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第二章
第77話 【試験・3】
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「つ、疲れた~」
「こんなに長時間学園の外で勉強したのはじめてだよ……」
あの後、アリスの帰宅時間まで勉強会を俺達は続けた。
流石に数時間、休憩なしでぶっ通しで続けたせいで、リサとレインは疲れた顔をしている。
アリスは二人と同じように疲れてはいるけど、楽しそうな表情をしていた。
「アリス、皆と一緒に勉強出来るのが楽しいの?」
「えっ? あっ、うん。ちょっと楽しかったかも……」
俺の質問に対し、アリスは首を傾げながらそう答えた。
成程、多分無意識の内に表情に出ていた感じだろう。
俺はアリスの言葉を聞きそう思い、それから少しだけ休憩をしてアリス達を商会の出口まで見送った。
またリサ達が帰る際、既に外は陽が落ちていたのでエルドさんが用意してくれた馬車に乗ってリサ達は帰宅した。
「エルドさん、二人の為に馬車を用意して頂きありがとうございます」
「良いんだよ。折角、アリスの友人候補が来てくれたんだからな。それより、アリスの勉強の方はどんな感じだ?」
「良いと思いますよ。本人も勉強が嫌いだったのに、今は楽しく勉強しているみたいですから」
「ほ~、それは良かった。算数すら怪しかったから、本当にこのままで大丈夫かずっと心配していたが。その心配もしなくて済みそうだな」
その後、エルドさんと俺は商会の建物へと戻り、エルドさんと別れて俺は食堂へと向かった。
「アルフ君、今日はずっと勉強していたみたいだけど、何かあるの?」
食堂に行くと、食堂のおばちゃんからそんな事を聞かれた。
「はい。来週、試験がありましてそれに向けてアリスや学園の友人達と勉強会をしていたんです」
「あら、そうなの? 凄いわね。学園の外でも勉強だなんて、明日もその勉強会はするつもりなの?」
「その予定ですね。今週中は基本的にアリス達と勉強会をするつもりです」
「そうなのね。だったら明日からの勉強会の時、差し入れを用意しておくわよ。勉強してたら、お腹空いて集中が途切れちゃうでしょ」
確かに、俺含めレインやリサもお腹が減って途中、集中が切れかけていた。
「でも、態々俺達の為に差し入れって迷惑じゃないですか?」
「大丈夫よ。アルフ君達が勉強してる頃はもう作り始めてるから、私達も作業はそんなに変わらないわ。後でエルドさんに聞いてみて、許可が下りたら明日持って行ってあげるわね」
「ありがとうございます」
食堂のおばちゃん達は、何か決定すると絶対に押し通す事はここに暮らし始めて理解している。
既に俺達に差し入れする事は決めてるみたいだから、変に断り続けるよりも受け入れようと俺はそう言って、夕食を食べる事にした。
「そう言えば、勉強にも俺の【指導】って効果が出るって言われたな」
夕食を食べ風呂を済ませた俺は部屋に戻って来て、ふとそんな事を考えた。
「試験まで残り数日だけど、アリス達の集中次第でかなり成績に影響が出そうだな……」
そんな事を考えながら、俺は眠りについた。
そして翌日、昨日と同じように学園が終わったらアリス達と一緒に商会へと帰宅して、そのまま勉強会を始めた。
今日は昨日の続きか、別の科目をするか最初に聞いた。
「私は別が良いかも」
「私も~、算数だけしてても試験は他にも科目があるから、全体的にやっておいた方が良いと思う」
「僕もそう思う。歴史は大丈夫だと思うけど、他の教科も心配だからね」
そんな風に皆から言われた俺は、今日は〝魔法学〟の勉強会を行う事にした。
昨日、皆には得意不得意を聞いて、皆は歴史が一番得意だと言っていたが、俺はこの4つの教科だと〝魔法学〟が一番得意だ。
「アルフ君、てっきり算数が一番得意だと思ってたけど、もしかして魔法学も得意なの?」
「4つの教科の中だと、魔法学が一番得意だよ。貴族の頃は、朝から晩までこれを教えられてた事もあるからね」
俺はリサ達は、既に元貴族だという事は話している。
まあ、リサ達は話す前から俺が貴族なんだろうな~という予想はしていたみたいで、特に驚きはしなかった。
その後、魔法学の勉強をしていると、昨日言っていた通りおばちゃん達が差し入れを持ってきてくれた。
「えっ、これが差し入れ?」
「凄く美味しいよ!」
「食堂のおばちゃん達はそこらの食堂の料理人よりも、料理の腕がいいから差し入れでもこのレベルなんだよ。元貴族だから分かるけど、貴族が食べてる料理とほぼ変わらない程、美味しい料理を作ってくれるんだよ」
「ルクリア商会って本当に凄いよね。僕もいつかルクリア商会所属の商人か冒険者になりたいな……」
差し入れを食べながら、レインはそんな事を言った。
「そう言えば、前からちょっとだけ気になってたんだけど、レインの両親って何してる人なの?」
「父さんは冒険者で、母さんは家で家事をしてるよ。母さんからは冒険者も良いけど、商人とか手に職を付けて欲しいって言われて、学園に通ってるんだ」
「そうなんだ。ちなみにレインのお父さんって、王都で活動してる冒険者なの?」
「違うよ。お父さん、王都の冒険者ギルドと仲が悪いみたいで、態々隣街のウィストの街で活動してるんだ。冒険者として歴も長くて、金級冒険者なんだよ」
金級と言えば、実力はかなり高い人なんだろうな。
「まあ、でもレインの母さんの考えも分かる気がするよ。冒険者って、誰もが成功する訳じゃないから、少しでも安全な職人系を勧めたんだろうね」
「うん。それは僕も理解してるよ。でも、やっぱり小さい頃から冒険者として活動してるお父さんを見てる僕からしたら、冒険者は憧れの職業なんだよね」
レインはそう言うと、続けて「まあ、今は勉強を頑張らないとね」言った。
そのレインの言葉を聞いた俺達は雑談は止め、勉強を再開する事にした。
「こんなに長時間学園の外で勉強したのはじめてだよ……」
あの後、アリスの帰宅時間まで勉強会を俺達は続けた。
流石に数時間、休憩なしでぶっ通しで続けたせいで、リサとレインは疲れた顔をしている。
アリスは二人と同じように疲れてはいるけど、楽しそうな表情をしていた。
「アリス、皆と一緒に勉強出来るのが楽しいの?」
「えっ? あっ、うん。ちょっと楽しかったかも……」
俺の質問に対し、アリスは首を傾げながらそう答えた。
成程、多分無意識の内に表情に出ていた感じだろう。
俺はアリスの言葉を聞きそう思い、それから少しだけ休憩をしてアリス達を商会の出口まで見送った。
またリサ達が帰る際、既に外は陽が落ちていたのでエルドさんが用意してくれた馬車に乗ってリサ達は帰宅した。
「エルドさん、二人の為に馬車を用意して頂きありがとうございます」
「良いんだよ。折角、アリスの友人候補が来てくれたんだからな。それより、アリスの勉強の方はどんな感じだ?」
「良いと思いますよ。本人も勉強が嫌いだったのに、今は楽しく勉強しているみたいですから」
「ほ~、それは良かった。算数すら怪しかったから、本当にこのままで大丈夫かずっと心配していたが。その心配もしなくて済みそうだな」
その後、エルドさんと俺は商会の建物へと戻り、エルドさんと別れて俺は食堂へと向かった。
「アルフ君、今日はずっと勉強していたみたいだけど、何かあるの?」
食堂に行くと、食堂のおばちゃんからそんな事を聞かれた。
「はい。来週、試験がありましてそれに向けてアリスや学園の友人達と勉強会をしていたんです」
「あら、そうなの? 凄いわね。学園の外でも勉強だなんて、明日もその勉強会はするつもりなの?」
「その予定ですね。今週中は基本的にアリス達と勉強会をするつもりです」
「そうなのね。だったら明日からの勉強会の時、差し入れを用意しておくわよ。勉強してたら、お腹空いて集中が途切れちゃうでしょ」
確かに、俺含めレインやリサもお腹が減って途中、集中が切れかけていた。
「でも、態々俺達の為に差し入れって迷惑じゃないですか?」
「大丈夫よ。アルフ君達が勉強してる頃はもう作り始めてるから、私達も作業はそんなに変わらないわ。後でエルドさんに聞いてみて、許可が下りたら明日持って行ってあげるわね」
「ありがとうございます」
食堂のおばちゃん達は、何か決定すると絶対に押し通す事はここに暮らし始めて理解している。
既に俺達に差し入れする事は決めてるみたいだから、変に断り続けるよりも受け入れようと俺はそう言って、夕食を食べる事にした。
「そう言えば、勉強にも俺の【指導】って効果が出るって言われたな」
夕食を食べ風呂を済ませた俺は部屋に戻って来て、ふとそんな事を考えた。
「試験まで残り数日だけど、アリス達の集中次第でかなり成績に影響が出そうだな……」
そんな事を考えながら、俺は眠りについた。
そして翌日、昨日と同じように学園が終わったらアリス達と一緒に商会へと帰宅して、そのまま勉強会を始めた。
今日は昨日の続きか、別の科目をするか最初に聞いた。
「私は別が良いかも」
「私も~、算数だけしてても試験は他にも科目があるから、全体的にやっておいた方が良いと思う」
「僕もそう思う。歴史は大丈夫だと思うけど、他の教科も心配だからね」
そんな風に皆から言われた俺は、今日は〝魔法学〟の勉強会を行う事にした。
昨日、皆には得意不得意を聞いて、皆は歴史が一番得意だと言っていたが、俺はこの4つの教科だと〝魔法学〟が一番得意だ。
「アルフ君、てっきり算数が一番得意だと思ってたけど、もしかして魔法学も得意なの?」
「4つの教科の中だと、魔法学が一番得意だよ。貴族の頃は、朝から晩までこれを教えられてた事もあるからね」
俺はリサ達は、既に元貴族だという事は話している。
まあ、リサ達は話す前から俺が貴族なんだろうな~という予想はしていたみたいで、特に驚きはしなかった。
その後、魔法学の勉強をしていると、昨日言っていた通りおばちゃん達が差し入れを持ってきてくれた。
「えっ、これが差し入れ?」
「凄く美味しいよ!」
「食堂のおばちゃん達はそこらの食堂の料理人よりも、料理の腕がいいから差し入れでもこのレベルなんだよ。元貴族だから分かるけど、貴族が食べてる料理とほぼ変わらない程、美味しい料理を作ってくれるんだよ」
「ルクリア商会って本当に凄いよね。僕もいつかルクリア商会所属の商人か冒険者になりたいな……」
差し入れを食べながら、レインはそんな事を言った。
「そう言えば、前からちょっとだけ気になってたんだけど、レインの両親って何してる人なの?」
「父さんは冒険者で、母さんは家で家事をしてるよ。母さんからは冒険者も良いけど、商人とか手に職を付けて欲しいって言われて、学園に通ってるんだ」
「そうなんだ。ちなみにレインのお父さんって、王都で活動してる冒険者なの?」
「違うよ。お父さん、王都の冒険者ギルドと仲が悪いみたいで、態々隣街のウィストの街で活動してるんだ。冒険者として歴も長くて、金級冒険者なんだよ」
金級と言えば、実力はかなり高い人なんだろうな。
「まあ、でもレインの母さんの考えも分かる気がするよ。冒険者って、誰もが成功する訳じゃないから、少しでも安全な職人系を勧めたんだろうね」
「うん。それは僕も理解してるよ。でも、やっぱり小さい頃から冒険者として活動してるお父さんを見てる僕からしたら、冒険者は憧れの職業なんだよね」
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