しゃぼん玉

をかや れいと

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なつのひざし

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喉が痛くなって始めて
身体が無理をしていたことに気がつく

熱が出て始めて
スケジュールを入れすぎていたことに

いつもは当たり前にある
生きているという感覚が
あり難くなるのはいつもどちらかで

調子が悪くなった時か
自然に触れている時のどちらかだ

太陽を気持ちいいと感じる時
風をうっとおしいと感じない時

緑の匂い、水から反射するきらめき
美味しいと思えるなにかを食する時

心底感謝する
あぁ、生きててよかったと

太陽が眩しくてよかった
山や緑がこの世界に存在していて
本当に良かった

それを嬉しいと感じられる
自分でよかった、と

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