29 / 52
レノアの知恵
しおりを挟む
俺達は気が付くと、あっという間にセカンドの森を抜け見知らぬ草原を駆け抜けていた。
いや、厳密に言うと駆け抜けているのは【黒賢狼ダークファング】なのだが……。
ユニコーン以上のスピードなのに足音と躍動感を感じない、何とも言えない不思議なこの感覚……。
そう、俺達は現在、黒賢狼ダークファングの背に跨っているのだ。
正直速すぎて風を感じる余裕が無かった。
『もうここらへんで良いだろう?』
「十分です!」
レノアはにこやかに笑いながら、黒賢狼ダークファングの背から飛び降りる。
当然俺もそれに習う。
『あとは、この【エザーネス草原】を真っすぐ南に下れば、【商業都市レザンジュ】に着く』
「なるほど、何から何までありがとうございます!」
俺はお世話になった黒賢狼ダークファングに軽く頭を下げる。
実はあれから俺達は黒賢狼ダークファングと交渉して、レノアの使い魔になる承諾を得たのだ。
で、無事出口のここの草原まで連れてきて貰ったっていう。
道中にいたモンスターも、黒賢狼ダークファングに乗った俺達には当然襲ってこなかったので、お陰様でとても楽が出来た。
『では、また何かあったら呼べ……』
「うん、ありがとう!」
黒賢狼ダークファングは、俺が抱えているユキを見て満足そうに頷く。
うん、まあ森の瘴気で弱ったユキ元気が草原に出て元気を取り戻したのを確認したかったんだろうとは思う。
『ではさらばだ……』
悲しそうに俺の手元でバタついているユキを一瞥し、一瞬で見えなくなってしまう黒賢狼ダークファング。
親である黒賢狼ダークファングは自らの体に纏った瘴気で子供が弱るのを恐れたのかも? とか考えるのは俺の深読みし過ぎだろうか……?
それは兎も角。
「こ、怖かったあ……」
「だな。というか、俺いまいちここに安全に立っている現実味がないんだけど……」
俺達は緊張の糸が切れどっと疲れが出たため草原の草むらの上にへたり込み、ひと休憩することにする。
「でも上手くいって良かったな……」
俺はペットボトルに入れていた牛乳を取り出し、それをタッパーにくみユキに飲ませる。
美味しそうにそれを飲んで行くユキ。
「まあ、親の考えをくみ取るとこれが色々とベストな気がしてさ」
レノアも俺が手渡した、ペットボトルから水を飲みながら話していく。
そう、黒賢狼ダークファングがレノアの使い魔になった理由。
それは「俺達がユキを無事一人前の狼として成長させること」だ。
「ほら! ユキ。特別にお前には焼き鳥の缶詰を上げよう!」
俺はもう一つの空いたタッパーにそれを移して、ユキに食べさせる。
「まあ、召喚契約すれば、いつでも娘に会えるし、様子も見れるからな」
「だね。僕達が万が一危険な目にあっても助けてくれるだろうし」
問題は、黒賢狼ダークファングが強すぎてレノアが召喚する時に物凄いマナが必要ってことくらいか。
なので、長時間の召喚は当然出来ず、緊急用にはなるというネックはある。
だが、一瞬の機動力と並外れた戦闘能力が強力である為、切り札として優秀ではある。
何といっても7魔将最強らしいからね。
しかも、倒さずに仲魔に出来たのはデカイ。
というのも倒したら次の7魔将がしばらくしたら、次に強い物が代わりにつくらしいしね。
つまりは人にとって一番いい選択を俺達はしたってことだ。
「なあ? お前デカくなったらどんな見た目の狼になるんだろうな?」
缶詰鶏肉をひたすらがっつくユキのもふもふした頭を撫でながら、俺もリュックから他の携帯食を取り出し、パクついていく。
「大人になったら、立派な漆黒の毛になったりして……」
「えっ! それはやだなあ……」
「まあね……。見た目、7魔将黒賢狼ダークファングまんまになるだろうし……」
「うう、その時はどうしようかなあ……」
爽やかな草原の風を感じながら、俺達は携帯食を食べ終わり横になる……。
というのも、なんでもこの森の出口付近は魔の森の近くなだけあって、アクティブモンスターが存在しない安全地帯らしい。
「で、これからどうする?」
俺は青空を見ながらレノアに話しかける。
というのも本当は魔の森でエリクサーなどの素材をしこたま手に入れて、加工して今から向かう商業都市で一儲けする予定だったのだ。
「うーん、そうだね……」
レオナは俺同様横になりながらユキを撫で繰り回しながら、空を眺める。
きっと予定変更したので、レノアも悩んでいるんだろう。
「あっ! そうだ!」
「ん、何かいい案でも?」
「うん! このエザーネス草原にもお金になりそうなものがあるんだよね!」
「お、どんな?」
レノアは飛び起きて遠くに見える川を指さす!
「何が獲れるの?」
「エザーネスダークサーモン!」
「サーモンか……。確かに高そうではあるけど、何処にでもいるんじゃ?」
「甘いね! エザーネスダークサーモンはこの森と草原の境にしか生息しない希少種なんだ! 最も瘴気を吸っているから毒があるんだけどね!」
「え? じゃ、駄目じゃん」
「甘いね。フグ系と一緒で毒抜きすれば上手いんだなあ。丁度今、産卵期だしね!」
「な、なるほど……。そこら辺の加工処理はレノア先生の十八番でしたね」
「そ! あとはユキちゃんがその生息場所を探せるハズなんでお任せしようかな」
(野生の勘かあ……。イノシシにトリュフみたいな感じなんだろうなきっと)
でも……ふと俺は疑問を抱く。
「へ? 狼って肉食じゃないの?」
「基本そうだけど、狼ってサーモンや果物も食べるんだよ」
マジか……。
「し、知らんかった……」
これにはビックリ仰天である。
いや、厳密に言うと駆け抜けているのは【黒賢狼ダークファング】なのだが……。
ユニコーン以上のスピードなのに足音と躍動感を感じない、何とも言えない不思議なこの感覚……。
そう、俺達は現在、黒賢狼ダークファングの背に跨っているのだ。
正直速すぎて風を感じる余裕が無かった。
『もうここらへんで良いだろう?』
「十分です!」
レノアはにこやかに笑いながら、黒賢狼ダークファングの背から飛び降りる。
当然俺もそれに習う。
『あとは、この【エザーネス草原】を真っすぐ南に下れば、【商業都市レザンジュ】に着く』
「なるほど、何から何までありがとうございます!」
俺はお世話になった黒賢狼ダークファングに軽く頭を下げる。
実はあれから俺達は黒賢狼ダークファングと交渉して、レノアの使い魔になる承諾を得たのだ。
で、無事出口のここの草原まで連れてきて貰ったっていう。
道中にいたモンスターも、黒賢狼ダークファングに乗った俺達には当然襲ってこなかったので、お陰様でとても楽が出来た。
『では、また何かあったら呼べ……』
「うん、ありがとう!」
黒賢狼ダークファングは、俺が抱えているユキを見て満足そうに頷く。
うん、まあ森の瘴気で弱ったユキ元気が草原に出て元気を取り戻したのを確認したかったんだろうとは思う。
『ではさらばだ……』
悲しそうに俺の手元でバタついているユキを一瞥し、一瞬で見えなくなってしまう黒賢狼ダークファング。
親である黒賢狼ダークファングは自らの体に纏った瘴気で子供が弱るのを恐れたのかも? とか考えるのは俺の深読みし過ぎだろうか……?
それは兎も角。
「こ、怖かったあ……」
「だな。というか、俺いまいちここに安全に立っている現実味がないんだけど……」
俺達は緊張の糸が切れどっと疲れが出たため草原の草むらの上にへたり込み、ひと休憩することにする。
「でも上手くいって良かったな……」
俺はペットボトルに入れていた牛乳を取り出し、それをタッパーにくみユキに飲ませる。
美味しそうにそれを飲んで行くユキ。
「まあ、親の考えをくみ取るとこれが色々とベストな気がしてさ」
レノアも俺が手渡した、ペットボトルから水を飲みながら話していく。
そう、黒賢狼ダークファングがレノアの使い魔になった理由。
それは「俺達がユキを無事一人前の狼として成長させること」だ。
「ほら! ユキ。特別にお前には焼き鳥の缶詰を上げよう!」
俺はもう一つの空いたタッパーにそれを移して、ユキに食べさせる。
「まあ、召喚契約すれば、いつでも娘に会えるし、様子も見れるからな」
「だね。僕達が万が一危険な目にあっても助けてくれるだろうし」
問題は、黒賢狼ダークファングが強すぎてレノアが召喚する時に物凄いマナが必要ってことくらいか。
なので、長時間の召喚は当然出来ず、緊急用にはなるというネックはある。
だが、一瞬の機動力と並外れた戦闘能力が強力である為、切り札として優秀ではある。
何といっても7魔将最強らしいからね。
しかも、倒さずに仲魔に出来たのはデカイ。
というのも倒したら次の7魔将がしばらくしたら、次に強い物が代わりにつくらしいしね。
つまりは人にとって一番いい選択を俺達はしたってことだ。
「なあ? お前デカくなったらどんな見た目の狼になるんだろうな?」
缶詰鶏肉をひたすらがっつくユキのもふもふした頭を撫でながら、俺もリュックから他の携帯食を取り出し、パクついていく。
「大人になったら、立派な漆黒の毛になったりして……」
「えっ! それはやだなあ……」
「まあね……。見た目、7魔将黒賢狼ダークファングまんまになるだろうし……」
「うう、その時はどうしようかなあ……」
爽やかな草原の風を感じながら、俺達は携帯食を食べ終わり横になる……。
というのも、なんでもこの森の出口付近は魔の森の近くなだけあって、アクティブモンスターが存在しない安全地帯らしい。
「で、これからどうする?」
俺は青空を見ながらレノアに話しかける。
というのも本当は魔の森でエリクサーなどの素材をしこたま手に入れて、加工して今から向かう商業都市で一儲けする予定だったのだ。
「うーん、そうだね……」
レオナは俺同様横になりながらユキを撫で繰り回しながら、空を眺める。
きっと予定変更したので、レノアも悩んでいるんだろう。
「あっ! そうだ!」
「ん、何かいい案でも?」
「うん! このエザーネス草原にもお金になりそうなものがあるんだよね!」
「お、どんな?」
レノアは飛び起きて遠くに見える川を指さす!
「何が獲れるの?」
「エザーネスダークサーモン!」
「サーモンか……。確かに高そうではあるけど、何処にでもいるんじゃ?」
「甘いね! エザーネスダークサーモンはこの森と草原の境にしか生息しない希少種なんだ! 最も瘴気を吸っているから毒があるんだけどね!」
「え? じゃ、駄目じゃん」
「甘いね。フグ系と一緒で毒抜きすれば上手いんだなあ。丁度今、産卵期だしね!」
「な、なるほど……。そこら辺の加工処理はレノア先生の十八番でしたね」
「そ! あとはユキちゃんがその生息場所を探せるハズなんでお任せしようかな」
(野生の勘かあ……。イノシシにトリュフみたいな感じなんだろうなきっと)
でも……ふと俺は疑問を抱く。
「へ? 狼って肉食じゃないの?」
「基本そうだけど、狼ってサーモンや果物も食べるんだよ」
マジか……。
「し、知らんかった……」
これにはビックリ仰天である。
10
お気に入りに追加
40
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
冒険旅行でハッピーライフ
陣内由安
ファンタジー
いろいろな町を旅行してまわって写真を撮ってはお気に入りの図鑑を自作していた毎日。
「もっと世界を知りたいな」
私の一言は女神に届いてしまった。
『なら私の世界をとって教えてね』
私の世界の話をしていたはずなのに、どうしてこうなった?
私は書斎ごとしらない世界へ放り出されてしまった。あるのはスマホと世界儀。
こうなったらこの異世界をくまなく旅して図鑑作りを完成させてやるんだから!
現実世界の写真をカードにでき、それを実物にできるんだけど初めて出た物は私の予想を大きく下回っていたんだよね。
外の世界に出てから気づいたんだけど、私の姿なんか違うのは気のせい? 泉に写る姿がちがーう!スマホで確認すると、昔見た本のエルフになってる!
現実世界の写真は残っているけど私がいない!
世界の情報を集めて1からはじめるエルフの冒険旅行。世界を知るため旅立ちます。
表紙のイラストをのせてみました。 出典 作画 みんと様
ズボラ通販生活
ice
ファンタジー
西野桃(にしのもも)35歳の独身、オタクが神様のミスで異世界へ!貪欲に通販スキル、時間停止アイテムボックス容量無限、結界魔法…さらには、お金まで貰う。商人無双や!とか言いつつ、楽に、ゆるーく、商売をしていく。淋しい独身者、旦那という名の奴隷まで?!ズボラなオバサンが異世界に転移して好き勝手生活する!
平凡なサラリーマンのオレが異世界最強になってしまった件について
楠乃小玉
ファンタジー
上司から意地悪されて、会社の交流会の飲み会でグチグチ嫌味言われながらも、
就職氷河期にやっと見つけた職場を退職できないオレ。
それでも毎日真面目に仕事し続けてきた。
ある時、コンビニの横でオタクが不良に集団暴行されていた。
道行く人はみんな無視していたが、何の気なしに、「やめろよ」って
注意してしまった。
不良たちの怒りはオレに向く。
バットだの鉄パイプだので滅多打ちにされる。
誰も助けてくれない。
ただただ真面目に、コツコツと誰にも迷惑をかけずに生きてきたのに、こんな不条理ってあるか?
ゴキッとイヤな音がして意識が跳んだ。
目が覚めると、目の前に女神様がいた。
「はいはい、次の人、まったく最近は猫も杓子も異世界転生ね、で、あんたは何になりたいの?」
女神様はオレの顔を覗き込んで、そう尋ねた。
「……異世界転生かよ」
家族全員異世界へ転移したが、その世界で父(魔王)母(勇者)だった…らしい~妹は聖女クラスの魔力持ち!?俺はどうなんですかね?遠い目~
厘/りん
ファンタジー
ある休日、家族でお昼ご飯を食べていたらいきなり異世界へ転移した。俺(長男)カケルは日本と全く違う異世界に動揺していたが、父と母の様子がおかしかった。なぜか、やけに落ち着いている。問い詰めると、もともと父は異世界人だった(らしい)。信じられない!
☆第4回次世代ファンタジーカップ
142位でした。ありがとう御座いました。
★Nolaノベルさん•なろうさんに編集して掲載中。
転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです
青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる
それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう
そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく
公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる
この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった
足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で……
エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた
修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た
ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている
エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない
ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく……
4/20ようやく誤字チェックが完了しました
もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m
いったん終了します
思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑)
平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと
気が向いたら書きますね
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる