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しおりを挟む授業どころではなくなってきた。
どうも熱っぽく気だるい、そして体も重い....。
結月は保健室で休む事にした。
残念ながら保険医がいない。
(風邪、引いたかな...)
瞼も重く、薄く開いた唇から漏れる息も荒い。
ふと、周囲に人の気配を感じた。
(心配して同級生が来てくれたのか...)
安堵したのも束の間だった。
唇は奪われ、シャツははだけられると、素肌を晒された。
(な、なにこれ...)
唇を奪われているし、なぜか舌を絡め取ってくるので苦しい。体も瞼も重く、動けない。
仕舞いには結月は保健室のベッドの上、全裸にされ、ベッドを囲むカーテンで遮られた。
両方の乳首に生ぬるい舌が這う。
「あ、ああ...」
勃起したピンク色の乳首を2人はそれぞれ、舌先で転がしたり、吸ったり忙しない。
そうこうしているうちにアナルに指が触れた。
「...すげ、濡れてる」
何処か遠くで聞こえているかのようだ。
指が入り込んでくると、ヌチャ、と確かに湿ったトロッとした透明な液が溢れ、指にもまとわりついた。
周りのαをそそるフェロモンが漂う。
競い合うように次々と性器と化したアナルに舌が這うと、またヌチャ、という音と共に糸を引いた。
「...甘い」
夢中で1人のαが結月の初めての蕾を貪った。
しばらくすると、また別の αが結月の蕾を舐めまくる。
どんどん溢れる甘い蜜を吸った。
「あ...っ、ああっ」
熱にうなされる結月も感じた。
何人かにそうして、アナルを味わわれた後は硬いなにかを入れられた。
動かす度にグチャグチャと卑猥な音を立てる。
「あっ、ああ、やめて、やめて、なんで」
ようやく、熱にうなされながらも、指より太く出し入れされるそれが勃起したちんぽだと気がついた。
脚を掲げられ、αは夢中で腰を使い、結月の中に飛沫を飛ばした。
1人が終わると、また違うαが勃起を差し込んできた。
「すげー気持ちいい...!」
夢中でαに掘られ、結月の体が大きく上下に揺れた。
「あっ、ああん!」
何度も何度も...いつまで続くんだろう。
痛みはなかった、寧ろ、初めての筈なのに男を受け入れ、よがってしまっている自分を恥じる結月がいた。
結月はαだ。
なぜ、自分がこんな事になっているのかがわからなかった。
と、その時だった。
ベッドを遮っていたカーテンが勢いよく開かれた。
「お前ら、何してるんだ!」
男たちに取り囲まれ、だらしなく口を開け、朦朧としている結月の両方の乳首を舐めていた2人、結月のアナルに入れていた1人、既に終わらせた生徒が一斉に振り向いた。
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