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第26話 好き
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「・・・美雨、、たくさん抱えさせてしまってごめん。本当に恋人失格。
足手まといなんかじゃないよ、むしろうちの活力なんだよ。美雨は。」
「なんでモデルの職を選んだか。
大学じゃなくて就職を目指した理由は、早く自立したかったからで、決まらない状況にいたときにスカウトされた。そこでいまのマネージャーと出会って、その人に初めて言えた んだよ。彼女がいますって。
・・・そしたらね?話していくうちに自分がどうしたいか見つかって。」
「うん。」
「すぐには難しいかもしれないけど、いずれは活動を通してジェンダーを広めていきたい。ありのままで居れること、大切な人を心から愛することがどれだけ素晴らしいか。
うちが人気になって堂々と生きやすい環境にしていきたいって」
「圭、、、」
圭歌の想いを初めて知り涙が溢れる美雨
「それで、これを美雨に受け取ってほしい」
そういうと、棚から小さな箱をとりだした
【パカッ】
「美雨、、これからもずっと隣にいてくれませんか?」
「え、、」
涙で目がキラキラなっている
そんな美雨を見て微笑む
「美雨?どうかな?」
「いいの、?私でいいの?」
「美雨がいい、美雨にそばにいてほしい」
「ううう、、よろしくお願いします」
涙が止まらない美雨を包み込み、心から圭歌は幸せにすると誓った
「それでさ、美雨」
「うん?」
「ずっと美雨のそばにいたいんだ」
「うん、私もだよ」
「・・・だから、同じ家に帰りたい」
「・・・・・・
え、うん。うん!!圭と一緒に住みたい!!」
「あははは!よかった!!
ふ~緊張した笑」
二人は部屋探しを始めた
場所は美雨の大学の近く、1LDKの少し広めのお部屋に決まった
あれから、数か月が経ちいよいよ引っ越しの日
「美雨、パパママにはなんていってるの?」
「圭と一緒に住むっていったよ!」
「そっか、、そうだよね。同性の友達と住む、反対しないよね笑」
「そうだよね、、ごめんね」
「ううん!うちが男性だったら、反対されてただろうな~
男と暮らすのか!!って笑」
「お父さんとかね笑
・・じゃあ、結果よかったってことにしよ」
「そうだね、美雨と同じ家に帰れるんだもん。
よかったよね」
お互いの荷物を段ボールから出しながら言葉を交わす
「美雨はさ、親に話せる?この関係のこと」
「うん、話せるよ。話したい。
だけど、理解してもらえるか、わからない」
「うちも、同じ。だけど、お母さんは知っててさ。高校の時にばれちゃって笑
でも、理解してくれた」
「そうだったんだ!じゃあ、圭のお母さんに挨拶しに行こう!!」
「ふふふっありがと!」
「私の家は、お父さんが多分反対する、、
誰よりも家庭を大切にしてるし、小さいころから結婚する前にお父さんが判断するから!とか冗談交じりにでも言ってたような人だから笑」
「でも美雨パパ、たくさん話すってわけじゃないけどさ、優しさ滲み出てるよね笑
美雨のこと本当に大切で幸せになってほしいって思ってるんだろうな」
「どうだかね笑」
「絶対話に行くからね。まだ未熟者だから、あと少し待って。
美雨さんとお付き合いしてますって、話に行くから」
「うん//ありがと。嬉しい」
「さ、片付けも結構終わったし今日の夜ごはんの買い物に行こうか!」
「うん!!いこ!」
季節はあっという間に冬
外も少しずつ寒くなっている
「なんのご飯にしようか~、寒いから鍋とかであったまる?」
「いいね!おいしいし楽だし笑」
「今日は疲れたから、楽しよう笑」
すると向かいに見覚えのある人が
「ゆいだ!おーい!!」
「ん?あ!圭歌ー!」
【トットットットッ】
「はぁはぁ、久しぶり圭歌!
お久しぶりです、美雨さん!」
「久しぶり~ほんとになかなか会えなくてごめんよ?」
「ほんとだよ~、でも忙しくしてるんでしょ?この売れっ子が!!笑」
「おいおい、やめてくれそんなの笑」
「ふふっ二人で買い物ですか?今日はお泊り?」
「・・・ゆい、今日から同じ家に帰ることになったんだ~//」
「へぇ~~。・・ん?え、ん?同棲?!!」
「正解笑」
「なんか恥ずかしいね笑
そうなの、ゆいちゃん、今日から一緒に暮らすことになって//」
「うわぁーーー、そんな大事な日にお会いできて光栄だ」
「誰だよ笑
そういうことだから、じゃ!!笑」
「ちょいちょい!!もーー、体には気を付けるんだよ~!!」
「ゆいー!今度合わせて司と三人でご飯いこう!」
「うん!いこう!笑」
そのあとは初めての買い物にお互いウキウキしすぎて、長時間滞在
家に帰って鍋を作り引っ越し一日目はバタバタだが幸せな一日となった
足手まといなんかじゃないよ、むしろうちの活力なんだよ。美雨は。」
「なんでモデルの職を選んだか。
大学じゃなくて就職を目指した理由は、早く自立したかったからで、決まらない状況にいたときにスカウトされた。そこでいまのマネージャーと出会って、その人に初めて言えた んだよ。彼女がいますって。
・・・そしたらね?話していくうちに自分がどうしたいか見つかって。」
「うん。」
「すぐには難しいかもしれないけど、いずれは活動を通してジェンダーを広めていきたい。ありのままで居れること、大切な人を心から愛することがどれだけ素晴らしいか。
うちが人気になって堂々と生きやすい環境にしていきたいって」
「圭、、、」
圭歌の想いを初めて知り涙が溢れる美雨
「それで、これを美雨に受け取ってほしい」
そういうと、棚から小さな箱をとりだした
【パカッ】
「美雨、、これからもずっと隣にいてくれませんか?」
「え、、」
涙で目がキラキラなっている
そんな美雨を見て微笑む
「美雨?どうかな?」
「いいの、?私でいいの?」
「美雨がいい、美雨にそばにいてほしい」
「ううう、、よろしくお願いします」
涙が止まらない美雨を包み込み、心から圭歌は幸せにすると誓った
「それでさ、美雨」
「うん?」
「ずっと美雨のそばにいたいんだ」
「うん、私もだよ」
「・・・だから、同じ家に帰りたい」
「・・・・・・
え、うん。うん!!圭と一緒に住みたい!!」
「あははは!よかった!!
ふ~緊張した笑」
二人は部屋探しを始めた
場所は美雨の大学の近く、1LDKの少し広めのお部屋に決まった
あれから、数か月が経ちいよいよ引っ越しの日
「美雨、パパママにはなんていってるの?」
「圭と一緒に住むっていったよ!」
「そっか、、そうだよね。同性の友達と住む、反対しないよね笑」
「そうだよね、、ごめんね」
「ううん!うちが男性だったら、反対されてただろうな~
男と暮らすのか!!って笑」
「お父さんとかね笑
・・じゃあ、結果よかったってことにしよ」
「そうだね、美雨と同じ家に帰れるんだもん。
よかったよね」
お互いの荷物を段ボールから出しながら言葉を交わす
「美雨はさ、親に話せる?この関係のこと」
「うん、話せるよ。話したい。
だけど、理解してもらえるか、わからない」
「うちも、同じ。だけど、お母さんは知っててさ。高校の時にばれちゃって笑
でも、理解してくれた」
「そうだったんだ!じゃあ、圭のお母さんに挨拶しに行こう!!」
「ふふふっありがと!」
「私の家は、お父さんが多分反対する、、
誰よりも家庭を大切にしてるし、小さいころから結婚する前にお父さんが判断するから!とか冗談交じりにでも言ってたような人だから笑」
「でも美雨パパ、たくさん話すってわけじゃないけどさ、優しさ滲み出てるよね笑
美雨のこと本当に大切で幸せになってほしいって思ってるんだろうな」
「どうだかね笑」
「絶対話に行くからね。まだ未熟者だから、あと少し待って。
美雨さんとお付き合いしてますって、話に行くから」
「うん//ありがと。嬉しい」
「さ、片付けも結構終わったし今日の夜ごはんの買い物に行こうか!」
「うん!!いこ!」
季節はあっという間に冬
外も少しずつ寒くなっている
「なんのご飯にしようか~、寒いから鍋とかであったまる?」
「いいね!おいしいし楽だし笑」
「今日は疲れたから、楽しよう笑」
すると向かいに見覚えのある人が
「ゆいだ!おーい!!」
「ん?あ!圭歌ー!」
【トットットットッ】
「はぁはぁ、久しぶり圭歌!
お久しぶりです、美雨さん!」
「久しぶり~ほんとになかなか会えなくてごめんよ?」
「ほんとだよ~、でも忙しくしてるんでしょ?この売れっ子が!!笑」
「おいおい、やめてくれそんなの笑」
「ふふっ二人で買い物ですか?今日はお泊り?」
「・・・ゆい、今日から同じ家に帰ることになったんだ~//」
「へぇ~~。・・ん?え、ん?同棲?!!」
「正解笑」
「なんか恥ずかしいね笑
そうなの、ゆいちゃん、今日から一緒に暮らすことになって//」
「うわぁーーー、そんな大事な日にお会いできて光栄だ」
「誰だよ笑
そういうことだから、じゃ!!笑」
「ちょいちょい!!もーー、体には気を付けるんだよ~!!」
「ゆいー!今度合わせて司と三人でご飯いこう!」
「うん!いこう!笑」
そのあとは初めての買い物にお互いウキウキしすぎて、長時間滞在
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