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しおりを挟む「...使い古しは嫌だろ」
惇生に抜かせ、自身のアナルを後ろ手に、ローションを塗った指を入れ軽く解した。
「こっちは新品だから」
「で、でも、大悟...」
まさか、自分が大悟を抱く羽目になるとは、と目を丸くした。
だが、色白な大悟の全裸に興奮する自分がいる。
薄いベージュの小さな乳首、程よい筋肉のついた身体は細い、軽く脚を曲げたその奥...。
「入れろよ」
色っぽい...思わず、生唾を飲んだ。
恐る恐る、大悟に近づき、顔を寄せる。
「...鼻で息しろ」
直後、後頭部を抑えられ、自分の下にいる大悟とキスをした。
....ファーストキス。
上手く呼吸が出来ない、けれど、舌を絡ませているうちに息が上がる。
ついでに股間にも刺激が伝わった。
大悟のアナルにそれを宛てがい、顔色を伺いながら、ゆっくり挿入していく。
大悟の顔が歪む。
「...痛い?」
「全然」
表情からそれは嘘だと充分わかる。
が、大悟の中の暖かさに、止めどはきかない。
自分の中の雄を初めて知った。
腰を打ち付けるごとに、大悟は痛みから歪ませた顔が次第に頬を紅潮させ、形のいい薄い唇から、妖しい声が漏れ始める。
「あ、あんま、見んな」
「見る、目に焼き付けてやる。俺しか知らない大悟の艶っぽい姿」
瞼を開けると、惇生の勝気ながら、子供のような無邪気な瞳とぶつかった。
「何回、していい?」
「...お前は鬼か」
「仕方ないじゃん。大悟が好きだし、気持ちいいもん。誰も知らない、大悟の中」
がん、と一際、腰を打ち付け、あっ...!と、大悟が弓なりにしなった。
「出すよ、大悟の中」
激しさを増し、初めての大悟のアナルで惇生の勃起が脈を打ち、白濁を流し込む。
大悟も自身で扱き、続けざまに射精し、腹を汚した。
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