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しおりを挟む穂高が寝室に入ると既に結月はすやすやと眠っていた。
微笑ましく結月の寝顔を見つめた後、結月を起こさないよう、静かに結月の隣で結月を優しく抱き、穂高も瞼を閉じた。
2人の寝室と同じ2階の宛てがわれた部屋のダブルベッドで拓磨と史哉は寝付いてはいなかった。
「....親になんて説明しよう...」
史哉が独り言のように不安な声で呟いた。
「....俺が父親なのが嫌なのか?」
「違う、そんなんじゃない、そうじゃなくて...」
ベッドの上で向き合った。
「まだ、親は穂高を諦めていないから、なんて言われるか、それが怖いだけ」
「史哉....」
拓磨の瞳は儚げに揺れ、思わず、拓磨は史哉を抱き締めた。
「大丈夫。俺がなんとかする。だから、史哉は心配するな」
「ヒート起こしてたとは言え、自分が妊娠、て想像もつかない....」
史哉にキスをした。
拓磨は寝巻きのボタンを上から外して行き、史哉がその手を抑えた。
「だ、ダメだよ。穂高に言われたじゃない」
「結月は心配するな、て言ったろ?」
「で、でも」
拓磨は微かに笑みを浮かべ、史哉のボタンを外し、素肌を露わにしていく。
「したくない?」
史哉は頬を染めた。
「そ、そういう訳じゃないけど....」
「だったら、いいじゃん」
拓磨は史哉を仰向けにし、馬乗りになると史哉にキスをし、首筋に舌を這わせ、桜色の乳首にキスをした。
「あ....拓磨」
寝巻きを脱がされ、全身にキスを受け、史哉は甘い声を漏らした。
膝を持ち上げ、史哉の膣を見ると、微かに濡れている。
拓磨は舌を伸ばし、舐める。
「あ、あ....」
愛液が溢れ出し、拓磨は甘い蜜を啜った。
しっとりと濡れた膣に拓磨は挿入し、再び、史哉の唇を噛むように口付ける。
史哉は拓磨に翻弄されていった。
声を押し殺しながら、頬を紅潮させ、息を弾ませながら、拓磨に突かれながら、史哉は必死に拓磨の背中を抱いた。
「愛してる、史哉」
「僕も...愛してる、拓磨....」
1つになり、ベッドがギシギシと音を立てる中、拓磨は史哉にキスをし、そして、史哉の項を甘く噛み締めた。
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