嘘つき世界のサンタクロースと鴉の木

麻婆

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第三章 ロストワールド

ククノチ・プロジェクト

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 かつて、故人のDNAを木に移植し、生きた墓標にしようというプロジェクトがあった。
 発案者は日本の学生で、会社を設立するにまで至る。まわりはそのプロジェクトを面白がり、さまざまなメディアでも取り上げられた。そうして、そのプロジェクトはまたたくまに全世界に拡散されていった。
 しかし、木の神の名を冠したプロジェクトは、やがて頓挫することになる。いざ実行しようという段階になると、倫理的な観点からの反対意見が続出。発案者の学生が大学を追い出されるまでの騒動に発展した。
 しかし、プロジェクトが解体されると、新しい話題に上書きされるようにあっさりと人々の記憶から消え去った。

 ところが、十数年後、カナダで特殊な樹木葬が認可された。
 “KUKUNOCHI”と名付けられたその樹木葬は、最初のうちは鼻で笑われる程度のものだったが、徐々に富裕層を中心に人気が出始め、あっという間に世界中で一大ムーブメントを引き起こす。
 当然、否定的な意見が噴出したが、一度火がついた流行を止めることはできなかった。世界中の霊園に死者の木が乱立し、久久能智神を中心とした新興宗教まで生まれたのだった。

 では、このときの生ける墓標がの祖先であるという見方が一般的である。



 ◇



「人間ってのは、なにを仕出かすかわかったもんじゃねえな」

 顔をしかめ、二森時雄はつぶやいた。だが、口元は緩んでおり、どこか楽しそうでもあった。

「だから面白い物語が生まれるんだろうけどな」
「この物語世界の現生人類は、“木”ってこと?」

 歩きつつ、報告書をぱらぱらとめくっている二森沙兎。

「そういうことになる。ヒトに代わって、ククノチという樹木知性体が地球を支配している。水に浸ったタンブルウィードみたいな脳が、感情や思考などを司っているらしい。喋るし、表情も変わるそうだ。そのへん、ほとんどヒトと変わらん。だけど、基本的には水と日光があれば生きられて、寿命は数百年にもなる。ポイントはそこだな」
「なるほど。それで支店長は、あの物語世界の因子を欲しがったってわけか」
「あぁ。だが、それだけじゃ不十分だった」
「“木”になりたいわけじゃないってことね……」

 支店長の様相を思い出したのか、沙兎は身震いを起こした。
 そんな沙兎の様子を横目で見て、時雄はしかめっ面を崩してにやにやと笑っている。

「あとで保全課に行って、物語因子を手に入れてくれ」
「でも、あんな物語の因子、馴染むのにどれだけの時間がかかるか……」
「それなら俺に当てがある。金剛博士が八九二の機能を解析したらしい。どうやら使えそうだ」
「そっかそっか。了解ー……」

 時雄のオフィスに着くなり、沙兎は大きくため息をついた。

「いい加減慣れろって」
「喋る生首にどう慣れる?」
「ずっと見てれば慣れる。だんだん可愛い気がしてくるだろ。それに、普通の社員は生ではお目にかかれないんだぜ?」
「キモかわいいってやつ?」
「キモは失礼だろ。あれも物語世界の移動負荷らしいからな」
「そうかー。でも、毎回、ホントに気を失いそうになるよ」
「今回はお前にメインを張ってもらう。だから、そろそろ本当に慣れておけ。あの生首の支店長が、我々“楽園”のボスであり意思だ。その意思に従って、俺たち構成員は物語世界で“創作”を行う」
「わたしたちの意思は関係なしってこと?」
「社の方針で働いて、報酬をもらう。嫌なら辞める。普通の企業と変わらんよ。“楽園”はほかの書店員より報酬も良いしな」
「そっかそっか。危険手当マシマシだもんね。でも、辞めたいって言っても、どうせ辞められないんでしょ?」

 沙兎の言葉を聞き、時雄はきょとんとした顔になる。片方の眉が上がり、首を傾げた。

「簡単に辞められるぞ。しばらくはゴリゴリに監視されるけどな」
「え!? そうなんだ?」

 今度は沙兎がきょとんとする番である。

「うちはホワイト企業なんだぞ。まあ、この支店に限ればブラックに近いグレーだが。でも、お前辞められるのか?」

 時雄は椅子に深く腰かけ、見下ろすように微笑んだ。沙兎はおかっぱ頭に指を絡め、彼を睨みつける。

「陸は、気にしないって言ってた」
「お前はどう思う?」
「そんなのは嘘だと思う。十代で老人になるなんて辛すぎる」
「少なくとも、お前は気にしてるわけだな? で、続けるか? 辞めるか?」
「時雄はホント性格悪い」
「そうなんだよー」

 沙兎の悪言などどこ吹く風、時雄はにたにたと笑っている。

「独身」
「うるせえ、コブ! なにかしらのハラスメントだぞ、それは!」

 時雄の慌てようを見て、沙兎は留飲を下げたようにくすくすと笑った。

「小せえころはもっと素直だったのによ……。まったく、可愛い娘だぜ」
「でしょー」

 時雄に負けじと沙兎もにたにた笑いを返す。親子である。

「それにしても」

 と、不意に沙兎は真剣な表情に戻る。

「“楽園”は、あの支店長の体を探してるってことになるのか……」
「そうだな」

 時雄もまた、真剣な面持ちでデスクに肘をつく。

「“楽園”の目的は、“時間に負けない肉体”の獲得だ。そして、その肉体を持ったものが幸せに暮らせる物語世界――“楽園”を目指す」
「この支店は、ある意味で箱舟ってことだね」
「それはどうだろうな。全員が全員、“楽園行き”を喜ぶとは思えんな」
「そっかそっか……」
「支店長や“楽園”の目的、思惑がどうだろうと、“時間に負けない肉体”が手に入るなら陸を救えるかも知れない。お前の最優先はそこだろ?」
「うん。そうだね」
「だったら、一人のために世界を滅ぼす覚悟を決めておけ」



 ◇



 四季ノ国屋超時空支店、居住区。

「金剛博士。管理部で八九二についていろいろと聞いていたらしいじゃないですか。お咎めなしにする代わりに手伝ってください」

 部屋に入るなり、時雄は挨拶も前置きもなしに切り出した。

「私がなにか言う前にいきなり脅してくるなんて、ずいぶん気の早い人だ」
「話が早くて良いでしょう?」
「まあ、そうだね。それで?」

 白髪頭をなでながら、金剛博士は柔和な笑みを見せた。部屋の中は、用途のわからない機器や機材であふれていた。

「俺とこの娘に、八九二のネットワーク機能についてレクチャーしてください」
「碌なことに使われないんだろうなあ……」
「あなたが気に病む必要はない。たんに、我々が悪魔だというだけです。娘さん愛子と仲良く平和に暮らしたいでしょう?」
「純粋な知的好奇心が、人々を苦しめる結果に繋がる。身に染みて理解していたはずだったが、私も学習せんな……」
「好奇心を満たすのは気持ちが良いですからね。抗いがたい。でも、悪魔が悪行を成すとは限らないじゃないですか」
「成すだろう。だから悪魔なのだ。因果が逆転している。いや、待てよ。これは、あれだ。鶏と卵の話だ」
「悪魔のコスプレをしている天使だっているかも知れない」

 そこで、時雄はずっと無言だった沙兎を指さした。

「え!? そこでわたしを指さないでよ」

 沙兎はびくりと肩を震わせ、じりじりと後退する。
 それを見て、金剛博士は目尻のシワを深くした。

「あんたの娘か?」
「はい」

 すこしだけ、その場に沈黙が降りてきた。用途不明の機器が発する微妙なノイズが、やたら大きく聞こえる。
 やがて、金剛博士は自身に言い聞かせるように頷き、重い口を開く。

「……わかった。教えよう」
「ありがとうございます」

 時雄と沙兎は、金剛博士に深々と頭を下げる。

「八九二には、物語世界を仮想的なネットワークとして認識する機能がある」

 ぎしっ、と音を立てて金剛博士は椅子から立ち上がり、ホワイトボードへ向かいながら話し始めた。

「君たち書店員が日ごろから使っている小説を集める機能も、それを利用していると思われる」

 金剛博士は簡単なネットワーク図をホワイトボードに描いていく。

「この機能を使えば、各物語世界をLANとして認識できる。DHCPサーバのような働きもするので、LANのアドレス体系を気にせずとも自動的にIPアドレス等が取得できる。そして、この支店とは、おそらくゲートを通じて通信しているのだろう。VPNのような技術を用いていると思われるが、詳しくは私にもわからない。もっと時間が必要だ。八九二とゲートは、きっと設計した人間が同じなんだろう。会えるのならぜひ会ってみたいものだね」

 金剛博士の説明を聞きながら、時雄がちらちらと沙兎を窺っている。話をほとんど理解できていない顔だった。そして、沙兎は笑顔を張り付けたまま固まっている。こちらも、おそらく時雄と大差はないだろう。

「八九二とゲートね……」

 咳払いひとつ。時雄は話し始める。

「あれらが生まれた物語世界はすでに崩壊してしまった。作った人間も、もういない。ロストテクノロジーですよ。現存する八九二やゲートが修復不能にまで壊れてしまったら、俺たちの商売はあがったりだ。そういう意味でも、博士には期待しています」
「なるほどねえ。それは重い荷物だなあ」
「話を戻します。各物語世界のネットワークに接続すると、どういうことができますか?」
「そこにある何某かにアクセスできる」
「つまり、それは?」

 金剛博士は言いよどむように、持っていたペンを置く。白髪頭をなで、また椅子に戻ってきた。

「君たちの目的はなんだ? それは四季ノ国屋全体の目的でもあるのか?」

 質問を質問で返す金剛博士。一瞬、時雄は考えるような沈黙を挟んだが、すぐに淀みなく答え始める。

「いえ、本社やほかの支店は関係ありません。この支店だけの話です。うちの上司が未来を見たがっているんですよ」
「未来か……。それは、どんな?」
「百年、千年先の未来。あるいは、もっと。きっと、そこには、いまの我々では想像することもできないような物語が溢れている。それを見ずしては死ねない」
「死ぬ気ないじゃないか。終わりをどう設定するつもりだ? 際限がない」
「俺もそう思いますが、報酬ぶんは働きます」
「まあ……、でも。百年、千年先の未来には、いまのままでは触れることすら叶わない革新的な技術や知識、見解が待っているんだろうなあ」

 金剛博士は、思いを馳せるように遠い目をする。いまの彼では、彼の想像の範囲でしか望むことのできない景色。百年先、千年先の未来の景色。ただの人間では、決して叶いようのない想い。もし、それに手が届くとしたら。見ることが叶うとしたら。

「それは、いいなあ」

 心の根から落ちてきた、金剛博士の本当の声のように思えた。
 その声を聞いた沙兎は、大きく目を見開く。

「時雄、博士はきっと支店長と同じタイプのひとだよ」

 時雄は博士に向いたまま、沙兎に頷きを返す。

「博士。純粋な好奇心が破壊に変わる。あなたは学習しないわけじゃない。頭のどこかで理解しながら、あえて無視を決め込んでいる。好奇心を満たす行為に没頭するためにね。あなたは善良な人間だと思っていましたし、いまでもある程度はそうだと思っています。でも、きっとあなたは善良な狂人だ」

 金剛博士は両手で白髪頭をなでつける。そして、天を仰ぐように椅子の背もたれに身を預け、大きな大きなため息をもらした。

「AIKOが反旗を翻し、ダーリン合衆国の大統領を焼肉にしてしまったとき……」

 金剛博士の言葉に、沙兎が頭を抱える。その目は博士をにらみつけていた。ずっと我慢していた身を焼くような想いが、にらむ瞳を焦がしている。

「そのとき、私は……思ってしまったんだよ」
「どう思いましたか?」
「このさき、どうなるのか見てみたい」
「この野郎!」

 まさに飛びかかろうという瞬間の沙兎を、時雄は力ずくで押さえつける。

「落ち着け」
「くそったれ! あんなものを見たかっただって!? みんな……、みんな死んだんだぞ……」
「そうか……。君は私と同じ物語世界から来たんだね?」

 我を失いかけた沙兎を見て、金剛博士は煩悶しているような表情を浮かべる。

「それは、すまないことをした。いや、私が直接なにかしたわけではないんだが、考えたことがないと言えば嘘になる。AIKOが人類に敵対的になったら、と」
「この……!」

 沙兎が暴れようと体を動かすが、時雄のホールドは鉄の拘束具のように頑丈だった。

「実行には移さなかったよ。好奇心よりも良心が勝った。あれは、正真正銘AIKOの“意思”だったんだよ。でもね、見たいと思ったんだ。人類が滅ぶのなら、その最後の瞬間をこの目に映したいと思ってしまった。そして、もしかしたら止めようがなかったのかも知れないが、私は止める努力をしなかった」

 すまない。
 金剛博士は、そう呟いてうつむいてしまった。
 老人のうなだれた姿を見て、沙兎がなにを思ったのか。それはわからないが、瞳を焦がしていた炎は鳴りを潜めたようだった。

「時雄、離して」
「駄目だ。落ち着け、バカ娘」
「落ち着くから。もう暴れない」

 時雄は沙兎の顔をじっと見つめたあと、ゆっくりと拘束を解いた。

「いってて。どんな力してるんだよ。怪獣かよ」
「お前の鍛え方がぬるいだけだろ。いいから、すこし下がってろ」

 沙兎は言われた通り後ろにすこし下がり、時雄は金剛博士と視線を合わせるようにその場でしゃがんだ。

「博士。俺はべつに糾弾しに来たわけじゃない。溢れる好奇心と、それを満たそうという貪欲さ。うちの上司と相性が良い。だから、手伝ってください。うまくことが運べば、あなたも見られますよ。百年先、千年先の未来」

 金剛博士は、ゆっくりとうつむいた顔を上げた。

「物語世界の核……だと思われる。それにアクセスできる」

 ぽつり、ぽつりと語り始めた金剛博士。時雄と沙兎は息をのむ。

「物語因子を持ち込んでちまちまと創作活動する必要なんてない。物語世界の心臓部に直接それを打ち込むことができるかも知れない。そうすれば、血液が全身を巡るように、物語世界全体に因子が巡る」
「そ、そんなことをしたら、一瞬でハザードが起こってしまう! そうならないために、“楽園”はすこしずつ物語因子を馴染ませて世界を変えようとしていたんです」
「そうだね」

 金剛博士は、沙兎の批判を容易く肯定する。

「しかし、そうはならないかも知れない」
「それってつまり、わからないってことじゃないですか」
「そうだよ。だから、実験を繰り返す。トライアンドエラーと偶然のさきにしか、成功はない」
「実験って……」

 沙兎はそれ以上の言葉を失くし、立ち尽くす。鼻の頭にびっしりと汗を浮かべている。

「成功しても失敗しても、物語世界がひとつ犠牲になる。本来の姿を失うか、永遠の暗闇に落ちるか」

 時雄はまた、沙兎の覚悟を試すように彼女に語りかけた。

「そうだ。悪魔の父だなんてものじゃなく、我々は悪魔そのものにならなくてはならない」

 時雄に同調する金剛博士。その目の輝きは、百年先、千年先の未来の輝きだろうか。

「ようやく手伝ってくれる気になったみたいですね、博士」

 そう言って、時雄は握手を求めて右手を差し出す。

「私は、悪魔のささやきに屈したことになるな……」

 金剛博士は時雄の手を握り返した。

「そうです。あなたは、そそのかされたにすぎない。言ったでしょう、気に病む必要はない。悪いのはぜんぶ悪魔だ」

 そう言った時雄の笑顔は、悪魔にしては苦いものだった。

「悪いのは、ぜんぶ悪魔……」

 沙兎は小さくつぶやいた。
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