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第32話 エレノア中級ダンジョン
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「俺が攻略したダンジョンは……そうだな、一番難易度が高かったのが、帝都の中級ダンジョンか」
上級ダンジョンを攻略したと言っても証拠を見せる事ができるが、とりあえず正直に言う事にした。
しかし、マリスはそれとは違うところに食いつく。
「帝都? あなた帝都から来たの?」
「いや、ここに来たのはエルフ国からだ」
正確にはそれも違うが、襲撃者に転移で連れて行かれた場所は結局どこだかわからなかった。
自分がどこから来たのかわからない――などと、記憶喪失なのか哲学なのかわからない事を言うのも説明が面倒になりそうなのでやめておく。
「帝都の中級ダンジョンは難易度が高く未だ攻略者がいないと聞いた事があったが……」
ルイは少々帝都のダンジョン事情を知っているらしく的確な突っ込みを入れてくる。
「つい最近までな。まあ俺が終止符を打ったが」
「なるほど……自信の根拠はそれか」
ルイが関心したように頷く。
「なら安心ね」
「ああ。俺が足をひっぱる心配をしていたとしたら。とんだ見当違いだぞ。むしろ不安なのはマリスの方だな」
「……全くこの子は。なかなか言うわね。まあ若いうちはそれくらいの自信を持ってるのもいいかもしれないけど」
俺たちは口頭ではあったが、互いに積んできた実績の確認を終える。
疑われるかもという懸念はあったが、杞憂だったようだ。
俺の発言をそのまま鵜呑みしてくれる人物がいるとは珍しいな。
まあ余計な説明をしなくて良いから助かる。
その後はマリスと雑談を交わす。
「帝都にエルフ国、随分遠い所から来たのね。それがまたなんでこんな辺境に?」
「来たくて来た訳じゃないんだけどな」
「どういう事?」
「気にするな。つまらない話だ」
「まあ、無理には聞かないけどね」
あまり言うべき話とも思えない。
俺はやんわりと話を切り替える。
「日程を決めよう。俺としては明日が良いんだが、二人とも大丈夫か?」
「ああ、俺もマリスも大丈夫だ。時間帯はどうする?」
「朝でいいだろう。実はサラにも朝と言ってある」
「了解だ」
俺たちは軽い打ち合わせを終えて別れる。
とりあえず、二人にはギルドの外で待ち合わせと言っておいた。
でないと不都合な点があるからな。
人数的にはもう一人加える事ができるが、どうすべきかな……。
いや、戦力的には十分か。
俺はパーティー勧誘を終える事にした。
何より時間の都合もある。
まだ今日中にやる事もあるからな。
俺は中級ダンジョンの資料を返しにミントの所に行く。
「はいこれ。随分役に立った」
「それならよかったです。随分熱心に読んでましたものね」
「事前準備は入念に……基本だろ?」
「……さすが世界一。言う事にいちいち重みがありますね……」
それは気のせいだ。
まあ突っ込むのも野暮なので放置しておく。
「明日の朝も来るが、もしサラの方が早かったら言付けを頼む」
「わかりました。なんて伝えましょうか?」
「メンバーは集まったから決行する。ギルドの外で待機。と伝えてくれ」
「……? わかりました。確実にお伝えしますね」
「頼む」
ミントが不思議に思ったようで問いかけてくる。
「どうして外なんですか? 中で待ち合わせた方がよろしいのでは?」
「外の方がなにかと都合が良いもんでな」
「まさか……ギルドに対して何か不信感があるのでは……?」
無いとは言わないが、別に話をややこしくする必要は無い。
「いや、俺の個人的な理由だ」
中に入ったらアナウンスがあるからな……。
せめてダンジョンを攻略するまでは隠す事にしよう。
いざという場面で頼られても困るからな。
俺はギルドを後にする。
まだやらなくてはいけない事があるので、城には帰らない。
俺はその足を、エレノアの中級ダンジョンへ向ける。
帰るのが遅くなっても明日に差し支えるので、若干急ぎ足だ。
資料によりだいたいの位置を把握していた俺は、それほど時間をかける事無くダンジョンに到着する。
そこには、初級ダンジョンと同じようにたくさんの冒険者が集まっていた。
おそらく他国の実力者も紛れているのだろうな。
俺はまず念のため、タイムアタックのレギュレーションを確認しに、受付に行く。
話を聞いた限り、初級ダンジョンと違いはないようだ。
パーティー限定という事以外はな。
確認を終えた俺は早速ダンジョンへ向かう。
資料によると、エレノア中級ダンジョンの基本ポイントは二千。
つまり過去にルイ夫妻が攻略したと言っていたダンジョンと同評価のダンジョンという訳だ。
二人が全く尻込みしなかったのはそのせいでもあるんだろうな。
もしかしたらもう来た事のある可能性もあるか。
俺は適当にダンジョンを回り、資料の信憑性を確認しておく。
「どうやら、信じても良さそうだな」
俺は周囲の魔物など気にもせず、調査を続けて行く。
称号で敏捷値を最大限伸ばしているので、中級ダンジョンとはいえ浅い階層の魔物の攻撃は楽に対処できた。
頭の中に簡単なチャートを描いて行く。
今度は低難易度とはいえ中級ダンジョンなので、スピードより、リスク回避を重要視しておく。
しばらくダンジョンを調査した俺は、探索を終了し、城に帰る事にした。
――翌日。
早速ギルドへ向かった俺の目に飛び込んできたのは、すでに到着していたサラと、ルイ、マリスだった。
どうやら、ミントの仲介により互いに組むことを知ったようで、すでに簡単な自己紹介は済ませてあるみたいだ。
手間が省けたな。
俺は早速三人に声をかける。
「早いな。三人共」
「あなたが遅いのよ」
到着早々サラに小言を言われる。
「ミントに言付けておいたから問題ないだろ。それより面子には納得したか?」
サラはルイとマリスに対して下から上へ舐めるように視線を送る。
「ええ、全く問題ないわね。むしろ私の方が気遅れしそうよ。よくこんな二人に手伝ってもらえる事になったわね」
マリスは確かランキングで6位だったか。たしかに実際それが強さには直結しないが、ランキング高い方がダンジョンでの実績は上というのは間違いない。
サラの気持ちもわからないでもないか。
そういえば、ルイの順位はどのくらいなんだろうな。
まあ、たしかめる必要もないか。マリスの旦那だしな。
間違いなく近いか、それ以上の実力はあるだろう。
「サラに異存がないなら、確定だな。じゃあ後は現地に向かいながら話そう。それでいいか二人とも?」
「おう」
「ええ、いいわよ」
道中、三人にエレノア中級ダンジョンに入った事があるかを尋ねてみる。
答えは三人共YESだった。
ルイとマリスに関してはこの国にきたばかりという事もあり、入っていなくても不思議はないかと思っていたが、エレノアダンジョンの魔物がどれほどか確認するために、何回か足を運んだらしい。
サラに関しては鍛錬で、よく赴くらしい。まあ当然といえば当然かもしれない。
受付で申し込みを済ませ、ダンジョンの前で全員集合する。
そこで俺は皆に真剣な顔で呼びかける。
「さて、お前たちに言っておく事が有る」
「何よ? 改まって」
マリスは俺の態度に不思議そうな表情をみせる。
他の二人も同様だ。
「基本的にダンジョン内では全員俺の言う事に従ってもらう」
「……」
「理由はあるのか?」
三人は顔を見合わせ、皆を代表してルイが聞いてくる。
「答えはいたって簡単。その方が速いからだ」
三人は再び顔を見合わせる。
「……いいんじゃない? まかせても。指示に従うだけって楽だし」
あまり考えていなさそうな、マリスが賛同してくれる。
「たしかにな……。まずくなったらフォローすれば良いだけだ。カイト……昨日みせた自信が本物か見せてもらうぞ」
つられるようにルイも追従してくれる。
残るは――
サラはしばらく黙っていたが、堪え切れなくなったのか渋々了承する。
「わかったわよ……。二人が良いって言うんじゃ。私だけ反対しても仕方ないし」
サラからすれば昨日助けを求めて来たかっこ悪い男という印象が強いのだろうな。
格下と思っている相手に従うのは少し抵抗があったのかもしれない。
「よし。じゃあ全員異論はないな。とりあえず俺が何かを言うまでは勝手な行動を取るなよ」
全員が頷く。
約1名は渋々といった感じだが……。
皆の意思が確認できたところで、俺たちはダンジョンに入る。
まずは最初の階層だ。
いきなり近くに敵の群れが見える。
「早速来たか」
「まずは小手調べね」
ルイとサラは我先にと自分の武器を取りだし、戦闘準備に入る。
マリスは俺にまかせようとしているのか、俺の傍にいるだけで、特に動く気はないらしい。
ルイとサラの奴……。
あいつら人の言う事を聞いてるのか?
まあ、タイプ的には脳筋だとは思っていたけど……。
俺は前方に突出しようとしている二人を呼びとめる。
「ルイ、サラ……集合だ」
俺たちのダンジョン攻略はまだ始まったばかりだ――
上級ダンジョンを攻略したと言っても証拠を見せる事ができるが、とりあえず正直に言う事にした。
しかし、マリスはそれとは違うところに食いつく。
「帝都? あなた帝都から来たの?」
「いや、ここに来たのはエルフ国からだ」
正確にはそれも違うが、襲撃者に転移で連れて行かれた場所は結局どこだかわからなかった。
自分がどこから来たのかわからない――などと、記憶喪失なのか哲学なのかわからない事を言うのも説明が面倒になりそうなのでやめておく。
「帝都の中級ダンジョンは難易度が高く未だ攻略者がいないと聞いた事があったが……」
ルイは少々帝都のダンジョン事情を知っているらしく的確な突っ込みを入れてくる。
「つい最近までな。まあ俺が終止符を打ったが」
「なるほど……自信の根拠はそれか」
ルイが関心したように頷く。
「なら安心ね」
「ああ。俺が足をひっぱる心配をしていたとしたら。とんだ見当違いだぞ。むしろ不安なのはマリスの方だな」
「……全くこの子は。なかなか言うわね。まあ若いうちはそれくらいの自信を持ってるのもいいかもしれないけど」
俺たちは口頭ではあったが、互いに積んできた実績の確認を終える。
疑われるかもという懸念はあったが、杞憂だったようだ。
俺の発言をそのまま鵜呑みしてくれる人物がいるとは珍しいな。
まあ余計な説明をしなくて良いから助かる。
その後はマリスと雑談を交わす。
「帝都にエルフ国、随分遠い所から来たのね。それがまたなんでこんな辺境に?」
「来たくて来た訳じゃないんだけどな」
「どういう事?」
「気にするな。つまらない話だ」
「まあ、無理には聞かないけどね」
あまり言うべき話とも思えない。
俺はやんわりと話を切り替える。
「日程を決めよう。俺としては明日が良いんだが、二人とも大丈夫か?」
「ああ、俺もマリスも大丈夫だ。時間帯はどうする?」
「朝でいいだろう。実はサラにも朝と言ってある」
「了解だ」
俺たちは軽い打ち合わせを終えて別れる。
とりあえず、二人にはギルドの外で待ち合わせと言っておいた。
でないと不都合な点があるからな。
人数的にはもう一人加える事ができるが、どうすべきかな……。
いや、戦力的には十分か。
俺はパーティー勧誘を終える事にした。
何より時間の都合もある。
まだ今日中にやる事もあるからな。
俺は中級ダンジョンの資料を返しにミントの所に行く。
「はいこれ。随分役に立った」
「それならよかったです。随分熱心に読んでましたものね」
「事前準備は入念に……基本だろ?」
「……さすが世界一。言う事にいちいち重みがありますね……」
それは気のせいだ。
まあ突っ込むのも野暮なので放置しておく。
「明日の朝も来るが、もしサラの方が早かったら言付けを頼む」
「わかりました。なんて伝えましょうか?」
「メンバーは集まったから決行する。ギルドの外で待機。と伝えてくれ」
「……? わかりました。確実にお伝えしますね」
「頼む」
ミントが不思議に思ったようで問いかけてくる。
「どうして外なんですか? 中で待ち合わせた方がよろしいのでは?」
「外の方がなにかと都合が良いもんでな」
「まさか……ギルドに対して何か不信感があるのでは……?」
無いとは言わないが、別に話をややこしくする必要は無い。
「いや、俺の個人的な理由だ」
中に入ったらアナウンスがあるからな……。
せめてダンジョンを攻略するまでは隠す事にしよう。
いざという場面で頼られても困るからな。
俺はギルドを後にする。
まだやらなくてはいけない事があるので、城には帰らない。
俺はその足を、エレノアの中級ダンジョンへ向ける。
帰るのが遅くなっても明日に差し支えるので、若干急ぎ足だ。
資料によりだいたいの位置を把握していた俺は、それほど時間をかける事無くダンジョンに到着する。
そこには、初級ダンジョンと同じようにたくさんの冒険者が集まっていた。
おそらく他国の実力者も紛れているのだろうな。
俺はまず念のため、タイムアタックのレギュレーションを確認しに、受付に行く。
話を聞いた限り、初級ダンジョンと違いはないようだ。
パーティー限定という事以外はな。
確認を終えた俺は早速ダンジョンへ向かう。
資料によると、エレノア中級ダンジョンの基本ポイントは二千。
つまり過去にルイ夫妻が攻略したと言っていたダンジョンと同評価のダンジョンという訳だ。
二人が全く尻込みしなかったのはそのせいでもあるんだろうな。
もしかしたらもう来た事のある可能性もあるか。
俺は適当にダンジョンを回り、資料の信憑性を確認しておく。
「どうやら、信じても良さそうだな」
俺は周囲の魔物など気にもせず、調査を続けて行く。
称号で敏捷値を最大限伸ばしているので、中級ダンジョンとはいえ浅い階層の魔物の攻撃は楽に対処できた。
頭の中に簡単なチャートを描いて行く。
今度は低難易度とはいえ中級ダンジョンなので、スピードより、リスク回避を重要視しておく。
しばらくダンジョンを調査した俺は、探索を終了し、城に帰る事にした。
――翌日。
早速ギルドへ向かった俺の目に飛び込んできたのは、すでに到着していたサラと、ルイ、マリスだった。
どうやら、ミントの仲介により互いに組むことを知ったようで、すでに簡単な自己紹介は済ませてあるみたいだ。
手間が省けたな。
俺は早速三人に声をかける。
「早いな。三人共」
「あなたが遅いのよ」
到着早々サラに小言を言われる。
「ミントに言付けておいたから問題ないだろ。それより面子には納得したか?」
サラはルイとマリスに対して下から上へ舐めるように視線を送る。
「ええ、全く問題ないわね。むしろ私の方が気遅れしそうよ。よくこんな二人に手伝ってもらえる事になったわね」
マリスは確かランキングで6位だったか。たしかに実際それが強さには直結しないが、ランキング高い方がダンジョンでの実績は上というのは間違いない。
サラの気持ちもわからないでもないか。
そういえば、ルイの順位はどのくらいなんだろうな。
まあ、たしかめる必要もないか。マリスの旦那だしな。
間違いなく近いか、それ以上の実力はあるだろう。
「サラに異存がないなら、確定だな。じゃあ後は現地に向かいながら話そう。それでいいか二人とも?」
「おう」
「ええ、いいわよ」
道中、三人にエレノア中級ダンジョンに入った事があるかを尋ねてみる。
答えは三人共YESだった。
ルイとマリスに関してはこの国にきたばかりという事もあり、入っていなくても不思議はないかと思っていたが、エレノアダンジョンの魔物がどれほどか確認するために、何回か足を運んだらしい。
サラに関しては鍛錬で、よく赴くらしい。まあ当然といえば当然かもしれない。
受付で申し込みを済ませ、ダンジョンの前で全員集合する。
そこで俺は皆に真剣な顔で呼びかける。
「さて、お前たちに言っておく事が有る」
「何よ? 改まって」
マリスは俺の態度に不思議そうな表情をみせる。
他の二人も同様だ。
「基本的にダンジョン内では全員俺の言う事に従ってもらう」
「……」
「理由はあるのか?」
三人は顔を見合わせ、皆を代表してルイが聞いてくる。
「答えはいたって簡単。その方が速いからだ」
三人は再び顔を見合わせる。
「……いいんじゃない? まかせても。指示に従うだけって楽だし」
あまり考えていなさそうな、マリスが賛同してくれる。
「たしかにな……。まずくなったらフォローすれば良いだけだ。カイト……昨日みせた自信が本物か見せてもらうぞ」
つられるようにルイも追従してくれる。
残るは――
サラはしばらく黙っていたが、堪え切れなくなったのか渋々了承する。
「わかったわよ……。二人が良いって言うんじゃ。私だけ反対しても仕方ないし」
サラからすれば昨日助けを求めて来たかっこ悪い男という印象が強いのだろうな。
格下と思っている相手に従うのは少し抵抗があったのかもしれない。
「よし。じゃあ全員異論はないな。とりあえず俺が何かを言うまでは勝手な行動を取るなよ」
全員が頷く。
約1名は渋々といった感じだが……。
皆の意思が確認できたところで、俺たちはダンジョンに入る。
まずは最初の階層だ。
いきなり近くに敵の群れが見える。
「早速来たか」
「まずは小手調べね」
ルイとサラは我先にと自分の武器を取りだし、戦闘準備に入る。
マリスは俺にまかせようとしているのか、俺の傍にいるだけで、特に動く気はないらしい。
ルイとサラの奴……。
あいつら人の言う事を聞いてるのか?
まあ、タイプ的には脳筋だとは思っていたけど……。
俺は前方に突出しようとしている二人を呼びとめる。
「ルイ、サラ……集合だ」
俺たちのダンジョン攻略はまだ始まったばかりだ――
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