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7月の入学
7月の入学 17
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「な……」
クルトの唐突な問いに、わたしは一瞬言葉を詰まらせる。
ばれた? なんで? うそ。いつから?
動揺を隠しつつ首を振る。
「何を言ってるんですか? そんなわけないじゃないですか。だって、ここは男子校なんですよ」
「そう。男子校だから、外見に多少違和感があったとしても、まさか本当に女が紛れ込んでいるなんて思いもしなかった」
「だから違いますって。変な冗談はやめてください」
話を切り上げて立ちあがろうとすると、クルトは素早く腕を伸ばし、わたしの前を塞ぐように、ソファの肘掛に手を置く。
「それなら証拠を見せろ」
「え……」
「服を脱げ。男だって言うなら、できるだろう?」
答えずにいると、クルトはわたしの胸倉を掴み、低い声で囁く。
「自分でできないなら、俺がやってもいいんだぞ」
「ひ、人を呼びますよ」
「呼ばれて困るのは、お前のほうじゃないのか?」
クルトはその紫色の瞳を細める。そこにはびっくりするくらい冷たい色が浮かんでいる。
なんだろう。怖い。いつものクルトじゃない。別人みたいだ。言葉が出せないまま、ただその瞳を見つめる。
どれくらいそうしていただろう。わたしは重苦しい沈黙から逃れるように視線を逸らすと
「……そうです。クルトの言うとおり、わたしは女です」
呟いて唇を噛んだ。
「……やっぱりな。おかしいと思ってた」
クルトは溜息と共に、わたしのシャツを掴んでいた手を離すとソファに身体を沈める。
「……どうして判ったんですか?」
「風呂に入らないし、毎朝俺が目を覚ます前に着替えを済ませる。他人に身体を見られたくないからだと思った」
「それだけで……?」
「いや、よくよく思い返してみれば、もっと前に違和感はあった。初めてこの学校に来た日、フクロウの卵を巣に戻すために、お前を肩車しただろう? あの時……」
言いながら、自身の首の後ろあたりを指でとんとん叩く。
「ここに当たる感触が違った。男ならあるはずのものがなかったんだよ」
「は……?」
数瞬の間を置いた後、クルトの言っている事を理解すると同時に、自分の顔が熱くなっていくのがわかった。
「は、は、は、破廉恥です!」
「自分から男に跨る女のほうが破廉恥だと思うが」
「へ、変な言い方するのはやめてください! ただの肩車じゃないですか!」
「そうだ。ただの肩車の話だが?」
クルトは薄い笑みを顔に貼り付けながら肩を竦める。
わたしは絶句した。
もしかしてこの人、あまり性格がよくない……? それともこれが本来の彼の姿なんだろうか? さっきまでとは随分印象が違う。
「それで、どうして女がこの学校にいるんだ?」
その言葉にはっと我に返る。そうだ、クルトに女だという事がばれてしまったのだ。もしもこの事が他の人にも知られたら、退学になってしまうかも……
「あの、正直に話したら、わたしが女だって事、誰にも言わないでくれますか……?」
おそるおそる尋ねると、クルトは唇の片側を吊り上げる。
「さあ? それはお前の話を聞いてみないと判断できないな」
「……それじゃあ話しません。話した挙句周りにばらされたら意味ないですから。話さないって約束してください」
「おい、勘違いするなよ。俺はお前が女だって事、今すぐ学校中に触れ回ったっていいんだぞ。ただ、もしもお前が変な目的でこの学校に来たのなら、それなりの対応をさせて貰うが、逆に害はなさそうだと判断したら黙っていてもいい。そういう事だ」
クルトにじろりと睨まれ俯く。これではどのみち話すしかないではないか。
わたしは観念して、重い口を開く。
「……正直なところ、どうしてこの学校にいるのか、わたし自身よく判らないんです。でも、聞いたところによると、わたしが『優秀』だからって……」
その言葉にクルトが不審そうに眉を顰める。
わたしは膝の上に揃えた拳を視線を落として話を続ける。
「わたしには両親がいません。この学校に来る前は、ここから離れた街にある教会の孤児院でずっと暮らしていました。新学期の少し前に、突然神父様に告げられたんです。性別を隠してこの学校に通うようにって。その時は、わたしの持つ『才能』が認められたからだって言ってました。それを活かすために、もっと勉強するようにって」
「その『才能』っていうのは……?」
「それが、よくわからないんです。詳しい事は教えてもらえなくて……」
わたしの言葉に、クルトは暫く何事かを考えていたようだったが、やがて口を開く。
「その言葉の通り、お前に『才能』があったとして……だからってふつう男子校に通わせるか? お前はそれで納得したのか?」
「それは、確かにおかしいと思いましたけど……でも、わたし一人がどうこう言える問題じゃなかったんです。どうも教会に多額の援助をしてくれている有力者がこの件に関わっていて、わたしの『才能』を見出したのもその人らしいんです。それで、教会側も断れなかったみたいで……素性の怪しいわたしがこの学校に入学できたのも、その人の影響力があったからなのかも。それに、孤児院には15歳までに出て行かなければいけない決まりもあって……」
「ちょっと待て。お前、いま何歳なんだ?」
「……14歳です」
「はあ?」
クルトはまじまじとわたしを見つめた後
「性別だけじゃなく、年まで誤魔化してたのかよ……とんでもないな」
そう言って額を手で押さえて天を仰ぐ。その様子を見ながらわたしは続ける。
「その後、制服や必要な荷物が届いて、すぐに入学する事になりました。教会とも二度と連絡を取らないように言われて……それ以上詳しい事はなにも知らないんです」
わたしは顔を上げて縋るような思いでクルトに訴える。
「お願いします……! この事が公になったら、わたし、退学になってしまいます。ここを出たらもう孤児院には戻れないし、他に行くところがないんです。それに、これがきっかけで孤児院の運営が立ち行かなくなったりしたら、大勢の子供たちが路頭に迷うことになるかも……だから、誰にも言わないで貰えませんか……?」
クルトは暫く腕を組んで考えこんだ後、わたしにちらりと視線を向ける。
「にわかには信じがたいが……もしもその話が本当なら、お前に同情しないわけでもない。曖昧な説明だけでこんなところに放り込まれて心細い事もあっただろう」
「それじゃあ……」
「だが、お前が嘘をついている可能性もある。俺にはお前の話の真偽を確かめる方法がないからな」
「そ、そんな……」
言いかけたわたしの言葉を、クルトは手を上げて遮る。
「そこでだ。俺はお前の秘密を口外しない代わりに、お前は俺の頼み事を引き受ける、というのはどうだろう」
「え……」
頭の中でその言葉を反芻した。一体どういう事なんだろう。
「お前が俺のちょっとした悩み事なんかを解決してくれるのなら、俺もお前の事情を汲んで、この学校にいられるように協力してもいい」
「取引って事ですか?」
「まあ、そういうことだな」
「……わかりました。クルトが本当に困っているのなら、できる限り手伝います。だから、そちらも約束を守ってくださいね」
少しだけ希望が見えてきた。それがわかった途端、安堵感と共に緊張の糸がほぐれた。
「……随分あっさりしてるな」
自分から言い出したにも関わらず不審げなクルトに、わたしは告げる。
「正直なところ、誰にも正体を知られずにこの学校で生活するのは難しいんじゃないかって思っていました。その予感が当たってしまったのは不本意ですけど、その反面、クルトがわたしの性別を知った上で協力してくれるというのは好都合かもしれないとも感じています。それに、クルトも言ってたじゃないですか」
一呼吸置いてわたしは続ける。
「わたしは『おせっかい』なんですよ」
こうしてわたしたちは取引を交わした。
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ばれた? なんで? うそ。いつから?
動揺を隠しつつ首を振る。
「何を言ってるんですか? そんなわけないじゃないですか。だって、ここは男子校なんですよ」
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「え……」
「服を脱げ。男だって言うなら、できるだろう?」
答えずにいると、クルトはわたしの胸倉を掴み、低い声で囁く。
「自分でできないなら、俺がやってもいいんだぞ」
「ひ、人を呼びますよ」
「呼ばれて困るのは、お前のほうじゃないのか?」
クルトはその紫色の瞳を細める。そこにはびっくりするくらい冷たい色が浮かんでいる。
なんだろう。怖い。いつものクルトじゃない。別人みたいだ。言葉が出せないまま、ただその瞳を見つめる。
どれくらいそうしていただろう。わたしは重苦しい沈黙から逃れるように視線を逸らすと
「……そうです。クルトの言うとおり、わたしは女です」
呟いて唇を噛んだ。
「……やっぱりな。おかしいと思ってた」
クルトは溜息と共に、わたしのシャツを掴んでいた手を離すとソファに身体を沈める。
「……どうして判ったんですか?」
「風呂に入らないし、毎朝俺が目を覚ます前に着替えを済ませる。他人に身体を見られたくないからだと思った」
「それだけで……?」
「いや、よくよく思い返してみれば、もっと前に違和感はあった。初めてこの学校に来た日、フクロウの卵を巣に戻すために、お前を肩車しただろう? あの時……」
言いながら、自身の首の後ろあたりを指でとんとん叩く。
「ここに当たる感触が違った。男ならあるはずのものがなかったんだよ」
「は……?」
数瞬の間を置いた後、クルトの言っている事を理解すると同時に、自分の顔が熱くなっていくのがわかった。
「は、は、は、破廉恥です!」
「自分から男に跨る女のほうが破廉恥だと思うが」
「へ、変な言い方するのはやめてください! ただの肩車じゃないですか!」
「そうだ。ただの肩車の話だが?」
クルトは薄い笑みを顔に貼り付けながら肩を竦める。
わたしは絶句した。
もしかしてこの人、あまり性格がよくない……? それともこれが本来の彼の姿なんだろうか? さっきまでとは随分印象が違う。
「それで、どうして女がこの学校にいるんだ?」
その言葉にはっと我に返る。そうだ、クルトに女だという事がばれてしまったのだ。もしもこの事が他の人にも知られたら、退学になってしまうかも……
「あの、正直に話したら、わたしが女だって事、誰にも言わないでくれますか……?」
おそるおそる尋ねると、クルトは唇の片側を吊り上げる。
「さあ? それはお前の話を聞いてみないと判断できないな」
「……それじゃあ話しません。話した挙句周りにばらされたら意味ないですから。話さないって約束してください」
「おい、勘違いするなよ。俺はお前が女だって事、今すぐ学校中に触れ回ったっていいんだぞ。ただ、もしもお前が変な目的でこの学校に来たのなら、それなりの対応をさせて貰うが、逆に害はなさそうだと判断したら黙っていてもいい。そういう事だ」
クルトにじろりと睨まれ俯く。これではどのみち話すしかないではないか。
わたしは観念して、重い口を開く。
「……正直なところ、どうしてこの学校にいるのか、わたし自身よく判らないんです。でも、聞いたところによると、わたしが『優秀』だからって……」
その言葉にクルトが不審そうに眉を顰める。
わたしは膝の上に揃えた拳を視線を落として話を続ける。
「わたしには両親がいません。この学校に来る前は、ここから離れた街にある教会の孤児院でずっと暮らしていました。新学期の少し前に、突然神父様に告げられたんです。性別を隠してこの学校に通うようにって。その時は、わたしの持つ『才能』が認められたからだって言ってました。それを活かすために、もっと勉強するようにって」
「その『才能』っていうのは……?」
「それが、よくわからないんです。詳しい事は教えてもらえなくて……」
わたしの言葉に、クルトは暫く何事かを考えていたようだったが、やがて口を開く。
「その言葉の通り、お前に『才能』があったとして……だからってふつう男子校に通わせるか? お前はそれで納得したのか?」
「それは、確かにおかしいと思いましたけど……でも、わたし一人がどうこう言える問題じゃなかったんです。どうも教会に多額の援助をしてくれている有力者がこの件に関わっていて、わたしの『才能』を見出したのもその人らしいんです。それで、教会側も断れなかったみたいで……素性の怪しいわたしがこの学校に入学できたのも、その人の影響力があったからなのかも。それに、孤児院には15歳までに出て行かなければいけない決まりもあって……」
「ちょっと待て。お前、いま何歳なんだ?」
「……14歳です」
「はあ?」
クルトはまじまじとわたしを見つめた後
「性別だけじゃなく、年まで誤魔化してたのかよ……とんでもないな」
そう言って額を手で押さえて天を仰ぐ。その様子を見ながらわたしは続ける。
「その後、制服や必要な荷物が届いて、すぐに入学する事になりました。教会とも二度と連絡を取らないように言われて……それ以上詳しい事はなにも知らないんです」
わたしは顔を上げて縋るような思いでクルトに訴える。
「お願いします……! この事が公になったら、わたし、退学になってしまいます。ここを出たらもう孤児院には戻れないし、他に行くところがないんです。それに、これがきっかけで孤児院の運営が立ち行かなくなったりしたら、大勢の子供たちが路頭に迷うことになるかも……だから、誰にも言わないで貰えませんか……?」
クルトは暫く腕を組んで考えこんだ後、わたしにちらりと視線を向ける。
「にわかには信じがたいが……もしもその話が本当なら、お前に同情しないわけでもない。曖昧な説明だけでこんなところに放り込まれて心細い事もあっただろう」
「それじゃあ……」
「だが、お前が嘘をついている可能性もある。俺にはお前の話の真偽を確かめる方法がないからな」
「そ、そんな……」
言いかけたわたしの言葉を、クルトは手を上げて遮る。
「そこでだ。俺はお前の秘密を口外しない代わりに、お前は俺の頼み事を引き受ける、というのはどうだろう」
「え……」
頭の中でその言葉を反芻した。一体どういう事なんだろう。
「お前が俺のちょっとした悩み事なんかを解決してくれるのなら、俺もお前の事情を汲んで、この学校にいられるように協力してもいい」
「取引って事ですか?」
「まあ、そういうことだな」
「……わかりました。クルトが本当に困っているのなら、できる限り手伝います。だから、そちらも約束を守ってくださいね」
少しだけ希望が見えてきた。それがわかった途端、安堵感と共に緊張の糸がほぐれた。
「……随分あっさりしてるな」
自分から言い出したにも関わらず不審げなクルトに、わたしは告げる。
「正直なところ、誰にも正体を知られずにこの学校で生活するのは難しいんじゃないかって思っていました。その予感が当たってしまったのは不本意ですけど、その反面、クルトがわたしの性別を知った上で協力してくれるというのは好都合かもしれないとも感じています。それに、クルトも言ってたじゃないですか」
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