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予想通りにいかない人生

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明日になった。
いや、今日になった。

だが残念無念。熱を出してしまった。

くそぅ…、なんで、俺の体、、タイミング考えろよ!!!
熱も出てだるいし頭痛いしで枕をぼふぼふ叩いてると、
「埃が飛ぶのでやめていただけますか?」
と、メイドさんにやんわりと止められた。
ごめんなさい。

ルイスは隣で笑いながら、怒られちゃったなってけらけら笑ってた。
そんなのもかっこいいの悔しい。

座ってるのがだるくなってきて、ばふって音立てながらベッドに沈み込むと、ルイスも同じことをしてきた。
うわぁお。イケメン。

「ノア、」
「なに?ルイス」

「俺と、ノアと、アーノルドと、ずっと幸せに暮らそうな。」

「………うん。」

自分の顔が赤くなったのがわかる。
もちろんだよ!!!
もちろんだよルイス!!!

うわぁ、イケメンやばい。
俺の旦那ほんとかっこいい!
好きな人と一緒に暮らせるって!
え、幸せすぎて死にそう。

「ルイス、俺さ、もう今すぐ死んでもいいや」
「は!!?いや、死ぬな!なんでそんなこと言うんだよ!そんなに俺との結婚嫌なのか!!?」

「ん…???え?違うけど。ん?」

ど、どういうこと?

「いや、俺との結婚が嫌なら、結婚なんてしないから、死なないでくれ、」
ルイスの顔が悲嘆に暮れている。
なんだ…?え?勘違いしてるよこの子。

「違うってば!ルイスと結婚するの幸せすぎて今なら死んでも無念なんてないや!って意味だよ!ルイスネガティブすぎじゃない?俺はルイスとアーノルドがいればいつだって幸せなんだから。死ぬわけないでしょ」

「そ、そうか。それはよかった、」

手がかかるなぁ。これは。
まぁ俺が死なないために結婚まで諦めようとするなんて、俺ルイスに愛されてるわ。
俺も、ルイスが死ぬほど結婚したくないって言ったら諦める自身あるけど!
ルイスってば、俺に愛されてるなぁ~

あ、クラクラしてきた。

「ルイスー、おれ、あたまくらくらする」

「え?熱でも上がったか?」

ルイスの額がおれの額にコツンとぶつかる。
った途端ルイスが顔をしかめた。

「お前は無理しすぎだ!すごい熱いぞ。明日もアーノルドには会えないかもな」

「えぇっ!?そんなぁ!!!殺生な…!」

俺は即布団に潜り込んで、暑かったけど必死で毛布を被った。

明日には治ってますように
明日には治ってますように
明日には治ってますように




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