しゃぼん玉

をかや れいと

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女の子

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白いプリーツスカートが夜風に揺れる
ポニーテールにぶら下がったスカーフは
不器用な結び目が見えて

松ぼっくりを逆さにしたショートヘア
モノトーンで統一された全身を見て
あなたは喪に服しているのですか、と思う

キューティクルのなくなった頭皮
無駄に柄の多い服
実用性を求めたデザインを無視したカバン
母になれば、私も

春でもないのにピンクのシャツ着て
タイトな白レースのスカート合わせてる
こんなに寒くなってきたのに
私の目は哀れんで

女の子たちは服を着て自分たちの個性を
主張しているのだ
私はその個性を哀れんで見ている

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