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暗闇のなかで
しおりを挟む心地の良い音楽 程よい温度
わたしは少し酔っ払ってる
あなたの寝息が聞こえて
それだけで心が安らぐ
画面に映る有名な歌手のBGMと
あなたの少しうるさい寝息
その2つで十分
足元だけがこたつで暖かくて
頭の中には真っ白な風景が浮かぶ
もう何も考えなくていい
今日起こったことや悪い夢の事は
もう全て忘れてしまっていい
これがきっと
安らぐと言うことなんでしょう
私は暗闇の中で
心地の良い音楽と程良い温度
そして自分の体に回っていくアルコール
電子式のタバコの煙を、肺の中に入れて
いろんなことに気づくには
少し時間がかかりすぎた
ぼやっとした頭の中に浮かぶ
後ろで聞こえるあなたの寝息
あなたとの思い出
そんなことぐらい
それでも幸せ
それが幸せ
私の足元に
ぬくもりを与えてくれる炬燵みたいに
じんわりと体を温めてくれる
酔いが回ってきた私に
かける詩はこれぐらい
眠る前の30分間
これさえあればずっときっと
生きていけるんじゃないかと思う
ぼーっとした焦点の
はっきりしない目線で
過去の自分にそっと言うよ
これが幸せ
今の私の幸せなんだと
言い聞かせるまでもない
体がしっかり感じている
もう眠ろうと
あなたの温かい体にしっかりと抱かれてもう眠ろう
夜は短い
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