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ベッドに押し倒され、キスを繰り返しながら...慶太くんの手のひらでバスローブの下の素肌を撫で回される。

なかなか慣れた手つき...俺も負けてはない筈なんだが...。

「ちょ、ちょっと、慶太くん」

ぷは、と息を吐き、キスを解く。

「なに?優輝さん」

トロンとした可愛らしい瞳...。

「あ、あの、タチ、なんだけど...」

「誰が?」

「だ、だから俺、タチで...」

「そうなんだ」

そうなんだ、じゃなくて...!

「大丈夫、優しくするから」

可愛らしい顔立ちなのに、スイッチ入っちゃってるな、慶太くん...少々、鼻息荒い...
わからなくはないが。

俺もこんな感じだろうな...お目当ての子とラブホ来て寸止めされたらキツいよな...だが。

「で、でも...」

結局、慶太くんに身ぐるみ剥がされ、全裸にされた。

と言ってもパンツ履いてはいるが。

「...いい体してるね」

俺の上に乗って来ながら、慶太くんも自らバスローブを脱いだ。

ところどころ興奮からかピンク色だが、色白で細身。
めちゃくちゃ抱きたい体...。

「あ、待って。ローション買わなきゃだね」

ローション...。

俺に使う為の...?

「ま、待って、あの」

ひょい、と慶太くんはベッドを降り、室内にある小さな自販機からローションを購入し戻ってきた。

「心配しないで痛くしないから」

ちゅ、と頬っぺたに可愛らしいキス。

....いつもなら俺がやるんだが...てか、もしや、俺より上手くない?

俺、もっと雑な気する...。

俺はもうタカをくくった。

ほんの1時間程度、我慢すればいいだけだ。

まさかの首筋にキスされたり、乳首まで舐められた。

今まで舐める方、愛撫する側しか知らなかったから...乳首が感じるとは知らなかった...。

あっ、あん、とか変な声が出て思わず口元を抑えると、慶太くんがにっこり微笑んだ。

「優輝さん、すんごい可愛い声出すね。嬉しい」

こんな可愛らしいのに...やられんのはずっとタチしか知らないまさかの俺...。

「我慢しなくっていいよ、いっぱい声聞かせてよ、興奮するし。どうせ2人きりなんだしさ」

...それ、いつも俺が言ってるセリフだわ...複雑すぎる....。
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