこなせなければならないんじゃがこの使いこなすためにはこの適正欄に【片手剣・大剣・細剣・短剣・双剣】の何か適性が無いと成れないのじゃ」
「成程、魔法使いで言えば魔法を使えないと魔法使いじゃないって感じですね。でも、そこまで区切る必要とかあったんですか?」
「うむ、ゲームでも剣と言っても何種類もあったじゃろう? 儂達が参考にしたゲームはその何種類もあるようなゲームじゃったんじゃ」
「そうなんですか、分かりました。それじゃ、取りあえず見て自分でどれ取るか決めてみますね」
俺はそう爺さんに言い、ステータスの【適正武器】の欄をタップした。
✤
【片手剣】:100【大剣】 :100【細剣】 :100
【短剣】 :100【双剣】 :100【両手杖】:100
【片手杖】:100【ステッキ】:100【長弓】 :100
【短弓】 :100【斧】 :100【根棒】 :100
【棍】 :100【ハンマー】:100
✤
「多いいな……まあ、全部100ポイントなら全部取ろうか…」
俺はそう呟きながら全部取る事にした。1400Pなら安いもんだろと思い全部取り爺さんに終わったと告げた。
「して、どれを選んだんじゃ?」
「いや、全部100Pだったんで全部取りましたよ?」
「んっ? 100Pっておかしいのうそれぞれポイントはバラバラだったはずなんじゃが……はッ! 士郎君ちょっと加護の所確認して見せてくれんかのう」
爺さんは行き成り驚いたような顔をして俺の加護の欄を見せる様に言われたので俺は爺さんにステータスの加護の所を開いて見せた。
「奴らめ、加護を授けるのは転生した後じゃと言っておいたのに……」
「どうしたんですか?」
「む、いや何でもないぞただ他の神が士郎君に加護を授けた結果ポイントが安くなっておったのじゃ士郎君は気にしないで良いぞ、あと所でさっき属性を取る時に使ったポイント確認しても良いかのう?」
「はい、属性の時に使ったのは丁度1万でしたよ」
俺が爺さんの質問そう答えると「最安値でやりおったのか、これじゃ士郎君どんどん……」とボソボソと呟き「もう、知らんのじゃ」と開き直ったような顔で俺の方を向いた。
「さてと、【職業】に関してなんじゃが異世界でどの職に就くかで変わるのじゃ、冒険者と言うのに成れば【冒険者〖ランク〗】が追加されるし鍛冶師に成れば【鍛冶師】というのが追加されるのじゃ、職業は追加される事はあっても消える事はないのじゃ、まあ特別な事があれば別なんじゃが犯罪を犯したりした場合は問答無用で職業欄の物が全て消えたりするのじゃ」
「それって、どうやって消されるんですか?」
「うむ、犯罪を犯した物を捕まえ教会で職業を消すのじゃ、称号欄に【犯罪者】と書かれた者以外は消える事は無いから誤って消してしまう事はないのじゃよ」
続け様に爺さんは「職業は消せても、その者の加護やスキル、ユニークスキル、固有能力は消すことが出来ないのじゃがのう魂に深く刻まれたのは神でさえ生きてる者の魂を改変出来ないのじゃ」と言った。
俺はここまでのステータスの割り振りを再確認する事にした。
✤
ポイント:53600
名前:轟士郎
年齢:---
種族:ハーフエルフ
身分:貴族【子爵】
称号:全武器使用可能な者 魔導士の卵 武人の卵 神に見られてる者(2神以上から加護を授かった者が貰う称号)
加護:全能神の加護 魔導神の加護 武神の加護
適正属性:火・水・風・土・光・闇・無
適正武器:全種類
✤
再確認してみると使ったポイントの消費具合をみてまだまだあるなと思いつつ下の方を見ると何故か称号と加護が増えていた。
「神様、なんか俺のステータスおかしくなってます」
「見せてみるのじゃ……増えとるわ……」
爺さんは俺のステータスを見た瞬間ちゃぶ台に頭を抱え蹲ってしまった。
136
お気に入りに追加
6,399
あなたにおすすめの小説

公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる