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しおりを挟む緩やかに春は過ぎていきました。
変わらず、リクとカイ、ソラの3人で恭一のバイトするコンビニに出向いたり、はたまた、3人で恭一の部屋に遊びに行き、現役大学生の恭一に見てもらいながら勉強に集中したあとは、3人は仲良く恭一とお茶をし、セックスをしたり、ソラと恭一が助けた猫と遊んだり。
リクは親友の瞬と仲直りでき、以前のように友人として瞬の家へ行き、勉強したり漫画を読んだり、お喋りしたり。
夏休みに入って間もなく。
リクとカイ、ソラは宿題を持ち、恭一の部屋へと遊びに来ています。
恭一を含めて、全員で恭一が4つに切ったスイカにかぶりついています。
「ねえ、恭一さん、海連れてってよー」
スイカを齧りながらカイが言いました。
「そうだなあ...レンタカー借りて4人で行くか」
「...花火大会も行きたいな」
ソラがポツリ、呟きます。
「確か8月中旬辺りだったかな?近所の神社でやるみたい」
リクが種をぷ、ぷ、と吐き出しながら言います。
「花火大会かあ、いいね」
恭一とカイが声を揃えます。
「ああ、ただ、花火大会は客が多いらしくて休み取れないかも、俺」
恭一はコンビニのバイトを始めたのは最近からで、去年の夏の様子を知りません。
その前はファミレスでバイトしていましたが、大学から近いコンビニに変えたのです。
「そうなの、つまんない...あ、だったら、花火大会が終わったら、みんなで恭一さんとこ行くよ!みんなで手持ち花火しよ!」
カイの閃きに、リクとソラも賛成しました。
「とりあえず、今度、みんなで水着、買いいくか」
「恭一さんがあっと驚くようなセクシーな水着にしないとね!」
カイの明るい一言に一斉、爆笑。
「どんな水着だよ」
結局は長めのパンツタイプの水着になるんですけどね。
幼い頃は3人は同じ服を着せられていましたが、歳を重ねるうちに3人は服も下着も敢えて色や柄を揃えることはなくなりました。
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