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第一章 魔王 サタナ・エイリーン編
第10話 さぁ、拷問を始めよう
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スキル【超威圧】を発動し、いざ【最果ての洞窟へ】。
と思ったところで、俺は考えを改めた。
今このダンジョンには【神の後光】の連中もいるのだ。
俺は野生モンスター相手に苦戦はしないが奴らはどうだ?
カラドボルグの真価を発揮できない以上、相当の苦戦を強いられるのではないか?
その考えに至った時点で、
俺は【超威圧】の発動を停止した。
腐ってもAランクパーティ。
死ぬことは無いだろうが、手傷は負うはずだ。
再会を果たした時。
もしも奴らがズタボロだったら。
それを考えると思わず笑ってしまいそうになった。
メアリさんには「悪趣味ですね」と怒られてしまうだろうか?
「ま、どうでもいいか。どのみち魔王・サタナを討伐すれば英雄視されるのだから。それに、魔王討伐を掲げていたヴェンもさぞかし悔しがるだろう。一石二鳥だ」
俺はスライム狩りで得たゴールドで、鉄の剣をグレードアップしている。
今の俺の手には【陽炎の剣】が握られている。
魔王・サタナは炎属性に弱いらしい。
万が一カラドボルグを奪えなかったら。
そう考えての装備だ。
「さて、行くか」
かくして俺は【最果ての洞窟】へと足を踏み入れた。
飛び出してくるモンスターは
デュラハンやキングゴーレムやスケルトン・ソルジャーなどなど。
いずれも強力なモンスターばかりだったが。
俺はそれら全てを一太刀で切り伏せ、
ダンジョンの奥地へと進んでいった。
そしてしばらく進むと。
突如として、雰囲気が重くなったのを感じた。
「あの扉は……」
どうやら中ボスエリアのようだ。
このダンジョンの中ボスはアシッド・ドラゴン。
以前の俺ならゴミ虫のように潰されただろうが、今なら逆に叩き潰せる。
ギィィィイ……、
と不気味な音を立てて門扉が開かれる。
そして中ボスエリアに足を踏み入れた時。
俺は、衝撃的な光景を目にしたのだった。
「ああ――。まさかこんなにも早く再会できるだなんて」
まるで夢のような気分だった。
胸が晴天のように澄み渡っていくのが分かる。
俺ならば瞬殺できるアシッド・ドラゴン。
【神の後光】の連中は、それを相手に大苦戦していたのだ。
「ははっ、無様だな」
このまま放っておいても勝手に死ぬだろう。
だが、それでは俺の溜飲が下がらない。
だから俺は彼らを助けることにした。
「フー……、シッ!!」
レベルアップによって大幅に上昇したステータス。
今の俺のスピードは、以前と比べて異次元のものとなっていた。
もちろんそれ以外のステータスもだ。
「はぁあッ!!」
俺の斬撃を受けたアシッド・ドラゴンは断末魔の悲鳴を上げるとともに倒れ伏した。
そして。
ザフンッ!
煙となって消滅した。
モンスターは討伐すると煙となって、
アイテムやゴールドをドロップするのだ。
「アシッド・ドラゴンの牙に10000ゴールドか。牙の方は売ればいくらかにはなるか?」
おっと、いけないいけない。
金勘定よりもやるべきことがあるじゃないか。
「おっ、お前は一体!?」
背後から忌々しい声が降りかかってきた。
顔を見るまでも無く分かる。
この声はヴェン・ルーゼンだ。
俺を路傍の石以下と吐き捨て、カラドボルグで斬り殺そうとした、あの男。
「随分な言い草じゃないか、ヴェン」
俺はわざと明るく振るまった。
後ろを振り向き、ヴェンに満面の笑顔を向ける。
「俺だよ俺、レインだよ。ちょっと前まで仲間だったってのにもう忘れちまったのか? とんだ鳥頭だなぁ。あー、あれ、なんだっけ。そこの死体が言ってたよな。レベルの低さは知能指数の低さと比例する、みたいなこと」
驚きに目を見開くヴェン。
俺は内心でほくそ笑みながら一方的に言葉を連ねた。
空気を読まない所業はまるで異常者だが、ゴミの目線を気にする人間などいないだろう?
「ははっ、何だよその顔。まるで馬鹿丸出しって感じだぜ? まあそれも仕方ねぇか。お前のレベルはたかが36……今は少し上がったのかな? 別に興味ないからどうでもいいけど」
「……バカな。どうなって、やがる。何故お前が生きているんだ、レイン・ロッド!!」
「まさか、幽霊!?」
幽霊という言葉を聞いて俺はひっくり返りそうになった。
よりにもよって、聖女のソラからそんな言葉が飛び出すとは思わなかった。
「く、ふふ、ふははははッ!! おいおい、冗談はよしてくれよソラ。この世界に幽霊なんている訳がないだろう? 似たような存在はいるが、それはあくまでもモンスターだよ。ショックのあまり脳みそでも腐っちまったか?」
小馬鹿にしたように笑うと、
ソラはカァァと頬を赤らめた。
「なっ、なんですのその言い草は! レインの分際で生意気ですわよ!!」
「そ、そうだ!! お前、まさか自分の実力でアシッド・ドラゴンを倒したとでも思っているのか?」
ヴェンが意味不明なことを言い出した。
事実俺の実力なのだが?
こいつは誰の実力だと思っているんだ?
「アシッド・ドラゴンは俺様たちが弱らせてた! お前なんぞが来なくてももうすぐで討伐できたんだ! そこをたまたま通りかかっただけのお前が、運良くクリティカルヒットを決めて倒した、たったそれだけのことだろうがよっ!! まぐれでいい気になぐべあッ! がっ! ぐご!!?」
あぁ。
あまりの鬱陶しさに、ついつい手が出てしまった。
かなり手加減した裏拳だったが、
ゴミには大ダメージだったらしい。
「ぐふっ! ごはっ、はっ、はっ、はッ……」
「いい気になってるのはお前だろ、ヴェン。なんだその態度は。それが命の恩人に対する言葉使いか?」
ドガッ!!
ひれ伏すヴェンの腹部を、俺は軽く蹴飛ばした。
すると。
「うッ! げェええええ!!」
おやおや。
まさかこの程度ので吐いてしまうとは。
所詮ゴミはゴミということなのか?
「まずはお前の腐った性根を叩き直さないとな」
俺はヴェンの髪を右手で掴み、ぐい、と顔を近づける。
「チッ、臭ェなお前。まあいいや。とりあえずは謝れ」
「あ、あが……」
「は?」
ボキンッ!!
俺はヴェンの指を容赦なく圧し折った。
命令に背いたのだから当然だ。
「ぐぁああ!!」
「なあゴミ。俺は謝れと命じたはずだ。呻けとは一言も言っていないのだが?」
ようやく状況を飲み込んだのだろうか?
ヴェンはやっと謝罪の言葉を口に出そうとした。
だがそんなことは許さない。
ボキンッ!
俺は二本目の指を折った。
「ぐがあっ!?」
「んん? なんで呻いてるんだ? 謝罪の言葉はまだか?」
「ぐ、ぎぎ……ご、ごべんな」
ボキンッ!!
「~~~~~~ッ!!!!!」
俺はヴェンに謝罪を命じたが。
その実、それをさせるつもりは微塵もなかった。
無限にも近しい地獄を味わわせる。
目的はそれだけだからな。
ヴェンを拷問する間、
ソラはまるで悍ましいモノを見るかのように青褪めていた。
そしてゆっくりと俺から離れようとしていた。
リーダーを見捨てて、
隙を見て逃げるつもりなのだろう。
しかしそうはさせない。
「そこまでだ」
俺は射抜く勢いでソラを睨みつけた。
「それ以上動くな」
「ひっ……」
「なにも急ぐ必要は無いだろう、ソラ」
俺は爽やかな笑みを浮かべた。
心の中も爽やかだと笑顔も爽やかになるのだ。
「次はお前の番なんだからな」
脅しをかけると、
ソラは両目に涙を浮かべた。
そして、そのままくるりと背を向け門扉の方へと走り出した。
「やれやれだな」
俺はヴェンの両足の骨を粉砕し、動きを封じた。
そして――。
「やあ、何処へ行くんだ?」
ソラの目の前に先回り。
あまりにもノロマすぎて欠伸が出そうだった、というのは秘密にしておこう。
「ひっ! ゆ、許して……下さい! お願いしますこの通りです!!」
そう言ってソラは土下座する。
そんなソラを見下しながら、
「許すわけないだろうが、クズ野郎」
俺はキッパリと宣言した。
スキル【超威圧】を発動し、いざ【最果ての洞窟へ】。
と思ったところで、俺は考えを改めた。
今このダンジョンには【神の後光】の連中もいるのだ。
俺は野生モンスター相手に苦戦はしないが奴らはどうだ?
カラドボルグの真価を発揮できない以上、相当の苦戦を強いられるのではないか?
その考えに至った時点で、
俺は【超威圧】の発動を停止した。
腐ってもAランクパーティ。
死ぬことは無いだろうが、手傷は負うはずだ。
再会を果たした時。
もしも奴らがズタボロだったら。
それを考えると思わず笑ってしまいそうになった。
メアリさんには「悪趣味ですね」と怒られてしまうだろうか?
「ま、どうでもいいか。どのみち魔王・サタナを討伐すれば英雄視されるのだから。それに、魔王討伐を掲げていたヴェンもさぞかし悔しがるだろう。一石二鳥だ」
俺はスライム狩りで得たゴールドで、鉄の剣をグレードアップしている。
今の俺の手には【陽炎の剣】が握られている。
魔王・サタナは炎属性に弱いらしい。
万が一カラドボルグを奪えなかったら。
そう考えての装備だ。
「さて、行くか」
かくして俺は【最果ての洞窟】へと足を踏み入れた。
飛び出してくるモンスターは
デュラハンやキングゴーレムやスケルトン・ソルジャーなどなど。
いずれも強力なモンスターばかりだったが。
俺はそれら全てを一太刀で切り伏せ、
ダンジョンの奥地へと進んでいった。
そしてしばらく進むと。
突如として、雰囲気が重くなったのを感じた。
「あの扉は……」
どうやら中ボスエリアのようだ。
このダンジョンの中ボスはアシッド・ドラゴン。
以前の俺ならゴミ虫のように潰されただろうが、今なら逆に叩き潰せる。
ギィィィイ……、
と不気味な音を立てて門扉が開かれる。
そして中ボスエリアに足を踏み入れた時。
俺は、衝撃的な光景を目にしたのだった。
「ああ――。まさかこんなにも早く再会できるだなんて」
まるで夢のような気分だった。
胸が晴天のように澄み渡っていくのが分かる。
俺ならば瞬殺できるアシッド・ドラゴン。
【神の後光】の連中は、それを相手に大苦戦していたのだ。
「ははっ、無様だな」
このまま放っておいても勝手に死ぬだろう。
だが、それでは俺の溜飲が下がらない。
だから俺は彼らを助けることにした。
「フー……、シッ!!」
レベルアップによって大幅に上昇したステータス。
今の俺のスピードは、以前と比べて異次元のものとなっていた。
もちろんそれ以外のステータスもだ。
「はぁあッ!!」
俺の斬撃を受けたアシッド・ドラゴンは断末魔の悲鳴を上げるとともに倒れ伏した。
そして。
ザフンッ!
煙となって消滅した。
モンスターは討伐すると煙となって、
アイテムやゴールドをドロップするのだ。
「アシッド・ドラゴンの牙に10000ゴールドか。牙の方は売ればいくらかにはなるか?」
おっと、いけないいけない。
金勘定よりもやるべきことがあるじゃないか。
「おっ、お前は一体!?」
背後から忌々しい声が降りかかってきた。
顔を見るまでも無く分かる。
この声はヴェン・ルーゼンだ。
俺を路傍の石以下と吐き捨て、カラドボルグで斬り殺そうとした、あの男。
「随分な言い草じゃないか、ヴェン」
俺はわざと明るく振るまった。
後ろを振り向き、ヴェンに満面の笑顔を向ける。
「俺だよ俺、レインだよ。ちょっと前まで仲間だったってのにもう忘れちまったのか? とんだ鳥頭だなぁ。あー、あれ、なんだっけ。そこの死体が言ってたよな。レベルの低さは知能指数の低さと比例する、みたいなこと」
驚きに目を見開くヴェン。
俺は内心でほくそ笑みながら一方的に言葉を連ねた。
空気を読まない所業はまるで異常者だが、ゴミの目線を気にする人間などいないだろう?
「ははっ、何だよその顔。まるで馬鹿丸出しって感じだぜ? まあそれも仕方ねぇか。お前のレベルはたかが36……今は少し上がったのかな? 別に興味ないからどうでもいいけど」
「……バカな。どうなって、やがる。何故お前が生きているんだ、レイン・ロッド!!」
「まさか、幽霊!?」
幽霊という言葉を聞いて俺はひっくり返りそうになった。
よりにもよって、聖女のソラからそんな言葉が飛び出すとは思わなかった。
「く、ふふ、ふははははッ!! おいおい、冗談はよしてくれよソラ。この世界に幽霊なんている訳がないだろう? 似たような存在はいるが、それはあくまでもモンスターだよ。ショックのあまり脳みそでも腐っちまったか?」
小馬鹿にしたように笑うと、
ソラはカァァと頬を赤らめた。
「なっ、なんですのその言い草は! レインの分際で生意気ですわよ!!」
「そ、そうだ!! お前、まさか自分の実力でアシッド・ドラゴンを倒したとでも思っているのか?」
ヴェンが意味不明なことを言い出した。
事実俺の実力なのだが?
こいつは誰の実力だと思っているんだ?
「アシッド・ドラゴンは俺様たちが弱らせてた! お前なんぞが来なくてももうすぐで討伐できたんだ! そこをたまたま通りかかっただけのお前が、運良くクリティカルヒットを決めて倒した、たったそれだけのことだろうがよっ!! まぐれでいい気になぐべあッ! がっ! ぐご!!?」
あぁ。
あまりの鬱陶しさに、ついつい手が出てしまった。
かなり手加減した裏拳だったが、
ゴミには大ダメージだったらしい。
「ぐふっ! ごはっ、はっ、はっ、はッ……」
「いい気になってるのはお前だろ、ヴェン。なんだその態度は。それが命の恩人に対する言葉使いか?」
ドガッ!!
ひれ伏すヴェンの腹部を、俺は軽く蹴飛ばした。
すると。
「うッ! げェええええ!!」
おやおや。
まさかこの程度ので吐いてしまうとは。
所詮ゴミはゴミということなのか?
「まずはお前の腐った性根を叩き直さないとな」
俺はヴェンの髪を右手で掴み、ぐい、と顔を近づける。
「チッ、臭ェなお前。まあいいや。とりあえずは謝れ」
「あ、あが……」
「は?」
ボキンッ!!
俺はヴェンの指を容赦なく圧し折った。
命令に背いたのだから当然だ。
「ぐぁああ!!」
「なあゴミ。俺は謝れと命じたはずだ。呻けとは一言も言っていないのだが?」
ようやく状況を飲み込んだのだろうか?
ヴェンはやっと謝罪の言葉を口に出そうとした。
だがそんなことは許さない。
ボキンッ!
俺は二本目の指を折った。
「ぐがあっ!?」
「んん? なんで呻いてるんだ? 謝罪の言葉はまだか?」
「ぐ、ぎぎ……ご、ごべんな」
ボキンッ!!
「~~~~~~ッ!!!!!」
俺はヴェンに謝罪を命じたが。
その実、それをさせるつもりは微塵もなかった。
無限にも近しい地獄を味わわせる。
目的はそれだけだからな。
ヴェンを拷問する間、
ソラはまるで悍ましいモノを見るかのように青褪めていた。
そしてゆっくりと俺から離れようとしていた。
リーダーを見捨てて、
隙を見て逃げるつもりなのだろう。
しかしそうはさせない。
「そこまでだ」
俺は射抜く勢いでソラを睨みつけた。
「それ以上動くな」
「ひっ……」
「なにも急ぐ必要は無いだろう、ソラ」
俺は爽やかな笑みを浮かべた。
心の中も爽やかだと笑顔も爽やかになるのだ。
「次はお前の番なんだからな」
脅しをかけると、
ソラは両目に涙を浮かべた。
そして、そのままくるりと背を向け門扉の方へと走り出した。
「やれやれだな」
俺はヴェンの両足の骨を粉砕し、動きを封じた。
そして――。
「やあ、何処へ行くんだ?」
ソラの目の前に先回り。
あまりにもノロマすぎて欠伸が出そうだった、というのは秘密にしておこう。
「ひっ! ゆ、許して……下さい! お願いしますこの通りです!!」
そう言ってソラは土下座する。
そんなソラを見下しながら、
「許すわけないだろうが、クズ野郎」
俺はキッパリと宣言した。
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