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思わぬ真実。
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「てかさ、なんでルイスいるの?
一週間のしゅっtじゃなかった。実家?かえるんじゃなかったっけ?
こんなに早くに帰って来ちゃっていいの?」
問い詰めると、ルイスは話したくなさそうな顔をして、ふて腐れたようにほっぺをぷくっと膨らませて目をそらす。
「なに拗ねてるんだよ。」
「だってさ、ノア?俺が帰って来たってゆうのに、全然嬉しそうじゃない。
俺が帰って来たこと、嬉しくないの?俺はノアに会えて、凄い嬉しかったのに。」
「いや、そうじゃないけど。」
実は結構嬉しいけど、でも心の奥底では残念に思ってます。
なんてことは、ルイスが悲しむから言えない。
ルイスがいると、おやつとか凄い制限されるから、たまにはいなくてもいいなって時はあるんだけどなあ。
でも、言えない。
「もういい。望み通り俺は戻るから。それでいいんだろ?俺はノアに会いたくて、少し時間が空いたから、会いに来たってゆうのに。ノアは嬉しくないんだ?」
「はあ?なんでそんな話になるわけ?もうルイスの考えてることが分からない。何が言いたいんだよ。」
「もういいよ。俺たち合わないのかもしれない。ちょっと頭冷やしてくるわ。なんで分かってくれないんだよ。こんなんじゃ、お前といることが苦痛になりそうだ。」
すると、外から声が掛かる。
「ルイス様。早くお越しになってください。殿下から急ぎで手紙が届いておりますよ。」
「……分かった。持って来てくれ。」
殿下?なんでルイスはルイス様って呼ばれてるんだ?
やっぱり俺、ルイスの事知らなさすぎる。
「………ノア、俺はこれからまた留守にするから。じゃあな」
手紙を机の上に置くと、いつもの行ってきますのキスもせずに行ってしまった。
なんであんなに怒ってるんだよ。
意味わかんない。
手紙………何が書いてあるんだろ。
気になる。いやいや、でもダメだ!!人のものを勝手に見るなってゆうし。
でも見たい。少しくらいなら良いよな?俺、ルイスの奥さん?だし?
多分、大丈夫だ。
うん。
長い葛藤の末、見ることに決めた。
チラッ
高価そうな紙だなあ。
とかなんとか思いつつ、中身を拝見した。
ーーーーーーーーーーー
そこには、ルイスのとんでもない秘密が書かれていた。
差し出し名は王になってるし、ルイスに当てて書いたんだよな?息子とか言ってるし、まじか。
ルイスって王族で多分皇太子だ。
俺のお腹にはルイスの子供がいる。
だからと言って、この秘密を知ってしまったからには、ルイスと結婚だなんて簡単には行きそうにない。
それに俺、自由が好きなんだ。
王族の仲間入りとかすれば、金銭面では自由になれるかもしれないけど、簡単には外に出れなくなるだろう。
この子には、許可もないと外に出れなくなるような思いはさせたくない。
ごめん。ルイス。
俺は居なくなるよ。
一週間のしゅっtじゃなかった。実家?かえるんじゃなかったっけ?
こんなに早くに帰って来ちゃっていいの?」
問い詰めると、ルイスは話したくなさそうな顔をして、ふて腐れたようにほっぺをぷくっと膨らませて目をそらす。
「なに拗ねてるんだよ。」
「だってさ、ノア?俺が帰って来たってゆうのに、全然嬉しそうじゃない。
俺が帰って来たこと、嬉しくないの?俺はノアに会えて、凄い嬉しかったのに。」
「いや、そうじゃないけど。」
実は結構嬉しいけど、でも心の奥底では残念に思ってます。
なんてことは、ルイスが悲しむから言えない。
ルイスがいると、おやつとか凄い制限されるから、たまにはいなくてもいいなって時はあるんだけどなあ。
でも、言えない。
「もういい。望み通り俺は戻るから。それでいいんだろ?俺はノアに会いたくて、少し時間が空いたから、会いに来たってゆうのに。ノアは嬉しくないんだ?」
「はあ?なんでそんな話になるわけ?もうルイスの考えてることが分からない。何が言いたいんだよ。」
「もういいよ。俺たち合わないのかもしれない。ちょっと頭冷やしてくるわ。なんで分かってくれないんだよ。こんなんじゃ、お前といることが苦痛になりそうだ。」
すると、外から声が掛かる。
「ルイス様。早くお越しになってください。殿下から急ぎで手紙が届いておりますよ。」
「……分かった。持って来てくれ。」
殿下?なんでルイスはルイス様って呼ばれてるんだ?
やっぱり俺、ルイスの事知らなさすぎる。
「………ノア、俺はこれからまた留守にするから。じゃあな」
手紙を机の上に置くと、いつもの行ってきますのキスもせずに行ってしまった。
なんであんなに怒ってるんだよ。
意味わかんない。
手紙………何が書いてあるんだろ。
気になる。いやいや、でもダメだ!!人のものを勝手に見るなってゆうし。
でも見たい。少しくらいなら良いよな?俺、ルイスの奥さん?だし?
多分、大丈夫だ。
うん。
長い葛藤の末、見ることに決めた。
チラッ
高価そうな紙だなあ。
とかなんとか思いつつ、中身を拝見した。
ーーーーーーーーーーー
そこには、ルイスのとんでもない秘密が書かれていた。
差し出し名は王になってるし、ルイスに当てて書いたんだよな?息子とか言ってるし、まじか。
ルイスって王族で多分皇太子だ。
俺のお腹にはルイスの子供がいる。
だからと言って、この秘密を知ってしまったからには、ルイスと結婚だなんて簡単には行きそうにない。
それに俺、自由が好きなんだ。
王族の仲間入りとかすれば、金銭面では自由になれるかもしれないけど、簡単には外に出れなくなるだろう。
この子には、許可もないと外に出れなくなるような思いはさせたくない。
ごめん。ルイス。
俺は居なくなるよ。
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