しゃぼん玉

をかや れいと

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BGM

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メロディーが身体に染み込んでくる
まぶたが重くなる
口を薄く開いて呼吸をした

肩に力が入っちゃうような
ハードなBGMは今いらないの

ディープで微睡むようなメロディーと
そこに溢される
そこに落とされる
言葉を拾い上げてどこまでも沈みたい

コポコポと音を立てて沈む私を
メロディーと言葉が見下げてくる

音楽に埋もれている
音楽の中に入り込んでいる

耳が酔う
まぶたが重さに耐えれなくなって落ちる
最後に鼻から深く吸い込む

吐き出す頃にはきっと
私の身体から音が鳴る

メロディーが溢れる

そういう音楽でないといけない
一人きりで過ごす夜には

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