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犬も喰わない!~バカップルの痴話喧嘩編~
別れ話のABC/パターンF-②仲直りの×××
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気晴らしにゲームをやってみたけど全く晴れない。イライラする気持ちが嫌で寝てみようかとも思うけど想像しちゃって目が冴えていく。
仕方がないからまたゲーム。
サトルから連絡が途絶えて3時間くらい。
今頃最中かなとか考えちゃって落ち込む。
「グループの為ねえ…」
結局のところ、サトルはほんとにグループのためなんて思ってるのか?ってとこ。
ホントはラッキー、とか思いながら出かけてんじゃないか?と想像しちゃう。
俺の浮気はNGでサトルのオシゴトはセーフなのか?ってのも気になるところ。
せめて事後に言われたらまだ受け入れられたのかもしれない。
だけど事前に報告してくるなんて俺的にはキャパオーバーで。
偶然やっちゃったってのと、解っててやるってのはどっちが罪が重いんだろう。
サトルのがよっぽどエグいじゃん、て思っちゃうのは、自分を可愛がりすぎかな。
「寝れね~」
こんな時は気晴らしに女の子と話したりしたくなる。
ストレスが酷くてイライラする。
だけどストレス発散に女の子呼ぶのはさすがに申し訳ないよな、って思い留まる。
って言うかさすがにそんな気にはなれなかった。
どうなったかな、って悶々と鬱屈してるとこでサトルからLINEが入って驚いた。
さすがに連絡してこないだろうと思ってたから。
『今日はもう寝た?』
って顔文字入りのメッセージ。
『今日もゲームしてまーす』
と顔文字入りでメッセージを送った。
『結局まだ起きてんのかよ!寝不足にならないの?』
『まー俺睡眠には強いから』
『まだ起きてんの?』
『んー。どーしよっかな~』
『まだ起きてるんなら今から行こっかな~』
やだ
って一瞬、反射的に思った。
サトルに会って、優しく出来るか解らなかったから。
『おいで!』
だけど反射的にそう打っていた。
「マジで起きてたの?」
「んー。ゲームしてた」
「眠くなんないの」
「ならんな~」
暫くしてサトルが家にやってきた。
「智太」
そう呼ばれて、いつもみたいにキスをされた。
ちゃんと歯磨いたんだろうな?とか風呂入った?とか気になって若干テンションが下がる。
「うち来たならサトルのこと抱いちゃうけど良い?」
そう聞いてみたら、サトルは疲れた顔のまま笑った。
「ヤじゃない?」
サトルからはいつもと違う石鹸の匂いがした。風呂に入って歯もちゃんと磨いて来たんだろう。
うちに来た時はふつーの顔してたと思ってたけど、抱いてるうちにサトルの気持ちが漏れ出てる気がした。
さみしい、かなしいって感情が散らばってたから、最初はイライラしてたけど仕方なく優しくした。優しくするとサトルは喜んでるらしくて力無く笑った。
きっとサトルは疲れてるのに抱くのをやめられない。挿入してピストンしてると、少しずつイライラが発散されてく気がする。
「サトル、出る?」
「んん、どうかな…?」
笑う表情にはあんまり気力みたいなのが無くって。そんな表情されちゃうと色々複雑なんですけど…。
「俺とのセックスもグループの為だったりすんの」
自分に自信がなくて。
変な聞き方したと思ったけどやっぱり答えを聞きたかった。
たぶん泣きたいのはサトルの方なのかもしれない。だけど俺だって嫌な気分になるのを止められない。
知らないうちに涙が落ちてる俺に、サトルはただ「ばーか」と言った。
好き勝手にその身体を味わって、乳首を舐めて、首筋に噛み付いて、そんな事をしてるうちに、俺は今日サトルを呼んだ女と同じなのかなって気がついた。
サトルは今までもこれからも沢山色んなことを犠牲に生きていくのかなぁとか。
犠牲になれない俺と犠牲になれるサトルの違いは何だろう。
結局のところ決定してるのは自分なわけで。結局サトルは犠牲になりたいって心の奥では思ってるんじゃないか?って思っちゃう時がある。
そんなこと考えてたら最中なのに萎えて来ちゃって。内部からペニスを引き抜くとサトルが小さく震えた。
「智太、イったの?」
「んー?ううん、今日はもうイイや」
「俺じゃ勃たない?」
「いやいや、今更それ言う?」
「女じゃないとやっぱヤなのかなって」
「俺はサトルじゃないとヤかな」
「フェラしようか?」
「いやいや、いいよ」
「疲れた?騎乗位する?」
「いーいー、」
「じゃあなんかオモチャとか?オナホでもいいし」
「あーそうじゃなくて、俺にまで気使わなくていーよ」
「そうなの、なんで」
「サトルは俺の恋人でしょ」
そう言ってみたらサトルは下を向いて唇を噛んだ。
「サトル。どした?」
「じゃー中に入れて出して」
「んっ?」
「俺ん中でイッてよ」
「マジで?サトル疲れてんじゃない?」
「疲れてるよ。疲れてるからしようよ」
「おー、まじか」
「マジだよ」
腐れ縁だかに呼ばれて出掛けちゃうサトルの行為がホントにグループの為なのかは解らないけど、少なくとも俺のことは好きなんだなとは解った。
「智太ぁ」って叫んでサトルが射精するから、「サトル」って呼んで奥に注ぎ込んでおいた。
仕方がないからまたゲーム。
サトルから連絡が途絶えて3時間くらい。
今頃最中かなとか考えちゃって落ち込む。
「グループの為ねえ…」
結局のところ、サトルはほんとにグループのためなんて思ってるのか?ってとこ。
ホントはラッキー、とか思いながら出かけてんじゃないか?と想像しちゃう。
俺の浮気はNGでサトルのオシゴトはセーフなのか?ってのも気になるところ。
せめて事後に言われたらまだ受け入れられたのかもしれない。
だけど事前に報告してくるなんて俺的にはキャパオーバーで。
偶然やっちゃったってのと、解っててやるってのはどっちが罪が重いんだろう。
サトルのがよっぽどエグいじゃん、て思っちゃうのは、自分を可愛がりすぎかな。
「寝れね~」
こんな時は気晴らしに女の子と話したりしたくなる。
ストレスが酷くてイライラする。
だけどストレス発散に女の子呼ぶのはさすがに申し訳ないよな、って思い留まる。
って言うかさすがにそんな気にはなれなかった。
どうなったかな、って悶々と鬱屈してるとこでサトルからLINEが入って驚いた。
さすがに連絡してこないだろうと思ってたから。
『今日はもう寝た?』
って顔文字入りのメッセージ。
『今日もゲームしてまーす』
と顔文字入りでメッセージを送った。
『結局まだ起きてんのかよ!寝不足にならないの?』
『まー俺睡眠には強いから』
『まだ起きてんの?』
『んー。どーしよっかな~』
『まだ起きてるんなら今から行こっかな~』
やだ
って一瞬、反射的に思った。
サトルに会って、優しく出来るか解らなかったから。
『おいで!』
だけど反射的にそう打っていた。
「マジで起きてたの?」
「んー。ゲームしてた」
「眠くなんないの」
「ならんな~」
暫くしてサトルが家にやってきた。
「智太」
そう呼ばれて、いつもみたいにキスをされた。
ちゃんと歯磨いたんだろうな?とか風呂入った?とか気になって若干テンションが下がる。
「うち来たならサトルのこと抱いちゃうけど良い?」
そう聞いてみたら、サトルは疲れた顔のまま笑った。
「ヤじゃない?」
サトルからはいつもと違う石鹸の匂いがした。風呂に入って歯もちゃんと磨いて来たんだろう。
うちに来た時はふつーの顔してたと思ってたけど、抱いてるうちにサトルの気持ちが漏れ出てる気がした。
さみしい、かなしいって感情が散らばってたから、最初はイライラしてたけど仕方なく優しくした。優しくするとサトルは喜んでるらしくて力無く笑った。
きっとサトルは疲れてるのに抱くのをやめられない。挿入してピストンしてると、少しずつイライラが発散されてく気がする。
「サトル、出る?」
「んん、どうかな…?」
笑う表情にはあんまり気力みたいなのが無くって。そんな表情されちゃうと色々複雑なんですけど…。
「俺とのセックスもグループの為だったりすんの」
自分に自信がなくて。
変な聞き方したと思ったけどやっぱり答えを聞きたかった。
たぶん泣きたいのはサトルの方なのかもしれない。だけど俺だって嫌な気分になるのを止められない。
知らないうちに涙が落ちてる俺に、サトルはただ「ばーか」と言った。
好き勝手にその身体を味わって、乳首を舐めて、首筋に噛み付いて、そんな事をしてるうちに、俺は今日サトルを呼んだ女と同じなのかなって気がついた。
サトルは今までもこれからも沢山色んなことを犠牲に生きていくのかなぁとか。
犠牲になれない俺と犠牲になれるサトルの違いは何だろう。
結局のところ決定してるのは自分なわけで。結局サトルは犠牲になりたいって心の奥では思ってるんじゃないか?って思っちゃう時がある。
そんなこと考えてたら最中なのに萎えて来ちゃって。内部からペニスを引き抜くとサトルが小さく震えた。
「智太、イったの?」
「んー?ううん、今日はもうイイや」
「俺じゃ勃たない?」
「いやいや、今更それ言う?」
「女じゃないとやっぱヤなのかなって」
「俺はサトルじゃないとヤかな」
「フェラしようか?」
「いやいや、いいよ」
「疲れた?騎乗位する?」
「いーいー、」
「じゃあなんかオモチャとか?オナホでもいいし」
「あーそうじゃなくて、俺にまで気使わなくていーよ」
「そうなの、なんで」
「サトルは俺の恋人でしょ」
そう言ってみたらサトルは下を向いて唇を噛んだ。
「サトル。どした?」
「じゃー中に入れて出して」
「んっ?」
「俺ん中でイッてよ」
「マジで?サトル疲れてんじゃない?」
「疲れてるよ。疲れてるからしようよ」
「おー、まじか」
「マジだよ」
腐れ縁だかに呼ばれて出掛けちゃうサトルの行為がホントにグループの為なのかは解らないけど、少なくとも俺のことは好きなんだなとは解った。
「智太ぁ」って叫んでサトルが射精するから、「サトル」って呼んで奥に注ぎ込んでおいた。
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