恋人が本命の相手と結婚するので自殺したら、いつの間にか異世界にいました。

幼馴染は、イケメンでした。＊

ん？なんか、ゆれてる。
地震か？

うっすらと目を開けると、
目の前にイケメンの顔があった。

「   ん？目、覚ましたか？ノア。   」

ノアって誰だ？俺か？
まあいい。そこは置いといてだ。

なんで俺は、このイケメンに
お姫様抱っこされてるんだ？

その理由を問いかけようと、
イケメンの顔を見上げると、
急に視界が暗くなって
イケメンの顔が近づいてくる。

「   ん？  んぅ！？   」

キス！されてる！？
おいイケメーン！相手間違ってるぞ！

俺がそんな事考えてるうちにも
キスはどんどん深くなっていく

「   ん…はぁ……んぅ…やだぁ…
      や……めろ…ふぁ…あ…
      はぅ……ん…あ……」

舌ぁぁぁ！！
入ってる入ってる！！

そろそろ息が苦しくなってきて、
イケメンの胸を拳で叩くが
ビクともしない。

「   ル…イス……く…るし…   」

俺がイケメンの名前らしきものを
呼ぶと、

「   ああ！ごめんノア！まただ！
      今度からは気をつけるからさ。
      その代わり、そんな可愛い顔、
      俺以外には見せるなよ？   」

可愛いぃぃ！？
なんだそれは……！！

てゆーか、思い出した。
俺はノア・スミス
俺をお姫様抱っこしてる奴は
俺の幼馴染、ルイス・ウィリアムズ

思い出したというよりは、
なぞなぞの答えを見つけ出した。
という方がしっくりくる。

まあ、俺の幼馴染は
イケメンだったらしい。