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しおりを挟む「下手くそ、下手くそ、よく言うよ!あんあん言って感じまくってた奴が!」
「はあ!?仕方ないじゃん!穂高がガンガン突いてくるし、上になれよ、とか穂高からの命令口調、弱かったんだもん!」
「お前がタイミングよく連絡してくるからだろ!こっちが色々あって、ストレス溜めてるときに!」
「知らないし!そんなの!」
穂高と史哉の言い合いに、拓磨はため息をついた。
「....お二人さん、穂高は隣。史哉は前を見ろ」
それぞれ、不意に結月を見ると、顔面蒼白になり硬直した結月がいた。
「ゆ、結月、違うから、過去のことだし、ね?」
「そうだぞ、もう終わったことだし。今は俺にはお前がいるんだ」
穂高が結月の頭を撫でた。
「もう二度と、いや、一生、穂高と寝ることはないんだし、安心して、結月」
「あってたまるか」
史哉のフォローに思わず、拓磨がツッコんだ。
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