R18】クーラーがぶっ壊れた。夏と秋の境界線ってどこだろう。/グループ内カップルの夜事情(智太×サトル)

中端ざつ

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愛はmellow②(メロー)

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「・・・ベロ、出して」

最近ハマってるらしいプレイ。舌の上に射精されるのはあんまりいい気はしない。舌に智太の精液がいつしか染みこんで、その味ばっかり覚えてしまいそう。

べつに美味しくなんてないのにクセになる。オスの匂いを時々思い出しては変な気分になってしまう。

そのうち無性に欲しくて求めてしまいそうで怖い。身体が疼いて、智太に言われる前に口を開けてしまいそうで・・・。

染みこませるみたいにペニスがベロに擦りつけられる。先端のほんの少しの窪みを感じて昼間飲んだカフェラテの穴を思い出した。

舌の腹の感覚がどんどん過敏になってく気がする。グリグリと押しつけられると何でか愛を感じてしまう。切羽詰まったみたいな智太の赤く染まる首筋。

ピッと飛んだ白濁が香って、口の端へも着地したのが解った。浅い呼吸で熱い瞳をした智太がこっちを見てる。

舌に広がった精液がゆったり垂れて行くのが解る。口の端についた雫がジワリと降りていくのが解って、くすぐったさから舌ですくい取った。生臭さが入って来たら、その匂いが思いのほか強くて、誘われるようにそこへ

重力に倣って降りていく柔らかいペニスに気づけばしゃぶりついていた。

「っちょ、サトル、やめ、むりむり!!」
「んんっ、」と喉奥から音まで洩らして吸い付いてしまう。

智太に頭を押されたけど止められない。乳首から母乳を吸い出す時ってこんなだろうか。根元から先っぽへと何度も舌を泳がせて独特の匂いを味わう。尿道にまだ精子が残ってるんじゃないかと求めてしまう。

「サト、・・・っ」智太はビクビクと下半身を小刻みに痙攣させるように震わせて、それから水みたいなのが溢れてきた。
髪が濡れて頬が濡れて、智太が床にへたり込む。ぴくぴくとまだ余韻で痙攣させて、顔を隠してさっきよりも大きい溜息の連続みたいな呼吸をしてる。

射精するまでの真剣な表情も、情けないって顔を隠す時も、ぜんぶぜんぶすき。

「智太、中に出してよ」
「もう出ないよ」
「智太」

スイッチの入ってしまったサトルの性欲は止まらない。胡座をかいてる太ももの上へ座り、智太の腰を優しく撫でた。
まるで『物足りない』みたいな目をする。

サトルがこんなに性欲が強いなんて、智太が知ったのは当然付き合ってから。サトルの性欲を満たしてやるべく乳首を摘まむ。

ゆっくり力を込めるようにジワジワとつねっていく。

サトルは乳首を摘ままれただけで胸を反らせ大きくうねる、そうして堪えるかのように小さく吐き出す息と共に「智太・・・」と言った。

物欲しげな目がペニスを求めている。きゅううとつまんだ乳首を今度は回転させるように時間を掛けてひねっていく。「ぅう・・・っ、」眉を下げ、伏せられる瞳はまんまるで茶色い。

智太は回復までに時間が掛かりそうな自身の代わりに中指を突っ込み内側を掻いてやった。

指に合わせて「ううん・・・」とサトルは息を漏らす。
「きもちい、サトル?」
「うん・・・っ」

人差し指も添えてしぼんだ穴目掛けて指先を入れていく。根元まで入ったらまた同じように腹側へ力を入れて、強めに押し込んでやれば「あっぁ、・・・」残像みたいな声が響いてサトルの垂れたペニスの先からは白色が落ちた。
指の押し込むタイミングに合わせて精液が出てくるのが面白くて何度も繰り返し遊ぶ。

サトルはうっとりした顔をして、感じてるのか舌を出していた。自ら両方の乳首を摘まみ上げ、立ち上がった褐色の先を智太へ向ける

智太の視線を貰いながら、サトルは口内から唾液が滲み出すのを感じていた。
ちいさな雫が集まって一粒にまとまっていく。

舌先から垂れていく唾液がサトルの腹に当たる。伸びる液体の位置を調整するように頭を前に出す、やがてペニスへ唾液が落ちるようになって、サトルは満足したのかへヘッと笑った。




「サトルー、今日もコーシー?」
「だからカフェラテ」

堀川がサトルの隣に腰掛け、遅れてやってきた智太が何食わぬ顔で現われる。
「俺にもちょーだい」とサトルにカフェラテをせがんで堀川とは逆側の隣へと腰を下ろす。

「はい」と素直に応じるサトル、一口飲んで「うまー」と智太。
「お前棒読み!」
「智太くんコーヒー苦手じゃなかった?」
「「だからカフェラテ!」」

いつしか当たり前みたいになりつつある日常。自然なフリしてサトルの側にやってくる智太の事をメンバーもそこはかとなく気づき始めている。

手元へ戻って来たカフェラテの小さな入り口を見つめるサトル。

それを隣から眺めている智太。堀川は二人の空気が二人だけの世界を醸してる気がして「あっ、電話電話ぁ!」と席を外してしまった。気づけばメンバーみんな部屋を出ていて二人きり。

「・・・あれ、みんなどこいった?」

確認するようにサトルが部屋の中を見渡す。

「さあ。どっか行ったんじゃない。」

どうでも良いよ、とでも言いたげな智太のまっすぐな声が響く。

「ふーん」と興味なさげな声をサトルも真似て出すと、「サトル、ベロ出して」と智太が言った。

サトルが、そろりそろりと口を開き、舌を伸ばす。

持っていたカフェラテを智太が掴み、サトルの舌先へと吸い口をあてがう。何も言われずとも小さなプラスチックの入り口へと舌を射し込む。

執拗に舐めるような舌先の動きを見てると、行為を思い出して下半身へ力が入る。サトルはそんな智太を知ってか知らずか、横目で智太に視線を送った。

「サトル、今日行っていー?」
「・・・うん。」




「さみぃ~」なんて余裕の顔で会話してたのが、リビングに入るとまるで違う空気で智太がサトルを抱きすくめる。

真後ろからとか真正面とかそんな綺麗な抱擁なんかじゃなくて若干無理矢理気味、それも床へ転がして服を脱がせる事を目的とした抱擁だから当然だった。

サトルは大きな身体に補助されながら床へ倒れる。智太が追いかけるように覆い被さる、サトルは風呂場へ移動しようと肘を床へ立てた。

サトルの移動を許さないまま唇へ吸い付き甘い音が部屋に響く。

ちゅっちゅとリップ音を重ねて素肌の腹へと手を滑らせる。「つめたい」サトルが文句を言っても「そのうち熱くなる」と智太は無視した。

「智太、おれ風呂、」
「あとにして」
「それは無理」
「じゃあ俺が洗ってあげる」
「いいよ」
「一緒に入ろ」
「やだって」
「なんで?」

押し問答とも痴話喧嘩とも取れるくらいのテンションで二人の会話は進む。智太は喋りながらサトルの服を徐々に脱がす。

このままだと全部脱がされると察知したサトルが身体を反転させてハイハイのポーズで逃げようとするが、追いかける智太は容赦なくズボンのフロントも外して手を侵入させる。

「・・・つめたっ」
「洗ってあげる」
「・・・、まじかぁ」

チラとサトルが振り返ると、切羽詰まったような顔をした智太が居た。「やだ?」と聞かれてハッキリ断る気になれず「いいよ」と言ってしまう。

指が入ってきて、細い管が入って来て、液体が入ってきて、冷たくて、すぐに苦しくなってきて、大腸がからっぽになっていく。

智太にはどん引きされる事も覚悟したけど、引くどころか興奮してるらしい。暫しそのままトイレで奮闘、一部始終を見守られた後、「つぎ、風呂・・・」とサトルは弱々しく言う。

風呂場に移動すると温かいシャワーが当てられ、冷えた脚が暖まっていく。ほっとして浴びてるのも束の間、智太がアナルをほぐしはじめて、また足の力が抜けそうになる。

「立ってられる?」「ん・・・」

いつも使っているローションを手渡すと智太の指が奥まで侵入してきた。ぬるぬると滑る感触のまま内部を行き来して浴室にぱちゅぱちゅと粘る音が響く。
「痛い?」

心配して聞かれる事が恥ずかしくてただ頷く。降り注ぐシャワーがだんだん熱くなってくる。徐々に腰が浮いて、もっと太い刺激が欲しくなってくる。

「・・・智太、ベッドでしようよ」

おおざっぱに身体を拭いてベッドへ二人もつれるように倒れた。いつしかお互いに舌を絡めて素肌を撫でる。拭いきれない水滴なのか蒸発する湯気か、ジメッとした下半身へとお互い手を伸ばす。

じんわり熱いペニスはすでに硬くて、ふたりのものを擦り合わせてしごく。止まないディープキスの合間に智太がサトルの舌を軽く噛んで捕まえると「んえ、」と声にならない音が漏れた。

離さないまま舌へとしゃぶりつく。サトルにされたのを真似てじゅくじゅくと吸えば「んぅ」と抗議の声色。反射的に今度は口内へと指を突っ込む。入れられた指へサトルは舌を這わせて濡らしていく。

「あったけ」温かい口内で指先が温められたら引き抜いて、サトルのアナルへと再び挿入した。

「うっ、」だいぶ足りないぬめりのせいで苦しそうに呻く。
なかなか進まない指をまた抜いて、浴室から持ってきていたローションへと手を伸ばす。
掌に液体を垂らして指先までまとわりつかせて三度アナルへ。今度はゆるく入って、内部がキュッと締まった。

しまりの良さを確かめながら手早くコンドームを自分に付ける。
サトルは自ら両足を持ち上げ抱えた。智太は自分の勃起したペニスの先端を掴むと、指代わりにグッと押し込んだ。

「っぁ、あ、智太っ・・・」

サトルの声を聞き流しながら骨盤を臀部にぶつけるように打ち付ける。もうこれ以上はいらない、ってくらい奥へ奥へ。

「サトル」「智太あ」「サトル」

甘い二人の声が掛け合う。お互いの腰がとろけていくような感覚。お互いに止まらなくて気持ちよさに溶けていく。

打ち付けが激しくなりサトルの手が外れて持ち上げていた脚が徐々に降りて行く。その太ももを智太が抱え直して、奥へ奥へ。

「サトル、いきそう?」
「んっぅ、まだぁ」
「まじ?おれやべーかも、」
「んんっ、・・・、いいよ?」
「まじ?っごめん」

最中の智太は真剣な目で切羽詰まったような顔をしてる。

「は~、」深い溜息みたいな呼吸で首筋が赤く染まる。サトルは口を開いて『んべ、』と聞こえそうな素振りで赤い舌を伸ばした。その様を見て智太の頬は緩んだ。

サトルのアナルからペニスを引き抜き、焦るみたいにゴムを外してチューブから絞り出すみたいに智太はペニスを押しつけた。

パパッと弾ける白濁が赤い舌を汚すついでにサトルの顎へも跳ぶ。精液をぬぐってやりながら智太は「えろ」と小さく呟いた。


サトルはベロに出された精子を大事に仕舞いこむように飲み込んで、満足したのかへヘッと笑った。


~fin~
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