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しおりを挟む高校から今まで。スカウトを受け、時折、読者モデルをしている。
その為、ファッションにも近しく、撮影で気に入った服やアクセサリーを買い取る事もある。
雑誌の中の大悟に抱かれる事を歓び、他にも男がいようと、今日は自分の大悟、と男たちは、今日は時間ある?等と連絡してくるし、こちらから連絡する事もある。
抱きたい男に困った事がない。
「....あっ、あ、ああ....!」
シーツが互いの四肢で揺れ、歪む。
悪癖は怖いもので大悟はその日の気分で好みの男を抱く。
「あ、あっ....イきそう、イきそう....!」
大悟の下で紅潮した潤んだ瞳で訴え、聖が下半身を握り、白濁を吐き出し、大悟も聖の身体を使い、射精を迎えようと腰を使う。
「あ、あっ、大悟お...」
「....イク」
歯を食いしばり、聖の奥で果てると聖にもたれ掛かり、互いに息を整えた。
「コーヒーでよかった?」
ベッドで半裸の大悟に聖が湯気のたつマグカップを手渡した。
「サンキュ」
口を付けるとふわりと珈琲の香りが鼻をかすめる。
聖はショップ店員。知り合ったのはあのバーだ。
聖もマグカップを持ち、大悟の隣に腰掛けた。
「大悟に落ちないなんて、変わった子」
そう言うと、猫のように大悟の肩に頭を擦り付けた。
「邪魔」
「もーう。冷たいんだから」
聖の頭をどかすと、唇を尖らせ、拗ねたが、満更でもない様子。
大悟に選ばれた、それだけで勝ち組なのだ。
「今日は泊まってくでしょ?」
「いや」
途端、聖はベッド近くのローテーブルにカップを置いた。
「泊まってくって言ってたじゃない!」
「気が変わったから」
黒目がちな瞳が大悟を見つめ、つん、と尖らせた薄い唇に大悟はキスをした。
「なにか悪いことした?」
「違う。いつもの気まぐれ。また来るよ」
「絶対ね」
聖の後頭部を抱くと、1度離した唇を再度、合わせ、聖も瞼を閉じた。
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