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しおりを挟むあの後、バーを出た私は、一つ下の階のレストランで軽く夕食を済ませて部屋に戻ったのだった。
シャワーを浴び、ミニバーから缶ビールを取り出し、部屋のテラスへ。
夜風が心地いい。
「きっと冗談よね。私の反応見て楽しんでただけよ」
淡い期待がなかったかといったら嘘になるが、あのバーでの出来事は、旅行のハプニング?良い思い出?として心のアルバムの1ページにそっと貼り付けてしまっておく事にしよう。
缶ビールの蓋を開けると「プシューッ」と爽快な音と共に泡が溢れ出し、慌てて口をつける。
「あーっ!!やっぱり海辺で飲むビールはサイコーッ!!」
喉を伝う冷たい刺激に、ようやく現実に引き戻された気がした。
空はすっかり夜の闇に覆われ、キラキラと瞬く星達と月が今は主役だ。
波の音を聞いていたら、いつしか眠ってしまっていたらしい、、、
「ピンポーン」
突然のインターホンの音で起こされ、それに気づいたのだった。
「んっん、、あ、、れ、、寝ちゃってた、、私、、」
よろよろと立ち上がり部屋のドアに向かう。
覗き穴から外を窺うと、なんとそこにはマスターの姿が、、、
寝起きでぼーっとしている頭に瞬時に夕暮れ時のバーでの出来事が蘇った。
(シークレットメニュー、、、届けに来たんだわ、、)
恐る恐るドアを開けるとマスターはニッコリ笑って、、
「もしかしてもう寝てました?だったら起こしちゃってごめんなさい。僕帰った方がいいかな?」
マスターはずるい。
私の答えを知っていてわざとやっている。
わかっていたけど、こうなったら彼にもう従うしか無い。
「大丈夫。シークレットメニュー、、ぜひ味わってみたいから、、、どうぞ入って」
開き直ったかのような私の対応に戸惑いの表情を少し見せながらも、
「いいんですか?」耳元に唇をよせ甘く囁いたかと思うと、「では、失礼します」と言って躊躇なくマスターは部屋に入ってきたのだった。
私を見つめながら後ろ手にドアチェーンをかけ、近づいてきたかと思うと壁ドンの形で私を壁に押し付け、、「君と僕の身体が混ざり合って溶け合う最高のカクテル、一緒に作ろうね」そう耳元で囁くと、ゆっくりと唇を耳から首、首から胸元へと這わせていく、、
「あっっ、、んんんっっっ」
溢れる快楽の声を抑えきれない。
すでにマスターもシャワーを浴びてきたのか、髪や身体からはバーのテラスで抱きすくめられた時の香りとは違う、シャワーソープの香り。
この香りはアリュールオムだろうか?CHANELの香りを纏う美しい男。
私の胸元に顔を埋めるマスターの髪にキスをすると、それに気づいた彼は顔をあげ、ゆっくりと唇を重ねてきた。
熱く柔らかな感触。
時折舌を絡ませて、激しく求めあう唇。
もっと、もっと、彼が欲しい。
唇から首へと舌を這わせて、彼の肌の感触を味わう。
滑らかで白い素肌。
耳たぶに優しく歯を当てたら、可愛い声をあげた。
「あっ、、はぁ、、責めるの、、好きなの?」
「ダメ?」
「ううん。女の子に責められるの大好き。きっと君はそういうタイプって直感で感じてた。んっ、、はぁ、、、もっと、、して、、」
シャツのボタンをひとつずつ外していく。
程よく鍛えられた胸板に唇を這わせる。
小さく尖った薔薇色の乳首を優しく指で転がすと、、、「んっっ、、あっんっ、、」と可愛らしい声をあげた。
たまらずに口に含んで舌先で優しく愛撫する。
「はぁっ、、、んっ、、んっ、、すごい、、気持ち、、いい、、よ、、
んねぇ、、こっち、、ここも、、してほしいな、、」
そう囁くと私の手をそっと掴んでズボンのベルトの下に押し当てた。
促されるままに、、ベルトを外し、、その下のボタンを外し、、ファスナーをゆっくりと、、噛み合った金具がひとつひとつ外れて行く音を確認しながら、、下ろしていく。
プレゼントの中身を想像しながら包みを開けるあの時のワクワクした気持ち。美しい男の、1番敏感で柔らかい部分をこれからじっくりと味わい堪能するのだ。
ファスナーが下がりきって、ズボンをやや強引に下げると、、
「んっっふふっっ。そんなに急がなくてもいいよ」と私の髪を愛おしそうに撫でた。
下着は黒いボクサーブリーフ。
すでにその部分が大きく膨らんでいる。先端であろう部分を優しく擦ると、じんわりと湿って小さなシミを作った。
「んん、、、はぁぁ、、んもう、、がまんできないよ、、、は、はやく、、してほしいな、、」
可愛くおねだりするマスターの美しい顔を眺めつつ、、ゆっくりと下着をめくりながら、、そそりたったその大事な部分を露わにしていく愉悦、、
美しいピンク色をした形良い亀、頭、、、根本を優しく握ると、、先走りの汁がねっとりと滴った。
唇で包み込むように吸い付くと「あぅっっ、、」と可愛いファルセットで喘ぐ。
奥まで飲み込んで、舌で裏筋を刺激しながら、唇でしごく。そのたびに亀、、頭が痙攣したようにピクピクと反応しているのがわかる。
袋を優しく転がすように掌で愛撫しつつ、唇は徐々に激しさを増すよう前後に動かしていく。
硬さがマックスに達した瞬間、「ああっっっ、いっっ、いくっっ、、このままいってもいい?」
切なそうな声をあげて懇願しているように見えた。
声を出せない私は、ややオーバーアクションで頷く。
「はぁっっ、、うっっ、、いいのっ、、ああっ、、いっっいってもいい、、はぁっっ、、あっっっ、、」
美しい男が昇天する時の顔はこの上もなくセクシーだ。
苦痛とも快楽ともつかない恍惚の表情を浮かべ赤い唇が微かに震えている。
「んんっっっ、、あああっっっっ、いっっいくっっっっうううぅぅぅ、、、」
硬く張り詰めたその部分からマスターのリキュールが私の口内に甘やかに広がり、渇いた喉奥を潤していった。
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