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メンバーは、見た!
その④・・・弟2が、見た!
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※弟2目線です
※弟2の名前を忘れてしまいました!!(汗)思い出し次第、修正します!!
========
「なにしてんのぉー」
どう見ても眠ってるサトルに智太が体当たりした。
サトルはバランスを崩してうっすら目を開け「…………ん……?」と小さく呟く。
「どう見てもサトル寝てんじゃん!」思わず俺が笑いながらそう言うと、智太は変わらぬ表情でこっちを見る。「聞いてみなきゃわかんないじゃーん?」と謎の返事。
「さとるぅ~さとさとさとるーーー」と智太は言いつつ頭をグリグリとサトルに擦り付ける。
「なに!」とサトルは笑いながら智太の頭をポンポン、と撫でた。
最近の智太は子供みたい。
子供って言うか、昔の頃の智太に戻ってる気がする。
あの頃の智太はサトルの事が大好きで尊敬もしてて懐いていた。
堀川とも仲は良かったけど、堀川は『親友』でサトルは『兄貴』そんな感じ。
いろいろあってピリピリしてた時期もあったから、今はこんな風にじゃれあえるのが俺は嬉しい。
「智太はほんと、サトルくんのこと好きだね~」
「はー?」
「お前に『サトルくん』って、めっちゃ久々に呼ばれたんだけど!!」
「あ、確かにそうかも!いやなんか、智太が昔の頃に戻っちゃったみたいだから俺もつられて」
「戻った?そうかな~?」
そう言いながら智太が伸びをして手を伸ばす。
今はもう成長した細長く伸びた手足がソファには収まりきらない。
智太の伸ばした拳がサトルの顎に当たる。「あごめん」
「お前、そのサイズで伸びをするな!」
「あ~~ごめんごめん、サトル小さすぎて見えなかったわー」
「手足が長いんだよ!」
サトルは笑いながら楽しそうで、見てる俺も楽しくなってくる。
ソファで言い合う2人に俺も混ざるようにサトルに抱きついた。
「ちょっ重いっ重い!!」
「サトル~~!!」
「うるせー!!」
「さとさとさとるぅ~~」
「重いー!!!」
「サトル愛してるぅぅ」
「俺も!!」
って3人してぎゅうぎゅう抱き合った。
昔に戻ったみたいな楽しい関係。
撮影も終わって帰り際、智太がいつもよりも楽しそうに歩いていた。ハットをかぶってカバンも持って完全プライベート。
「智太くん!帰んの?」
「帰るよ~おさき~」
「えー待っててよ!」
「なんでだよ!むりむり帰りまーす」
「あんなに愛し合ったじゃん!」
「ないでーす」
「ひで~」
「さよなら~」
そう言いながら智太は通り過ぎて、手をひらひらさせながら帰って行く。
長身の後ろ姿は相変わらずスタイルが良くてファッションもオシャレ。
まるでモデルみたいな立ち姿は美麗で、あの頃とは全然違う。
そんな姿を見ていたらバタバタと足音が聞こえてきて振り返る。走ってきたのはサトルだった。
「あ!!!サトルも帰るの?!」
「おつかれっ!」
そう言いながら肩を叩かれた。あっという間に通り過ぎてくちっちゃな体を見送りながら振り返ると、智太がちょうど廊下の曲がり角で立ち止まりこっちを見ていた。
走ってくサトルはそのまま智太を追い越して廊下を曲がる。智太はそんなサトルを見て慌てて追いかけ走って行った。
すぐに足音は止まって、何か話し声が聞こえた気がした。
廊下の角を曲がるときに見えた2人の表情が楽しげでフワフワしてたから、それを思い出して俺も楽しくなってくる
あの廊下の角の向こうから、サトルの楽しそうな笑い声が聞こえた気がした。
end.
※弟2の名前を忘れてしまいました!!(汗)思い出し次第、修正します!!
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「なにしてんのぉー」
どう見ても眠ってるサトルに智太が体当たりした。
サトルはバランスを崩してうっすら目を開け「…………ん……?」と小さく呟く。
「どう見てもサトル寝てんじゃん!」思わず俺が笑いながらそう言うと、智太は変わらぬ表情でこっちを見る。「聞いてみなきゃわかんないじゃーん?」と謎の返事。
「さとるぅ~さとさとさとるーーー」と智太は言いつつ頭をグリグリとサトルに擦り付ける。
「なに!」とサトルは笑いながら智太の頭をポンポン、と撫でた。
最近の智太は子供みたい。
子供って言うか、昔の頃の智太に戻ってる気がする。
あの頃の智太はサトルの事が大好きで尊敬もしてて懐いていた。
堀川とも仲は良かったけど、堀川は『親友』でサトルは『兄貴』そんな感じ。
いろいろあってピリピリしてた時期もあったから、今はこんな風にじゃれあえるのが俺は嬉しい。
「智太はほんと、サトルくんのこと好きだね~」
「はー?」
「お前に『サトルくん』って、めっちゃ久々に呼ばれたんだけど!!」
「あ、確かにそうかも!いやなんか、智太が昔の頃に戻っちゃったみたいだから俺もつられて」
「戻った?そうかな~?」
そう言いながら智太が伸びをして手を伸ばす。
今はもう成長した細長く伸びた手足がソファには収まりきらない。
智太の伸ばした拳がサトルの顎に当たる。「あごめん」
「お前、そのサイズで伸びをするな!」
「あ~~ごめんごめん、サトル小さすぎて見えなかったわー」
「手足が長いんだよ!」
サトルは笑いながら楽しそうで、見てる俺も楽しくなってくる。
ソファで言い合う2人に俺も混ざるようにサトルに抱きついた。
「ちょっ重いっ重い!!」
「サトル~~!!」
「うるせー!!」
「さとさとさとるぅ~~」
「重いー!!!」
「サトル愛してるぅぅ」
「俺も!!」
って3人してぎゅうぎゅう抱き合った。
昔に戻ったみたいな楽しい関係。
撮影も終わって帰り際、智太がいつもよりも楽しそうに歩いていた。ハットをかぶってカバンも持って完全プライベート。
「智太くん!帰んの?」
「帰るよ~おさき~」
「えー待っててよ!」
「なんでだよ!むりむり帰りまーす」
「あんなに愛し合ったじゃん!」
「ないでーす」
「ひで~」
「さよなら~」
そう言いながら智太は通り過ぎて、手をひらひらさせながら帰って行く。
長身の後ろ姿は相変わらずスタイルが良くてファッションもオシャレ。
まるでモデルみたいな立ち姿は美麗で、あの頃とは全然違う。
そんな姿を見ていたらバタバタと足音が聞こえてきて振り返る。走ってきたのはサトルだった。
「あ!!!サトルも帰るの?!」
「おつかれっ!」
そう言いながら肩を叩かれた。あっという間に通り過ぎてくちっちゃな体を見送りながら振り返ると、智太がちょうど廊下の曲がり角で立ち止まりこっちを見ていた。
走ってくサトルはそのまま智太を追い越して廊下を曲がる。智太はそんなサトルを見て慌てて追いかけ走って行った。
すぐに足音は止まって、何か話し声が聞こえた気がした。
廊下の角を曲がるときに見えた2人の表情が楽しげでフワフワしてたから、それを思い出して俺も楽しくなってくる
あの廊下の角の向こうから、サトルの楽しそうな笑い声が聞こえた気がした。
end.
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