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しおりを挟むリクとカイ、ソラは学校でも有名人だ。
リクとカイは人当たりも良く愛想もいい為、友人が多い。
だが、人見知りなソラは話しかけて来られるのが苦手だ。
そして、小さなホクロの有無や場所でしか顔の判別も難しく、背格好も同じな為に、3人とも他の2人に間違われることも数知れない。
3人は残念ながらクラスは別々。
リクは成績優秀、スポーツ万能、人当たりもよく、リーダー的、要素もあるリクの性格から、教師からも気に入られ、学級委員も務めている。
帰宅しようと準備をしていたら、プリントのコピーを手伝って欲しい、と担任に言われ、鞄を持ち、リクは職員室へと向かった。
カイはリクとソラと帰宅しようとリクのクラスへ。
リクの机を見ると、鞄がない。
「あれ?先、帰ったのか...」
うーん、と立ち尽くしていると、
「やっと来た」
リクの親友、瞬が話しかけてきた。
「話しがあるんだ。ちょっといい?」
「俺に?」
リクの親友がなんの用だろう、と瞬の後を追い歩いた。
確か、サッカー部だとか言ってたな...。
背が高く、黒髪のイケメンな瞬の横顔を眺めた。
ソラはクラスのみんながいなくなり、ようやく鞄を持ち、廊下に出た。
カイとリクの親友と聞いている、瞬が並んで歩いている。
「...なんだろう」
不思議に思い、こっそり2人の後を追った。
着いたのは人気のない校舎裏。
ソラは校舎に体を隠し、カイと瞬の様子を覗き見だ。
「話しってなに?」
カイがぶっきらぼうに言うなり、カイは抱きしめられた。
「好きだ!」
いきなり抱きしめられたカイも、隠れて見ていたソラも呆然となった。
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