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スイーツ奪う
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ニューヨークチーズケーキと苺のタルトが運ばれてくると、
「わあ!美味しそ!」
とまたもやスマホで写メ撮ってる...。
「どっちから食べよっかなあ」
随分、嬉しそうに瞳を輝かせ、ニューヨークチーズケーキにフォークを入れ、パク、と1口。
「んー!美味し!」
俺の片眉がぴく、と動く。
....確かに美味そう...。
特にあの苺タルトのあの苺、完熟なんじゃね!?てかあのてり具合、なに!?
美味しいですよ、食べてください、て語りかけるかのような輝き...!
苺のタルトを頬張った相手は柔らかそうな頬っぺたを抑えてる。
「苺、あまーい!ショートケーキの苺もさ!?つい、最初に食べちゃうよね!?ね!?ね!?」
....いや、俺は最後に残しとく派だが。
「あー、美味し!でも明日からアレだなあ、食事制限しなきゃかなあ?」
ニューヨークチーズケーキ食いながら尋ねてくるが....知らんがな。
てか、美味そうだな。
「....食べたいの?」
思わず視線を逸らす。
「はい、あげる」
まだ半分以上はあるニューヨークチーズケーキの乗った皿をフォークを添え、滑らせてきた。
「あ、美味い....」
が、あの苺、美味そうなんだよなあ...。
そこからは無意識だった。
味わって食べている様子の苺タルトの皿も手繰り寄せ、勝手に食べた。
「あ、やっぱり完熟!んっま」
パクパク、苺タルトを食べていて、は、とした。
向かい側で、お菓子を2つとも取り上げられ子供のように切ない瞳で俺を見つめてた。
「あ、悪い」
慌てて、苺タルトの皿を返そうとした、が、
「....もういいよ」
「なに?拗ねてんの?」
「....それ、食べていいから店、出たら付き合って」
「....え?」
まさかの...?
相手が身を乗り出し、真剣な眼差しで切り出した。
「カラオケ!」
「カラオケ?」
さぁっ、と血の気が引いた。
カラオケの密室で...襲われる...?
「もうね、3日行ってないの。あ、でも、5人いたからさー、殆ど歌えなくって聞き専的なー」
....単なるカラオケ好きか。
「わあ!美味しそ!」
とまたもやスマホで写メ撮ってる...。
「どっちから食べよっかなあ」
随分、嬉しそうに瞳を輝かせ、ニューヨークチーズケーキにフォークを入れ、パク、と1口。
「んー!美味し!」
俺の片眉がぴく、と動く。
....確かに美味そう...。
特にあの苺タルトのあの苺、完熟なんじゃね!?てかあのてり具合、なに!?
美味しいですよ、食べてください、て語りかけるかのような輝き...!
苺のタルトを頬張った相手は柔らかそうな頬っぺたを抑えてる。
「苺、あまーい!ショートケーキの苺もさ!?つい、最初に食べちゃうよね!?ね!?ね!?」
....いや、俺は最後に残しとく派だが。
「あー、美味し!でも明日からアレだなあ、食事制限しなきゃかなあ?」
ニューヨークチーズケーキ食いながら尋ねてくるが....知らんがな。
てか、美味そうだな。
「....食べたいの?」
思わず視線を逸らす。
「はい、あげる」
まだ半分以上はあるニューヨークチーズケーキの乗った皿をフォークを添え、滑らせてきた。
「あ、美味い....」
が、あの苺、美味そうなんだよなあ...。
そこからは無意識だった。
味わって食べている様子の苺タルトの皿も手繰り寄せ、勝手に食べた。
「あ、やっぱり完熟!んっま」
パクパク、苺タルトを食べていて、は、とした。
向かい側で、お菓子を2つとも取り上げられ子供のように切ない瞳で俺を見つめてた。
「あ、悪い」
慌てて、苺タルトの皿を返そうとした、が、
「....もういいよ」
「なに?拗ねてんの?」
「....それ、食べていいから店、出たら付き合って」
「....え?」
まさかの...?
相手が身を乗り出し、真剣な眼差しで切り出した。
「カラオケ!」
「カラオケ?」
さぁっ、と血の気が引いた。
カラオケの密室で...襲われる...?
「もうね、3日行ってないの。あ、でも、5人いたからさー、殆ど歌えなくって聞き専的なー」
....単なるカラオケ好きか。
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