しゃぼん玉

をかや れいと

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ないものねだり

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人が持っていると羨ましくなる

それが自分の一生をかけたって
 
手に入らないものであればなおさら

欲しくて欲しくてたまらなくなる



それは例えば、ブランド物の何か

きっと私には一生かかったって

変えないような素敵な宝石

宝石が素敵だから

輝いているからうらやましいのでなくて

一生かけても手に入らないと思うから

羨ましいだけ


例えば、

周りからの期待、人からの信頼

こういう目に見えないものが

きっと一番厄介で

もし同じような価値のものが

私も得られていたとしても

きっと私は気が付かずに

ずっとないものねだりになる



羨ましい、羨ましい

喉から手が出るほど欲しい


人よりも高度なスキル

それはコミュニケーション能力だったり

何かを扱う能力だったり

きっと一生かけてもあの人みたいには

なれやしないって思えば思うほど

欲しくて仕方ない上に

持ってもいない、手にも入れられない

自分が情けなくなる



諦めは悪いのに、追いかけはしない

ダメだったって思い知るのは勘弁

今よりもっと最悪だ



ないものねだりを繰り返す人生

ずっと羨ましい、欲しい、欲しい

そう思ったって手に入らない

私はきっとこうして羨んでいたい



世の中のいろんな人を羨んで

時に蔑んで

それでバランスとってどうにか生きてる


ないものねだりって言葉が

あって良かったって思う

そう思う自分は周りと変わらない

みんながそうであることを

証明してくれるキーワード


欲しくて欲しくて仕方なくても

ちゃんと諦める

あるものはねだれなくなるから

諦められるのは、ない間だけだから


きっと
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