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最中なのに電話に出る方が悪いよね
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♪~♪♪~
鳴り出した音楽。枕元に置いてあったスマホを躊躇無く手に取るサトルを見て、智太のテンションはガタ落ちた。
「出るの?無いわー…」
「出るだろ」
ハッキリとした口調で言うサトルに、毎度のことながら智太は呆れる。
サトルは着信があるとすぐに出てしまう。基本的には、どんな時でも絶対に出る。掛かってきた電話には〝3コール以内に〟出ないといけないルールがあるらしい。
いまどきそんなルールを守ってるなんて、考え方が古すぎる。智太は何度か指摘したが、全く取り合ってもらえなかった。弟分の言うことなんて聞く気がないらしい。
意固地なぐらい着信に出てしまうそのスタンスは、電話に出ないと死ぬ病気にでもかかってんのか?と智太は思う。
いっぽうサトルは、当然の事だという持論を曲げる気は無いらしい。
サトルはいつものように「お疲れ様で~す!どうかしました?」と明るい声を出した。
セックスの最中に電話に出るヤツいる?
いねえよなあ?
・・・いや、俺の下にいるわ。
どこかで聞いたことのあるセリフを真剣な顔のまま妄想してから、智太は小さく溜息を吐いた。
サトルはいつでも電話に出てしまう。それは例え、セックスの最中であっても変わらない。
こんな状況なのに軽々と電話に出てしまう神経。ほとほとついていけないなと智太は思った。
途中でやめるハメになり、何度『もういいよ』と怒ったか解らない。
今日もまさに『もういい』と言いたい気分になった。
が・・・、智太は考え直した。『もう、無視してヤッちゃえばいいや。』
「え?遠藤さんですか?・・・」
ペニスが入ったままだと言うのに、この年上ときたらケラケラ笑いながら電話を続けている。
(誰だよ遠藤って)知らない名前で盛り上がるサトルの内部は、笑うたびにちょっと締まった。
(し~~~~らね・・・・)
こちらに気持ちがない人を相手に続けるなんて、本当にバカバカしいと思いながら行為を続ける。
膝の裏をぐっと押し、脚を開かせて腰を押し込んで『つづき』の感触を味わい始める。
電話に聞こえたらマズイだろうから、極力黙って腰を振りはじめた。サトルが『マジ?』という顔をしながら電話を続ける。
えぇマジです。あんたが電話を続けるように、俺も続けることにしました。
「ああ、こないだの…、あはは解る!アレめっちゃ楽しかった!・・・」
揺さぶってるのに構わず電話を続けるサトルに、ちょっと腰を振ったぐらいじゃ効かないらしい。全然平気な様子が余計に腹立たしい。ちょっとぐらい焦ればいい。
というわけで、乳首を舐めることにした。ついでにちんこをしごいてやった。性感のフルコースに、さすがのサトルもちょっと気持ちよくなってきたらしい。
「ん…?、あぁ…、わかりますよ・・・」
明るく楽しげな会話だったはずが、色気が含まれた声に代わる。さっきまでのテンションとは違うサトルの声は、気だるげな空気が醸されて色っぽい。
音を出さないように気をつけながら、乳首を舐めまわした。硬くなるペニスも先が濡れてきてヌルヌルし始める。感じてるらしく腹筋が時々ピクッと反応する。
サトルは腕で顔を隠しながら、それでも尚電話を続けた。掛かってきた電話は自分から切らない、と言うのも彼の持論だ。
「あー、はは、マジっすか?や、全然、イイ、ですよ・・・」
あえぎ声が出ないように努力してるみたいだけど、動く腹筋がキモチイイと言っている。
調子に乗って乳首を軽く噛んだ時、「ア、」とうとうサトルが声を漏らした
『?どうかした?』スマホの向こうからエンドウの心配する声。思わず口角が上がった。サトルは腕をズラして俺を睨んできた。
「あーいや、犬が、イタズラして」
『え犬?飼ってたっけ?』
「今、…友達の家に居て」
『えそうなの?電話してて大丈夫?』
「大丈夫、ですよ・・・」
おい、俺は犬かよ。
犬扱いされた上に『友達』呼ばわりで更に『大丈夫』とか言ってるサトルに腹が立つ。そもそもセックスの最中に電話を掛けてくる相手が悪い。たいした用も無いのにこんな夜にサトルに電話かけてきてんじゃねえ。
サトルはまだ普通に電話を続ける。相手に腹が立つが、自分の恋人にも腹が立つ。やっぱりちょっと困らせたほうが良いかもしれない。乳首を噛んでペニスをしごいて腰を打ち付けるスピードを上げる。
「はっ、は・・・、」
サトルには悪いけど、もう俺の声も我慢しない。我慢しないことにした。要領の良いサトルのことだから、このぐらいの声、どうとでも誤魔化せると思う。いっそ大型犬とでも言えば?
もう電話向こうへの配慮なんてしてやらない。
『それでね、土曜の話だけどさ…』
まだ続く電話にイライラは募るばかり。土曜がどうとかという話で、遊ぶ話かよとますます面白く無い。
「ぅん、」サトルの目がトロンとしてきて掠れた甘い声が相槌する。
「は、っはぁ」
息を荒げながらもガンガン腰を振るとさすがにベッドが軋みだした。
サトルの腹筋が不規則に揺れる。うつろな目をしながら布団を眺め、浅い呼吸で耐えるような仕草がすごくいやらしい。
『サトルくん?近くに誰かいるの?』
「あ、っイヌ…が、」
恋人なのに、まだ犬だと言って誤魔化そうとするから思わず小さく舌打ちした。
誰か側にいるの?って聞かれてるんだからもうバレてるじゃん。どうせバレてるならもう誤魔化す必要ないよね。というわけで俺も俺の持論を通すことに決めた。
「ねぇサトル、それまだかかる?」
電話の向こうに聞こえるよう、わざと普通の声量で言ってやるとサトルは眉を顰めた。キモチイイからか、怒ってるらしい表情は全然怖くない。
『あ、ごめんね。やっぱり友達?また後で掛け直そうか』
「メンバーいるんだから構ってよ」
『あれ?まさか仕事中だった?』
わざと〝メンバー〟なんて言って匂わせた。こっちは仕事じゃなくて最中だよ。後から入ってきたのはお前だからな、と心の中で威嚇する。
「すいません、ちょっと、仕事ってほどでもな…」
『わかった!この声、智太君だよね?同じグループの!』
どうやらやっと気付いてくれたらしくて助かった。サトルは怒ってそうだけど放っておく。今まで何度も俺のほうが我慢したんだから、今回ぐらいはサトルが我慢すればいい。
「あ~、そうです。智太です。バレちゃいました?」
電話の向こうに向かって言う。俺がいるってバレたのなら、いっそ俺とサトルの関係もバレちゃえばいいのに、と思ってしまう。
サトルはムッとした顔をしていたけど、それも知らんぷりする。サトルの乳首を噛むと声をこらえて、ビクッと揺れて「っぅ、」と言った。
だけど電話の向こうは気づかない。
『え!智太君いるなら、今からこっちにこない?実は今、仲間で飲んでてね』
電話の向こうがいよいよ面白くない話を始めたけど、俺は無視して腰を振った。ついでにチンコをシゴけばカウパーがとろとろ溢れ出る。
『智太くんもいるなら、女の子たち喜ぶよ!』電話の奥で黄色い声が聞こえた。
『えっ!ウソ智太くん来るの?!えなになに智太くん?!』きゃあきゃあ騒ぐ女の子の声を聞きながら
「っふ、ぅ、」口に手を当てたサトルがプルッと震えて声を漏らした。
握りこむチンコが小刻みに痙攣しながら、ドクッドクッと精液を流す。
うつろな瞳をしたサトルの痴態に俺は「は…、かぁわい」思わず声に出た。
ギロッと睨む目はイッた直後だからか、いつもの凄みは全く無い。
『あーごめんサトルく~ん!もうみんなにバレちゃったからさ!今から来てくれる?』
電話の向こうが全然申し訳なさそうじゃない。今にも返事しようとするサトルの口を手のひらで塞いだ。
「すみません。取り込み中なのでまたの機会にお願いしま~す」スマホに向けて言って、電源ボタンを勝手に押した。『ピロリン』と言う音と共に、スマホは通話終了の画面になる。
「ああっ!!!おまっ」
「大丈夫。電話切ったの俺だから」
サトルの中にあるルールじゃ、一生電話が終わらないと思う。なので俺が代わりに切っただけ。サトルは切ってないから大丈夫。呆れ顔でこちらを睨むサトルに、ニコリと微笑んでやった。
「めっちゃ可愛かった」
「…はいぃ?」
呆れ顔のサトルの表情は、今度は『しょーもないやつ!』って思ってるのか、頬が上がってる。おっ!コレは、もう怒ってないな。
「あのね、俺まだイッてないから」
「ぅあ、・・・!」
グリっ、とペニスを深く刺し込んだ時、♪~♪♪~サトルの着信音が再び鳴った。
今日はどうもタイミングが悪いらしい。サトルはダレた腕を伸ばしスマホを手に取る。あろうことかまた出ようとしてるらしい。おいおいマジで??さすがに呆れた。
「えっ?もしかして出るつもり?」
「出るだろ」
(無いわぁ~)さすがに呆れて萎えかけた時、
「なんか、けっこう、キモチヨカッタんだもん」
サトルはそう言い残し、すぐ「もしもぉし」と電話に出てしまった。チラリとこちらを見て爆弾発言。なんと言うエッチな技。また電話に出てしまったサトルにガッカリしたハズが、簡単に俺はまたテンションを上げられてしまう。
「太田さん、どうしたんすか?こんな時間に・・・」
―――たしかに、他人の名前を呼ぶ恋人を抱くってのは、寝取ってるような気分になってそれはそれで良いかもしれない。
「あ・・・、そー、です、よね・・・、」
この後しばらくの期間、通話を無視してセックスを続けるのにハマってしまった。それはもちろん、2人だけの秘密だけど。
『サトルくん?』
「っ、ぅ、ん?」
『大丈夫?』
「だいじょぉぶ…っ」
(エロっっ!!!)
鳴り出した音楽。枕元に置いてあったスマホを躊躇無く手に取るサトルを見て、智太のテンションはガタ落ちた。
「出るの?無いわー…」
「出るだろ」
ハッキリとした口調で言うサトルに、毎度のことながら智太は呆れる。
サトルは着信があるとすぐに出てしまう。基本的には、どんな時でも絶対に出る。掛かってきた電話には〝3コール以内に〟出ないといけないルールがあるらしい。
いまどきそんなルールを守ってるなんて、考え方が古すぎる。智太は何度か指摘したが、全く取り合ってもらえなかった。弟分の言うことなんて聞く気がないらしい。
意固地なぐらい着信に出てしまうそのスタンスは、電話に出ないと死ぬ病気にでもかかってんのか?と智太は思う。
いっぽうサトルは、当然の事だという持論を曲げる気は無いらしい。
サトルはいつものように「お疲れ様で~す!どうかしました?」と明るい声を出した。
セックスの最中に電話に出るヤツいる?
いねえよなあ?
・・・いや、俺の下にいるわ。
どこかで聞いたことのあるセリフを真剣な顔のまま妄想してから、智太は小さく溜息を吐いた。
サトルはいつでも電話に出てしまう。それは例え、セックスの最中であっても変わらない。
こんな状況なのに軽々と電話に出てしまう神経。ほとほとついていけないなと智太は思った。
途中でやめるハメになり、何度『もういいよ』と怒ったか解らない。
今日もまさに『もういい』と言いたい気分になった。
が・・・、智太は考え直した。『もう、無視してヤッちゃえばいいや。』
「え?遠藤さんですか?・・・」
ペニスが入ったままだと言うのに、この年上ときたらケラケラ笑いながら電話を続けている。
(誰だよ遠藤って)知らない名前で盛り上がるサトルの内部は、笑うたびにちょっと締まった。
(し~~~~らね・・・・)
こちらに気持ちがない人を相手に続けるなんて、本当にバカバカしいと思いながら行為を続ける。
膝の裏をぐっと押し、脚を開かせて腰を押し込んで『つづき』の感触を味わい始める。
電話に聞こえたらマズイだろうから、極力黙って腰を振りはじめた。サトルが『マジ?』という顔をしながら電話を続ける。
えぇマジです。あんたが電話を続けるように、俺も続けることにしました。
「ああ、こないだの…、あはは解る!アレめっちゃ楽しかった!・・・」
揺さぶってるのに構わず電話を続けるサトルに、ちょっと腰を振ったぐらいじゃ効かないらしい。全然平気な様子が余計に腹立たしい。ちょっとぐらい焦ればいい。
というわけで、乳首を舐めることにした。ついでにちんこをしごいてやった。性感のフルコースに、さすがのサトルもちょっと気持ちよくなってきたらしい。
「ん…?、あぁ…、わかりますよ・・・」
明るく楽しげな会話だったはずが、色気が含まれた声に代わる。さっきまでのテンションとは違うサトルの声は、気だるげな空気が醸されて色っぽい。
音を出さないように気をつけながら、乳首を舐めまわした。硬くなるペニスも先が濡れてきてヌルヌルし始める。感じてるらしく腹筋が時々ピクッと反応する。
サトルは腕で顔を隠しながら、それでも尚電話を続けた。掛かってきた電話は自分から切らない、と言うのも彼の持論だ。
「あー、はは、マジっすか?や、全然、イイ、ですよ・・・」
あえぎ声が出ないように努力してるみたいだけど、動く腹筋がキモチイイと言っている。
調子に乗って乳首を軽く噛んだ時、「ア、」とうとうサトルが声を漏らした
『?どうかした?』スマホの向こうからエンドウの心配する声。思わず口角が上がった。サトルは腕をズラして俺を睨んできた。
「あーいや、犬が、イタズラして」
『え犬?飼ってたっけ?』
「今、…友達の家に居て」
『えそうなの?電話してて大丈夫?』
「大丈夫、ですよ・・・」
おい、俺は犬かよ。
犬扱いされた上に『友達』呼ばわりで更に『大丈夫』とか言ってるサトルに腹が立つ。そもそもセックスの最中に電話を掛けてくる相手が悪い。たいした用も無いのにこんな夜にサトルに電話かけてきてんじゃねえ。
サトルはまだ普通に電話を続ける。相手に腹が立つが、自分の恋人にも腹が立つ。やっぱりちょっと困らせたほうが良いかもしれない。乳首を噛んでペニスをしごいて腰を打ち付けるスピードを上げる。
「はっ、は・・・、」
サトルには悪いけど、もう俺の声も我慢しない。我慢しないことにした。要領の良いサトルのことだから、このぐらいの声、どうとでも誤魔化せると思う。いっそ大型犬とでも言えば?
もう電話向こうへの配慮なんてしてやらない。
『それでね、土曜の話だけどさ…』
まだ続く電話にイライラは募るばかり。土曜がどうとかという話で、遊ぶ話かよとますます面白く無い。
「ぅん、」サトルの目がトロンとしてきて掠れた甘い声が相槌する。
「は、っはぁ」
息を荒げながらもガンガン腰を振るとさすがにベッドが軋みだした。
サトルの腹筋が不規則に揺れる。うつろな目をしながら布団を眺め、浅い呼吸で耐えるような仕草がすごくいやらしい。
『サトルくん?近くに誰かいるの?』
「あ、っイヌ…が、」
恋人なのに、まだ犬だと言って誤魔化そうとするから思わず小さく舌打ちした。
誰か側にいるの?って聞かれてるんだからもうバレてるじゃん。どうせバレてるならもう誤魔化す必要ないよね。というわけで俺も俺の持論を通すことに決めた。
「ねぇサトル、それまだかかる?」
電話の向こうに聞こえるよう、わざと普通の声量で言ってやるとサトルは眉を顰めた。キモチイイからか、怒ってるらしい表情は全然怖くない。
『あ、ごめんね。やっぱり友達?また後で掛け直そうか』
「メンバーいるんだから構ってよ」
『あれ?まさか仕事中だった?』
わざと〝メンバー〟なんて言って匂わせた。こっちは仕事じゃなくて最中だよ。後から入ってきたのはお前だからな、と心の中で威嚇する。
「すいません、ちょっと、仕事ってほどでもな…」
『わかった!この声、智太君だよね?同じグループの!』
どうやらやっと気付いてくれたらしくて助かった。サトルは怒ってそうだけど放っておく。今まで何度も俺のほうが我慢したんだから、今回ぐらいはサトルが我慢すればいい。
「あ~、そうです。智太です。バレちゃいました?」
電話の向こうに向かって言う。俺がいるってバレたのなら、いっそ俺とサトルの関係もバレちゃえばいいのに、と思ってしまう。
サトルはムッとした顔をしていたけど、それも知らんぷりする。サトルの乳首を噛むと声をこらえて、ビクッと揺れて「っぅ、」と言った。
だけど電話の向こうは気づかない。
『え!智太君いるなら、今からこっちにこない?実は今、仲間で飲んでてね』
電話の向こうがいよいよ面白くない話を始めたけど、俺は無視して腰を振った。ついでにチンコをシゴけばカウパーがとろとろ溢れ出る。
『智太くんもいるなら、女の子たち喜ぶよ!』電話の奥で黄色い声が聞こえた。
『えっ!ウソ智太くん来るの?!えなになに智太くん?!』きゃあきゃあ騒ぐ女の子の声を聞きながら
「っふ、ぅ、」口に手を当てたサトルがプルッと震えて声を漏らした。
握りこむチンコが小刻みに痙攣しながら、ドクッドクッと精液を流す。
うつろな瞳をしたサトルの痴態に俺は「は…、かぁわい」思わず声に出た。
ギロッと睨む目はイッた直後だからか、いつもの凄みは全く無い。
『あーごめんサトルく~ん!もうみんなにバレちゃったからさ!今から来てくれる?』
電話の向こうが全然申し訳なさそうじゃない。今にも返事しようとするサトルの口を手のひらで塞いだ。
「すみません。取り込み中なのでまたの機会にお願いしま~す」スマホに向けて言って、電源ボタンを勝手に押した。『ピロリン』と言う音と共に、スマホは通話終了の画面になる。
「ああっ!!!おまっ」
「大丈夫。電話切ったの俺だから」
サトルの中にあるルールじゃ、一生電話が終わらないと思う。なので俺が代わりに切っただけ。サトルは切ってないから大丈夫。呆れ顔でこちらを睨むサトルに、ニコリと微笑んでやった。
「めっちゃ可愛かった」
「…はいぃ?」
呆れ顔のサトルの表情は、今度は『しょーもないやつ!』って思ってるのか、頬が上がってる。おっ!コレは、もう怒ってないな。
「あのね、俺まだイッてないから」
「ぅあ、・・・!」
グリっ、とペニスを深く刺し込んだ時、♪~♪♪~サトルの着信音が再び鳴った。
今日はどうもタイミングが悪いらしい。サトルはダレた腕を伸ばしスマホを手に取る。あろうことかまた出ようとしてるらしい。おいおいマジで??さすがに呆れた。
「えっ?もしかして出るつもり?」
「出るだろ」
(無いわぁ~)さすがに呆れて萎えかけた時、
「なんか、けっこう、キモチヨカッタんだもん」
サトルはそう言い残し、すぐ「もしもぉし」と電話に出てしまった。チラリとこちらを見て爆弾発言。なんと言うエッチな技。また電話に出てしまったサトルにガッカリしたハズが、簡単に俺はまたテンションを上げられてしまう。
「太田さん、どうしたんすか?こんな時間に・・・」
―――たしかに、他人の名前を呼ぶ恋人を抱くってのは、寝取ってるような気分になってそれはそれで良いかもしれない。
「あ・・・、そー、です、よね・・・、」
この後しばらくの期間、通話を無視してセックスを続けるのにハマってしまった。それはもちろん、2人だけの秘密だけど。
『サトルくん?』
「っ、ぅ、ん?」
『大丈夫?』
「だいじょぉぶ…っ」
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