48 / 101
健全黒字経営目指します!
流されて今ここ
しおりを挟む今話は1話丸々受が性的な行為をされます。挿入はありません。
ほぼ無理矢理な場面しかないので苦手な方は朝チュンで次話をお待ち下さい。
ーーーーーー
第48話 流されて今ここ
「ちょ!!何してんの?!?!」
「ご褒美に食おうと思って。」
レオさんが大口でカブリと食いつく真似をしながら、首筋に吸い付いた。一瞬当たった歯の感触に背筋がヒクッと震える。
いつの間にか服に入り込んだ手が、キュウと柔らかい乳輪から乳首を摘み出すように捏ねはじめた。
「っふあッ!!」
「あの画で何人商人共を誑かしたんだ?酒の席であんなエロい約束事がありゃ、色に目がねえ商人なんて契約し放題だろ?」
は?今なんて?
「処女の乳揉ませる公開ショウなんて、コッチじゃお大尽様の遊びだぜ。やべえな、異世界のえいぎょうとやらは。」
「えっ?ちょっと、それ…ぇえンッ!!」
それ営業じゃねえええ!営業だとしても枕営業だからあああ!!と慌てて反論しようとしたら、ヌルリと耳穴へ舌が入り込んで俺の言葉を途切らせる。ジュル、ジュブっと耳へ直接水音が響く。ゾワゾワした何かが背筋を走って身体が震えてしまう。
「あのニセ乳はいつもどんな風に揉まれてんだ?こうか?」
ゆるく耳朶をはみながら、レオさんが服をたくしあげ両手で乳を下から持ち上げるように揉みしだく。俺の貧乳では持ち上げるところがなく、乳首ばかりが上へと擦り上げられてしまう。その刺激にツンと乳首は立ち上がり、更に主張してしまう。
「そんな、…ふぁっ!営業で、そんな事しなっ…アんッ!」
何か言おうとする度、耳穴を舌で責められ乳首もキュッと摘まれる。その度に漏れる変な喘ぎ声に、俺は居た堪れず縮こまり自らの手で自分の口を塞ぐ。
「はー、そうやって我慢すんのクるな。」
そう言ってヒョイと姫抱っこに抱えあげ、リビング部屋のベッドまで早足に辿り着く。ゆるりとベッドに下ろされるが、逃げる事は叶わずレオさんが全身で覆い被さってくる。今回片手は自由だったが、足腰は覆い被さったレオさんの重みでもがくのが精一杯だった。
「な、なんで、ベッド?!」
自由がきく手で離れろと、レオさんの胸をぐいぐい押すが案の定全く動かない。
「昨日みたいに床でヤんのはやだろ?大丈夫だ、まだ処女は食わねえよ。今日はほんのちぃっとばかし尻は触るがな。」
笑いながらわしっと尻を掴まれる。
「ひぃーーーッ!!」
尻ピンチだーーーッ!!!!
必死にレオさんの体の下から這い出ようともがく。が、もがいた為にトレーナーが無駄に捲れ上がるラッキースケベ状態に…!いや、これ俺にはアンラッキーだな!?
目を細め露わになった乳首をツンと弾く。
「んんッ!」
「…エロい顔して乳揉ませたり、嫌がる素振りしながらお誘いしたり、エロがすぎんだろが。処女にここまでエロスキル仕込むなんて、実は異世界のえいぎょうは裏の商売なのか…?」
仕込むって何?!しかも俺の前職業、アタマにヤとかマがつく反社会的勢力扱いになってない?!
「俺は食品会社の普通の営業マンだから!!営業はエッチなお仕事じゃな…、ひんッ!」
ヂュッと耳朶を吸われ、また耳穴を舌で蹂躙し始める。胸に手が這い、指先で乳首をクリクリと転がすように擦られる。
昨日から執拗に耳と乳首を責められ、身体はすっかりこの二つからくる刺激を性感として学習していた。下半身に燻るような熱がジワリと集まってくる。
「みっ、やぁ、…だっ、乳首もさ…なっ、ッ」
「コウを躾けたヤツ、どんな手管使ったんだ?ちょっとイタズラしただけでこんなだぞ。」
レオさんが目敏く兆した証を見つけ、ゆるゆるとデニムの上から形をなぞり獰猛な獣の目で笑う。
「違…っ!ングッ?!」
深いキスが口を塞いだ。
分厚い舌が絡みつき、クチュとかチュバとかいかがわしい水音が響く。息も出来ないような激しいキスに翻弄され、ついうっかり、ほんとにうっかり自ら舌を差し出してしまった。やってしまった!と自分のバカな行動に思わず目を見開いたら、レオさんと目があった。向こうも驚いて目を見開いたが、すぐ目を細めジュルと俺の舌を吸う。
ヤバ…、イケメンのキス顔エロい…、じゃなくて
!!
息を継ぐタイミングでレオさんの顔を引き剥がし訴えた!!
「れ、レオさんがッ、レオさんが触るからッ!ちょ、や、めっ、さわっ…な!」
お、お前、お前だよーーーッ!!
こんな変な反応するようになったの、お前のせいーーーッ!!と訴えたいのに、レオさんの手が止まらない。
「コレに触ると気持ちいいよなあ。ほら、もっと触ってやるぞ?」
調子に乗った手はズルリと一気にデニムと下着を引き下ろした。
空気を読まないプルンと飛び出る元気なちんこに、俺は顔から火が出そうだった。どうして、尻の危機に縮まないの?!俺のおバカちんこ!!
「今日はドロドロになる前に出てこれて良かったなー。」
ちょ!レオさん、何に話しかけてんの?!
やめてその子、人見知りだから!!男限定の!!
クイッと陰茎を掴まれ、さらに芯を持たせるようにしごかれる。
直接的な刺激はすぐに形を成す。先からはプクリプクリと先走りが流れ始めた。
「うアッ、あ、あ、擦らないでっ、だめ、アッ、はっ、」
緩急をつけた動きに喘ぎが抑えられない。ベッドに押さえつけられているのに、身体がビクビク跳ね、気持ち良さに腰が浮く。
「コウの感度上昇はどんだけ鍛えられてんだ。処女ってのはやっぱウソなんじゃねえの?なあ?」
意地悪い言葉を投げつけ、レオさんが乳首に軽く歯をたて吸い付いた。
「イィああッ!!」
新しい刺激にピュルルッと軽い暴発を起こした。白濁がレオさんの手を汚した。
「…くっそエロ。」
白濁を塗り込めるように陰茎から下へと手が降りていく。陰茎を会陰をなぞられ、とうとう穴の縁へ指がたどり着く。
「…ヤ、ヤダッ!!ケツだめッ!!」
皺を伸ばされるような動きにやっと正気に戻った!
レオさんに挟まれた身体を捻り、尻から指を離そうと必死にもがく。たまに指が穴に当たり、入りそうな恐怖に縮み上がる。
「や、ヤめ!こんなっ…はぁっ…、初めてだかっ…ら!こんな事するの、レオさんが初めてだからぁ!!」
イヤイヤと被りを振って、レオさんの胸を叩く。あ、なんか泣けてきた。異世界尻処女喪失、酷い字面で泣けてきた。
「…っ、!!」
突然驚き固まるレオさん。何故かそのまま崩れ落ちた。
ギャー!筋肉重い~~~!!内蔵出る~~~!!
「はああ…、ちくしょう…。ヤる気なのにヤれねえ…。初めては卑怯だろ…。」
耳元でボソリと呟かれ、さっきまで拘束していた手を離し髪をクシャリと混ぜられる。
…やっぱりヤる気だったのか、コイツ…。と、言うかまだそちらの息子さんは主張したままだな?
「…卑怯の意味わかりません。あと重いので助けてください…。」
重いんです。筋肉は重いんです。
「ん、ああ、悪りぃ。」
上に被さっていたレオさんは横にずれて、何故か腕枕で俺を抱き寄せた。まあ、箱庭ベッドがセミダブル(多分、箱庭が外国産ゲームだから大きめっぽい)で二人で転がるには狭いってのもあるが…。
「…そんな泣かせるつもりじゃなかった。もっとドロドロに甘やかして、俺を欲しがるくらい良くしてやりたかった。」
DV夫みたいな事を言いながらチュっと額にキスしてきた。
…これ一体なんのシチュエーション?
と言うか、この前からツッコミ忘れてたけど、この異世界って男同士の恋愛推奨派…?もしかして腐女子神の作ったBL世界に来ちゃった…?
「…レオさん、あの、こんな時に聞くのはなんですけど、こちらは同性同士でも恋愛は普通?すぐエッチな事する?」
「好きなヤツと恋愛すんの当たり前だろ…って、もしかして、コウの世界は性別で縛りがあるのか…?」
アウトーーーッ!完全にアウトーーーッ!
これはラノベでも腐女子向けラノベの世界だーーーッ!!(読んだ事ないけど)
…イケオジ、ゆるさん…!後で抗議メッセする!!
ススッと下げられた下着とデニムを何気ない振りで元に戻す。最小限の動きでな。
「…そっかー!俺の世界と違ったナー!アハハハー…って言いづらいんですが、あっちだと異性とお付き合いするのが普通で、同性は少数派だから…。こう言う行為もそんなね…。」
やんわりノーマルをアピールする。
「あっちの普通、か。でもコウは縛りねえだろ?」
「いやいや、俺、男とは…、」
「俺を拒まない。あっちじゃどうか知らんが、忌避感があったらもっと嫌悪丸出しで拒むだろ?」
あ、あれ?俺、最初から拒んだよな??えっ、あれ?拒んだ、はず…??
真剣な顔で見つめられて、何故か否定の言葉がつかえてしまう。
俺は返答できず、無言に居た堪れず目を逸らした。
「…あー、だからそんな顔すんな。」
ぐいっと引き寄せられて、すっぽりレオさんの胸に収まってしまう。レオさんの豊満な胸筋に押しつぶされ、ちょっと苦しくて顔を横にずらすとトクントクンと鳴るレオさんの心音が耳に入ってきた。
「…コウがどう思ってようが、コウは俺の大事なヤツ。一目惚れだ。そんだけ。」
な、な、な、何がどうなって??え、ちょっと、急展開すぎない?!?!
待って、これ、告白じゃ…、
「我が主よ、口付ける事をどうかお許しください。」
小さく祈るように呟く声が胸伝いに聞こえ、そしてキスされた。今までの荒々しいキスが嘘のような緩く甘いキス。
「…っンは、」
…はっ?!俺、何流されてキスしちゃってんの?!
0
お気に入りに追加
279
あなたにおすすめの小説
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

俺が総受けって何かの間違いですよね?
彩ノ華
BL
生まれた時から体が弱く病院生活を送っていた俺。
17歳で死んだ俺だが女神様のおかげで男同志が恋愛をするのが普通だという世界に転生した。
ここで俺は青春と愛情を感じてみたい!
ひっそりと平和な日常を送ります。
待って!俺ってモブだよね…??
女神様が言ってた話では…
このゲームってヒロインが総受けにされるんでしょっ!?
俺ヒロインじゃないから!ヒロインあっちだよ!俺モブだから…!!
平和に日常を過ごさせて〜〜〜!!!(泣)
女神様…俺が総受けって何かの間違いですよね?
モブ(無自覚ヒロイン)がみんなから総愛されるお話です。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる