しゃぼん玉

をかや れいと

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わたし

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わたし
何か悪いことがあるとね
人のせいにしてた

じゃないと自分が潰れてしまいそうだったから

それがまわりまわって
人のせいにし続けた自分が嫌になる
つみかさねてきたものは
もう変えられないんだと嘆く

わたしは、変化するのが苦手だ
自分も、周りも
今までと違う何かに変わってしまうことに
プラスの感情を抱けない

わたし、いつもないものねだりで
わたし、いつも変化を好まず
わたし、わたしをいつまで経っても好きになれない

あなたが悪いのに、と思ったあの時の友人
だから離れていったのか
あなたが受け止めないから、と思ったあの時の恩人
だから今はここにいないのね

わたしが一人になった理由は
わたしにあるのに

きっとなんて言葉で逃げようとする
きっともくそもない

終電前の車内で一人きりになったような気分で
自分以外の人間を消し去ってみる
流れていく車窓の外は
ひとりきりじゃ、きっと寒いよ

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