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1.転職!転勤!→異世界
こちらからはこんな感じです
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※ここから別視点で9話~11話リプレイです。
エロは14話から始まりますのでご注意ください。
ーーーーーーー
第12話 こちらからはこんな感じです[???.side]
俺は明日の魔獣討伐の下見にケルンス山に入った。
ケルンス山は山と言う割に半日で登頂できる程度の標高しかなく、どちらかと言うと麓を囲む深い森が厄介な山だった。あまり起伏がないので似た景色に目印を見失いやすく、森故に木々が生い茂り視界があまり良くなかった。おかげで付近に住む木樵か土地勘がある地元の猟師くらいしか入る者がいない山なのだ。
その麓の森にはぐれ赤足熊(※体長四メートル、熊タイプの大型魔獣)が住み着いたらしいから討伐して欲しいと傭兵斡旋所に依頼がでた。
たまたま私兵の契約切れでヒマしていた俺は、酒代にと討伐依頼を受ける事にした。
このケルンスの深い森にデカ熊、土魔法適正の俺には最高にご褒美狩場なのだ。
一般的に熊達は必ず森の木々にマーキングで爪痕を残す。赤足熊のヤツも所詮熊。ヤツは体がデカくて力も強いので、森の一等デカい木にマーキングする。
そこで俺の土魔法の十八番、地中に広がる木の根を使って探索するアースマーカーの出番だ。あとは簡単、デカい木に絞り込んでさらにその木が正常かどうか探知するだけである。前日くらいに異常があった大木周辺にアタリをつけて、翌る日森へ入る。首尾よく見つけたら、ハイ駆除!でおしまい。当日は素材剥ぎの連中も連れてくから、重いモンを担ぐ事もない。
ここの熊狩りは本当に楽で美味しい。大した出費もなく酒代が稼げるから、見かける度についつい受けてしまうのは仕方ない。
そんなわけで探索がてら、たまに野宿に使う洞穴までブラブラ歩いてきたのだが…。
何故か入口が土で埋められていた。よく有りがちな崖崩れで崩れ落ちた土砂堆積とは違う、穴をびっしり塞ぐように土だけ詰めた感じだ。
明らかに怪しい。街道沿いから少し離れた人気がない森の小さな洞穴に、こんな土を詰めて塞ぐ必要があるのか?
いや、ないだろう。
多分、人目についたら困るモノを隠した、が概ね正解だ。
熊狩りから野盗狩り…。
前準備にと散歩がてらきたせいで装備が心許ないが、いざとなったら洞穴ごと潰せばいいか。正式な依頼を受けたワケでもないから、野盗数人如きこの世から消えても問題ないだろう。
「おし、一丁吹っ飛ばしてやっか!ロックス!」
地面から硬度5の杭を生成、掴んで筋強化、そして的に向かってぶっ放す。
ドドドッ!!
入口の土は吹っ飛び、ちょうど終わりくらいのところでロックスの杭も砕けた。
邪魔な土塊をまたロックスで集め次々に外に放る。…最初からコッチにしとけば良かった、なんて俺は思わない!よし!
洞穴の中に踏み込むと、
「おい、何だコレ…。」
これは俺が寝泊まりしていた洞穴じゃない。
一旦外に出てみる。アースマーカーで現在地を確認。………、いや、いつもの洞穴だ。外観も何も変わったところもない。
もう一度洞穴に入り中を見渡す。
本来は俺が火を焚いて横になれるくらいの小さな空間だった。しかし、いま明らかに空間が倍以上に広がっていて、天井には城にあるような魔石でできた灯りがつけられている。あと用途がわからない謎の魔道具。中央の箱みたいな所から弱い光と小さく唸るような音が出ている。何かが動いているのは間違いないが、それが何かはわからないし、止めて何が起きるかも全くわからなかった。
ふと、昔シーカーの護衛で潜った遺跡を思い出した。
あの時は行きは何も無かった壁が、帰りには新たな入口に変わってた事があった。入るとそこには貴重な書が納められていて、所謂隠し部屋であったのが発覚した。シーカー曰く、何かしらの行動を取った事で隠蔽の魔法が剥がれたのではないか?と。
もしかしたらここも、前から隠蔽された遺跡だったのかもしれない。ただ俺は隠蔽に気づかずに今まで一晩の宿に使ってた可能性は高い。
しかしいま、隠蔽が剥がれ、誰かが入口に蓋をした。
これは正規のシーカーの仕事ではない。シーカーであれば、必ず調査中とわかるように入口へ自分のシーカー紋を刻む。メシの種へ不法侵入するヤツを公務執行妨害でお縄にする為に必ずやる。
だが今回入口にシーカー紋らしき物はなかった。そうなるとシーカー崩れの盗掘野郎の仕業だ。アイツらは昔取った杵柄とばかりにシーカーが調査に入る前の遺跡にこっそり入り込み、先にめぼしいお宝を回収して闇マーケットに売り込み上前をはねるのだ。おかげで近年、遺跡に入っても大した成果があげられないシーカーが増え、国もそんな穀潰し状態のシーカーを持て余している状態である。閑話休題。
この洞穴はそんな盗掘の途中なのだろう。
見通しが効かない深い森の中で人が来ないのを理由に、入口を土詰めするだけの杜撰な方法で一旦引き上げたのだ。補給か一部の盗掘品の売買にでも出たあたりか。
ともあれこの遺跡はまだ部屋がある。謎の魔道具の奥に不自然に立派な木製のドアがあった。多分、本命はそこだろう。盗掘野郎共が居ない内にそこを検める。
ガチャ
ドアを潜ると、中は驚いた事に木造の部屋だった。人が暮らせるような家具が置かれ、やはりここも魔石照明で明るく保たれている。不思議な事に部屋は歳月を重ねた様子が一切なく、むしろ最近出来たと言わんばかりの真新しい木の香りがした。こんな部屋がある遺跡は初めてだ。
ふと床を見ると白い高級そうなラグの上に、小柄な男が倒れている。身なりが小綺麗で華奢なところを見ると盗掘者ではなさそうだ。予想はどこぞの貴族の子息あたり。
一応足音は立てずに駆け寄り、死んでいないか確かめる。
すぅーすぅーすぅー、と規則正しく息をしている。寝てるな、コレ。
縛られてはいないが、誘拐され身代金もしくは闇マーケット売り待ちにこの遺跡に閉じ込められている言うところか。
軽く揺さぶり声かけるが起きる素振りはない。
「ん…んぅ…」
少し強めに揺する。少し眉を顰めるがやはり起きない。もしかしたら意識を沈める為魔法をかけられてるのか…?
キュポンっ
着付け薬を嗅がせる。スリープ(※睡眠魔法)くらいまでならこれ一発で目覚めるが、コーマスリープ(※上級睡眠魔法)レベルであればお手上げだ。デステ(※特殊状態解除魔法)は俺には使えない。
「~~~ッ!!ヴァァァッ?!?!」
無事一発で起きたようで、魔法でなかった事に内心胸を撫で下ろす。
しかしちょっと嗅がせすぎたようだ。刺激に顔を酷く擦り始めたので慌ててその手を掴み押さえた。少し時間を置くとやっと着付け薬が抜けて楽になったようで腕から力が抜けた。そっと手を離してやると、そのままぺたりとラグに座り込んだ。
「ただの着付け薬だ、毒じゃねえよ。ん、よかった、一発で起きれたからコーマスリープじゃねえみたいだな。怪我とかないか?」
落ち着いたところを見計らい声をかける。
「え?はい、怪我はないです…。」
受け答えが出来る。自己診断で怪我もない。状況、良し。
先程握った手は柔らかく労働をしない階級のそれ。貴族でビンゴ。
エロは14話から始まりますのでご注意ください。
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第12話 こちらからはこんな感じです[???.side]
俺は明日の魔獣討伐の下見にケルンス山に入った。
ケルンス山は山と言う割に半日で登頂できる程度の標高しかなく、どちらかと言うと麓を囲む深い森が厄介な山だった。あまり起伏がないので似た景色に目印を見失いやすく、森故に木々が生い茂り視界があまり良くなかった。おかげで付近に住む木樵か土地勘がある地元の猟師くらいしか入る者がいない山なのだ。
その麓の森にはぐれ赤足熊(※体長四メートル、熊タイプの大型魔獣)が住み着いたらしいから討伐して欲しいと傭兵斡旋所に依頼がでた。
たまたま私兵の契約切れでヒマしていた俺は、酒代にと討伐依頼を受ける事にした。
このケルンスの深い森にデカ熊、土魔法適正の俺には最高にご褒美狩場なのだ。
一般的に熊達は必ず森の木々にマーキングで爪痕を残す。赤足熊のヤツも所詮熊。ヤツは体がデカくて力も強いので、森の一等デカい木にマーキングする。
そこで俺の土魔法の十八番、地中に広がる木の根を使って探索するアースマーカーの出番だ。あとは簡単、デカい木に絞り込んでさらにその木が正常かどうか探知するだけである。前日くらいに異常があった大木周辺にアタリをつけて、翌る日森へ入る。首尾よく見つけたら、ハイ駆除!でおしまい。当日は素材剥ぎの連中も連れてくから、重いモンを担ぐ事もない。
ここの熊狩りは本当に楽で美味しい。大した出費もなく酒代が稼げるから、見かける度についつい受けてしまうのは仕方ない。
そんなわけで探索がてら、たまに野宿に使う洞穴までブラブラ歩いてきたのだが…。
何故か入口が土で埋められていた。よく有りがちな崖崩れで崩れ落ちた土砂堆積とは違う、穴をびっしり塞ぐように土だけ詰めた感じだ。
明らかに怪しい。街道沿いから少し離れた人気がない森の小さな洞穴に、こんな土を詰めて塞ぐ必要があるのか?
いや、ないだろう。
多分、人目についたら困るモノを隠した、が概ね正解だ。
熊狩りから野盗狩り…。
前準備にと散歩がてらきたせいで装備が心許ないが、いざとなったら洞穴ごと潰せばいいか。正式な依頼を受けたワケでもないから、野盗数人如きこの世から消えても問題ないだろう。
「おし、一丁吹っ飛ばしてやっか!ロックス!」
地面から硬度5の杭を生成、掴んで筋強化、そして的に向かってぶっ放す。
ドドドッ!!
入口の土は吹っ飛び、ちょうど終わりくらいのところでロックスの杭も砕けた。
邪魔な土塊をまたロックスで集め次々に外に放る。…最初からコッチにしとけば良かった、なんて俺は思わない!よし!
洞穴の中に踏み込むと、
「おい、何だコレ…。」
これは俺が寝泊まりしていた洞穴じゃない。
一旦外に出てみる。アースマーカーで現在地を確認。………、いや、いつもの洞穴だ。外観も何も変わったところもない。
もう一度洞穴に入り中を見渡す。
本来は俺が火を焚いて横になれるくらいの小さな空間だった。しかし、いま明らかに空間が倍以上に広がっていて、天井には城にあるような魔石でできた灯りがつけられている。あと用途がわからない謎の魔道具。中央の箱みたいな所から弱い光と小さく唸るような音が出ている。何かが動いているのは間違いないが、それが何かはわからないし、止めて何が起きるかも全くわからなかった。
ふと、昔シーカーの護衛で潜った遺跡を思い出した。
あの時は行きは何も無かった壁が、帰りには新たな入口に変わってた事があった。入るとそこには貴重な書が納められていて、所謂隠し部屋であったのが発覚した。シーカー曰く、何かしらの行動を取った事で隠蔽の魔法が剥がれたのではないか?と。
もしかしたらここも、前から隠蔽された遺跡だったのかもしれない。ただ俺は隠蔽に気づかずに今まで一晩の宿に使ってた可能性は高い。
しかしいま、隠蔽が剥がれ、誰かが入口に蓋をした。
これは正規のシーカーの仕事ではない。シーカーであれば、必ず調査中とわかるように入口へ自分のシーカー紋を刻む。メシの種へ不法侵入するヤツを公務執行妨害でお縄にする為に必ずやる。
だが今回入口にシーカー紋らしき物はなかった。そうなるとシーカー崩れの盗掘野郎の仕業だ。アイツらは昔取った杵柄とばかりにシーカーが調査に入る前の遺跡にこっそり入り込み、先にめぼしいお宝を回収して闇マーケットに売り込み上前をはねるのだ。おかげで近年、遺跡に入っても大した成果があげられないシーカーが増え、国もそんな穀潰し状態のシーカーを持て余している状態である。閑話休題。
この洞穴はそんな盗掘の途中なのだろう。
見通しが効かない深い森の中で人が来ないのを理由に、入口を土詰めするだけの杜撰な方法で一旦引き上げたのだ。補給か一部の盗掘品の売買にでも出たあたりか。
ともあれこの遺跡はまだ部屋がある。謎の魔道具の奥に不自然に立派な木製のドアがあった。多分、本命はそこだろう。盗掘野郎共が居ない内にそこを検める。
ガチャ
ドアを潜ると、中は驚いた事に木造の部屋だった。人が暮らせるような家具が置かれ、やはりここも魔石照明で明るく保たれている。不思議な事に部屋は歳月を重ねた様子が一切なく、むしろ最近出来たと言わんばかりの真新しい木の香りがした。こんな部屋がある遺跡は初めてだ。
ふと床を見ると白い高級そうなラグの上に、小柄な男が倒れている。身なりが小綺麗で華奢なところを見ると盗掘者ではなさそうだ。予想はどこぞの貴族の子息あたり。
一応足音は立てずに駆け寄り、死んでいないか確かめる。
すぅーすぅーすぅー、と規則正しく息をしている。寝てるな、コレ。
縛られてはいないが、誘拐され身代金もしくは闇マーケット売り待ちにこの遺跡に閉じ込められている言うところか。
軽く揺さぶり声かけるが起きる素振りはない。
「ん…んぅ…」
少し強めに揺する。少し眉を顰めるがやはり起きない。もしかしたら意識を沈める為魔法をかけられてるのか…?
キュポンっ
着付け薬を嗅がせる。スリープ(※睡眠魔法)くらいまでならこれ一発で目覚めるが、コーマスリープ(※上級睡眠魔法)レベルであればお手上げだ。デステ(※特殊状態解除魔法)は俺には使えない。
「~~~ッ!!ヴァァァッ?!?!」
無事一発で起きたようで、魔法でなかった事に内心胸を撫で下ろす。
しかしちょっと嗅がせすぎたようだ。刺激に顔を酷く擦り始めたので慌ててその手を掴み押さえた。少し時間を置くとやっと着付け薬が抜けて楽になったようで腕から力が抜けた。そっと手を離してやると、そのままぺたりとラグに座り込んだ。
「ただの着付け薬だ、毒じゃねえよ。ん、よかった、一発で起きれたからコーマスリープじゃねえみたいだな。怪我とかないか?」
落ち着いたところを見計らい声をかける。
「え?はい、怪我はないです…。」
受け答えが出来る。自己診断で怪我もない。状況、良し。
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