7月は男子校の探偵少女

金時るるの

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その後のあれこれ

画家と7月への手紙 ※

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 彼女には、もう何年も手紙をやり取りしている相手がいる。
 かつてクラウス学園で彼女のルームメイトだったクルトという少年だ。俺も何度か会った事がある。彼女が学校を辞めてからも、手紙のやり取りだけは今も続いているそうだ。
 二人は随分と仲が良かったらしい。この間も彼女は


「聞いてください! 今日クルトから届いた手紙、なんと全文フランス語なんですよ! あの人、時々こういう事するんです! わたしがフランス語苦手だって知ってるはずなのに……! これは嫌がらせ以外のなにものでもありません!」


 だとか憤慨していたものの、結局悪戦苦闘しながらも、なんとかその手紙を訳して返事を書いていた。

 その彼から、今日も手紙が届いたらしい。


「フェルディオ、見て見て。クルトから手紙が届いたんですよ」


 夕食の後で、ユーリは封筒を顔の前にかざしながら、弾んだ声でこちらに見せてきた。その後で、早速封を切って中身を取り出す。
 椅子に腰掛けた彼女は、最初のうちは足をぶらぶらさせながら機嫌よさそうに手紙を読んでいたが、暫くしてぴたりと動きを止めると、一転して食い入るように便箋を見つめ始めた。
 やがて手紙をテーブルに置くと、左手で頬のあたりに指で触れるような仕草をする。
 それがふと気になった。
 それは彼女が真剣に考え事をする時の癖だ。この仕草をする時、彼女は俺には及びもつかないようなことを頭の中で展開させているのだ。
  その原因が、先程まで読んでいた手紙と関係あるんだろうか。


「なにか、良くないことでも書かれていたのか?」


 手紙を指し示しながら問うと、彼女ははっとしたように指を離す。


「あ、いえ、そうじゃないんです。ただ、なんていうか、少し不思議なことが書かれていて……」

「不思議なこと?」

「ええ、これなんですけど……」


 そう言うと彼女は手紙を見せてくれた。幸いにもフランス語ではなかった。
 手紙は簡単な挨拶から始まり、続いてクルト少年――いや、もう青年と言っていい年頃か。その彼の近況について簡潔に記されている。そこまでは特におかしいところは見られない。


「問題はその後なんです」


 彼女の言葉に従い読み進めていくと、以下のようなことが書かれていた。


【実は最近妙な事があって……その事に関してお前の助言が欲しいんだ。
 以下に俺の覚えている限りで、起こった事を細かく書き記すから読んでくれ。

 少し前に、我が家に一体の剥製が置かれる事になったんだ。
 それは見事な鹿の剥製だった。少なくとも俺はそう思った。だが、一緒にその場にいたねえさまは
 『まあ、立派なキツネの剥製ね』
 なんて言い出したんだ。
 ところがその場にはキツネの剥製なんて存在しない。ねえさまはあきらかに鹿の剥製を見て、それをキツネだと言って譲らないんだ。
 まさかねえさまがこれまでずっと鹿とキツネを取り違えて覚えて生きてきたなんて事も考えられない。
 暫く二人で鹿だ、いいやキツネだと言い合っていると、埒があかないと思ったのか、ねえさまが提案してきた。
 『それなら他の人にも聞いてみましょう』
 と。
 そこで屋敷の使用人を集めて質問することになった。問題の剥製を示して、何の動物に見えるかと使用人達に尋ねたんだ。傍から見れば頭がおかしいと思われるかもしれないが、その方法が良いだろうとねえさまが言ったから。その間もねえさまは
 『わたしはキツネだと思うんだけれど』
 だとか言い続けていた。
 ともかく、俺はこれでねえさまのおかしな勘違いが正されるものと思っていたんだが、なんと、使用人の中にはねえさまと同じように
 『これはキツネです』
 なんて言い出す者が現れたんだ。それも一人だけじゃない。何人もだ。勿論『鹿だ』と答えた者が大多数だったが。
 それでもわけがわからなかった。まさか世の中には鹿がキツネに見える人間が存在するのかとも考えた。
 もしかしておかしな夢でも見ているのかと疑って自分の頬をつねったりもした。けれど夢じゃない。現実なんだ。
 困惑する俺の横で、ねえさまは使用人の大半が『鹿だ』と答えた事で、自分の意見が多数派でなかった事が悲しかったのか、なんだか浮かない顔をしていた。
 だが、不思議なのはそれだけじゃなかった。その件から少しして、ねえさまが何名かの使用人に対して突然暇を出したと言うんだ。調べてみれば、暇を出されたのは全員例の剥製を『キツネだ』と答えた者達だという。

 どうしてねえさまがそんな事をしたのか見当もつかない。
 俺は困惑すると同時に、発端となった剥製のことがなんとなく気味悪くなって、倉庫に移動させる事にした。
 すると暫くして剥製が見当たらない事に気付いたねえさまが
 『あら、あの鹿の剥製はどうしたの?』
 だとか言い出すんだ。
 思わず俺が
 『ねえさまはあれをキツネだと言っていたじゃないか』
 と言うと、
 『そうだったかしら?』
 なんて、まるで以前の自分の発言なんて覚えていないというような口ぶりで……。
 あれだけ使用人を巻き込んで騒いだというのに、それも覚えていないのかと思ったら、なんだか恐ろしくなってきて……。

 なあ、ユーリ、考えたくは無いが、もしかして、ねえさまはどうにかしてしまったんだろうか。それともおかしいのは俺のほうなのか?  お前はどう思う? 意見を聞かせてくれ。頼む。返事を待ってる】


 手紙を読み終えた俺は、便箋をテーブルに置く。
 文章の端々から困惑と微かな焦燥が伝わってくるようだ。ひとりではどうにもならずに彼女にこの手紙を書いたのかもしれない。


「どうでした?  不思議な話だと思いませんでしたか?」


 ユーリが身を乗り出す。


「……そうだな。確かに不思議だ」


 相槌を打ちながらも、俺はある疑いを抱いていた。
 俺が頭を怪我して以来、人の顔を判別できないように、クルトの姉も身体のどこかに異常を抱えていて、それが原因で本来目にしているものが一時的に全く別の物として認識されてしまい、更には記憶の混濁まで引き起こしているのではないかと。
 だが、そうすると使用人までもが姉に同調したという事実に関して説明がつかない。まさか全員が全員同じように身体に異常を抱えていたとは考え辛い。
 それにその後で使用人に暇を出した理由も。

 ちらりとユーリの様子を伺う。
 彼女はどう思っているんだろう。


「……俺には見当もつかない。君の考えは?」


 問うと、彼女は考え込むように微かに首を傾げる。


「ええと、自信はないんですが……わたしの考えでは、クルトのお姉さんは至って正常で、一見不可解に思える言動にも理由があったんじゃないかと思うんです」

「一体、どんな理由が?」

「それは……使用人を試すため、とか」

「試す?」


 彼女は頷く。


「ええ、クルトはいずれブラウモント家の当主となる人物です。そんな彼に対して誠実でない態度をとるような使用人がいるとすれば問題でしょう。それを見極めるために、クルトのお姉さんはわざと鹿の剥製をキツネだと言い張ったんです。そして使用人に意見を求めるように誘導した。その時にもしも自分に同調して鹿の剥製を『キツネだ』と答えるような者は、次期当主であるクルトをないがしろにしかねないと考えたんでしょう」

「……それなら、同調した使用人の中には、姉に何か考えがあって、鹿のことをキツネだと言い出したのではと考えた者もいたんじゃないか?」

「だとしても、クルトの目の前で同調するのは問題です。鹿の事をキツネだと言うなんて、明らかに間違っているのに。それって、事実を捻じ曲げてでも、次期当主よりもその姉を尊重しますと堂々と宣言しているようなものです。そういう人物も今後のブラウモウント家には必要ないと考えたんじゃないでしょうか。本当に有能な使用人ならば、その意図を汲み取るか、そうでなくても空気を読んで『鹿だ』と答えるはずだとも考えて」

「だから、キツネと答えた使用人を解雇したのか」

「使用人に尋ねた後で浮かない顔をしていたというのも、仕方ないとはいえ自分に同調した者を解雇しなければならないという罪悪感から来るものだったのかもしれません」


 彼女の話を聞き終えて、俺は驚きを禁じ得なかった。あの手紙の内容からそんな推測をするとは。
 だが、不思議なことではない。今までも彼女はその洞察力をもってして、様々な真実を導き出してきたのだから。
 それを考えれば、今回の手紙の件も、真相は彼女の言う通りなのではないか。


「フェルディオはどう思います? わたしの考え、間違ってると思いますか?」
「いや、きっと君の推測通りなんだろう」


 ユーリにそう言うと、不安そうにしていた彼女は一転して安堵したように胸を撫で下ろした。


「うーん……それにしても貴族っていうのは大変なんですねえ。でも、どうしてクルトはお姉さんに直接真意を聞かなかったのかな……?  あの二人、すごく仲が良いはずなのに」


 不思議そうにしている彼女に、俺は思った事を口にする。


「仲が良いからこそ、聞けなかったのかもしれない。手紙の中で、彼は自分の姉がどうかしてしまったのかと不安になっていたようだった。もしも姉本人に直接確かめた結果、彼女が正常ではないと判明してしまったら……と考えたら躊躇ってしまったんじゃないだろうか」

「なるほど……確かに、身近な人物がそんなふうになってしまったら、きっとこの上なく辛いですよね。クルトは自分で真実を確かめるのが怖かったんですね……」

「早く返事を書くと良い。君の考えを知れば、彼も安心するだろう」

「そうですね。早速書きます」


 そう言うと、彼女はテーブルに便箋を広げてペンを走らせ始めた。


 その真剣な様子を眺めながら、俺はいつの間にかテーブルの表面を指でゆっくりと叩いていた。
 聞いたところによると、クルトという青年は彼女にとって兄のような存在だったらしい。彼女が苦しんでいた時に、側にいて立ち直る手助けをしてくれたのも彼だとか。

 俺は彼女が辛い思いをしている時に、側にいて支える事ができなかった。そんな自分が不甲斐ないと思うと同時に、彼女にとって重要な存在であったクルトに対して、軽い嫉妬のような感情を抱いているのかもしれない。
 そこまで考えて、軽く頭を振る。
 ……まったく馬鹿みたいだ。過去がどうであろうと、彼女は今こうして俺の側にいてくれるというのに。
 俺は机を叩く指を止めると、苦笑と共に軽い溜息を吐き出した。
 そのとき、手紙を書いていた彼女がふと手を止めてこちらを見た。
 溜息を聞かれたのかと一瞬狼狽したが、咄嗟に咳払いで誤魔化す。
 すると彼女はペンを置き、すっと椅子から立ち上がる。


「フェルディオ。散歩に行きませんか?」

「散歩?  今から……?」

「そう、今からです」

「だが、手紙は?」

「あとで書きます。ちょっと頭の中を整理したいし。それにわたし、今、星を見たい気分なんです。ねえ、良いでしょ?」


 そう言って俺の手を引っ張るので、促されるまま椅子から立ち上がる。
 急かされるように外に出て頭上を見上げると、空には大きな月が輝いていた。


「あ、月が出てるせいか、あんまり星が見えませんね。ざんねーん」


 その割にはさほど残念では無さそうに彼女は言う。


「せっかくだし、今日は星じゃなくて月を見ることにしましょう」


 そのまま手を繋いで歩き出す。夜の空気は少し冷たい。マフラーを巻かずに出てきてしまった彼女が風邪を引かなければ良いんだが……。


 やがて近くの公園に着いた。
 二人並んでベンチに腰掛けて、改めて空を見上げる。雲ひとつ無い夜空に浮かぶ大きな月。その周囲で時折り星が瞬く。
 隣で同じように空を見上げていた彼女が口を開く。


「明日はきっと晴れですね」

「……それなら、明日は一緒に出掛けようか」


 ふと思いついて口にすると、彼女は勢い良くこちらを振り仰いだ。


「わあ、ほんとですか?  嬉しい。どこに行くんですか?」

「少し遠出になるが、街を出てしばらく行ったところに湖があって……」

「そこって、フェルディオが時々スケッチに行ってる場所ですね」

「ああ、良いところなんだ。水の色が綺麗で。たまに野生のウサギなんかも姿を見せる」

「ウサギ! 見たい! 見れると良いなあ……あ、せっかくだから、どこかでお昼ご飯になりそうなものを買って行きましょう。あと、歩きながら食べるリンゴ飴も!」


 彼女は両手を合わせながら楽しそうに話す。伸びかけの彼女の髪が、月明かりに輝いて綺麗だ。
 

「そうだ。それなら、明日はフェルディオがスケッチするところを見たいです」

「それは構わないが……退屈じゃないか?」

「そんな事ありませんよ。わたしはフェルディオの絵を見るのも、絵を描いているフェルディオを見るのも好きなんです」


 微かな笑い声を上げながら、彼女がこちらにもたれ掛かってきた。その心地よい重みが、俺に幸せというものを感じさせる。
 その時思いついた。明日は彼女の絵を描いてみようか、と。
 後姿でも良い。帽子を被った彼女の姿をスケッチするのだ。この幸せな日々の証として。
 そんな事を考えながら、俺は彼女の肩を抱く。
 そのまま身を寄せ合いながら、長い事二人で月を眺めていた。
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