しゃぼん玉

をかや れいと

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料理とSEX

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私はあなたに強引に抱かれて

ベッドの上に残された時

夕飯に食べ残された付け合わせのスパゲティー

紅い脂が白いお皿に色を残す

一口もきちんと食べてもらえないまま

天井を見つめてる


私はあなたに大切に抱かれて

同じリズムで振動する身体

ことこと丁寧に煮込まれたリンゴジャム

水分が綺麗に抜けきって完成すると

きつい蓋を締められる

瓶の中からは音が聞こえない



私はあなたに欲情しながら

自分の欲しいところを無心で擦る時

塩漬けにされたパンチェッタ

私は私にあなたを擦り込んで

それ(塩分)が忘れられない身体になる


私はあなたに虐げられて

ただただそれをくわえる間

きつく味付けしたスペアリブを舐めずるみたい

骨の周りを丁寧にしゃぶって

口に残るあの味は私を胸焼けにさせる

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