嘘つき世界のサンタクロースと鴉の木

麻婆

文字の大きさ
上 下
34 / 51
第二章 ポストクリスマス

デバッグ (2)

しおりを挟む
 ほんの一瞬。物語世界同士の狭間。世界観を移動するとき、足元と言っていいのだろうか――二森の主観では下方に見える黒い底。一瞬だけ見える、黒く淀んだ底なし。
 その場所が、二森は苦手だった。見なければいいのに、高所から下をのぞき込んでしまう心理のように、つい目が行ってしまうのだ。

 しかし、それも瞬きの間。
 バックヤードのゲートに飛び込んで、次に足をついたのは四季ノ国屋超時空支店である。作業員と書店員が行き交う観測所。その忙しなさが、二森にはひどく懐かしく思えた。

「サトさん、およそ二年ぶりのサトさん! 相変わらず背が高いですね。愛子はパーツ交換でしか背は伸ばせませんので、うらやましいです」
「そうね。二年ぶりの我が家だというのに、いきなりうっとうしいね」

 作業員に挨拶をし、観測所を出たところで愛子に声をかけられた二森。あからさまに態度が悪くなる。

「パーツ交換でホイホイ伸び縮みできるほうが便利でしょうが」
「そんなことはどうでもよいのです、サトさん」
「こいつ……」
「博士の行方を知りませんか?」
「だから、なんでわたしに聞く? わたしが知るわけない。どうせまた町で遊んでるんでしょ」
「いえ、この支店から消えてしまったのです」
「そっかそっか、それは一大事だ。がんばれ。わたしは忙しいんだ。それじゃ」

 二森は、愛子の頭をぽんぽんと叩くと、かかとを鳴らして歩き出す。
 すると、呼吸のような駆動音と機械仕掛け独特の音をともなって、愛子も二森を追うように歩き出した。

「なに? ついて来ないで」
「トキオに報告ですよね? サトさんを連れてくるように言われて、待機していました」
「なんでわざわざ……」
「愛子とサトさんの関係におけるサブルーチンには、重大な欠陥があるそうです。デバッグを行え、との指示です」
「なんなの……。『二森沙兎には関わらないで.fix』でも突っ込んでおけばいいじゃない」
「エラーを吐き出しそうなファイル名はやめてください」
「なんだか、おかしな具合に錯綜してきたぞ……。今回の件に、愛子と金剛博士は無関係のはず」

 二森はおかっぱ頭をかき乱す。

「ところで、サトさん。関係性というのは、クラウドデータとそれを扱うソフトウェアとみなしてよいのでしょうか? アクセス可能であるのなら、愛子がバグを探して修正を試みますが……」

 言いながら、愛子は二森の手に自分の手を絡めてきた。

「そんなものがあるとしたら、いまはアクセス過多でビジー状態だぜ……。あんた、クラッカーかなんかなの?」

 二森は愛子の手を振りほどく。愛子は残念そうな表情を浮かべてみせ、二森は胡散臭そうにそれを見ている。

「こんなことで関係性なんて変わらないから。可愛い顔で見上げてきたってダメだから」
「手をつなぐのは、仲良しアルゴリズムだと、トキオから聞いたのですが」
「時雄は馬鹿だぞ」
「それに、愛子は、サトさんの知るAIKOではありません。なぜ愛子を嫌うのでしょうか」
「うるさいな。わかってるよ、そんなこと」
「では、なぜ……」
「それをあんたに話してわかってもらえるなら、デバッグだろうとバグフィックスだろうと、できたかもね」
「おそらく、それには人格モジュールが必要です」
「いいや、ベッドに地雷を設置するのと同じくらい、考えるまでもなく必要ない」

 そして、それ以上話すことはないとばかりに、二森は先を行く。愛子も押し黙り、独特の駆動音だけをともない、後を付いて行った。

「なんだ。さっそく、やりあったのか?」

 オフィススペースの一角。二森時雄に与えられた個室で、二森沙兎と愛子は無言で並んでいた。

「時雄、これどういうこと?」
「あとでわかる。さきに報告しろ」

 愛子を横目に深くため息をついた沙兎は、二年間の出来事をおおまかに報告した。適宜、八九二を通して報告は行っていたので、それほど時間はかからなかった。

「ハザードが起こってしまえば、お前の二年間は無駄になるかも知れんな。CFSも動いてることだし、もう墓守遺伝子の解明は待ってられん。物語因子の回収を急げ。変異のほうな。それさえあれば、別の場所でも研究は続けられる」

 物語や物語世界を構成する要素――物語因子。

「現状、銀次郎は死亡し、国葬連からその細胞やDNAなどを持ち出すのは困難。だから、嶽優衣子の墓守遺伝子が変異している可能性に賭ける」

 沙兎の言葉に、博打かよ、と時雄は苦い顔をする。

「沙兎。“楽園計画”に適合する可能性があるのは変異墓守遺伝子のほうだ。普通のほうは要らない。“思い出がない”なんてのは駄目だ。そりゃあ、もう別人だ。お前だって嫌だろう?」
「それは……」
「嶽優衣子が変異していなかった場合、なにがなんでも国葬連から奪取しろ。なんのために国葬連に入ったんだよ」
「……わかった」

 うつむいたまま、沙兎は小さくうなずいた。

「それで、時雄。悪戸吉彦はどうなった?」
「遅かったよ。もう逃げた後だ。まあ、仲間を疑うことになるから、お前も慎重になったんだろうが、もうすこし報告が早ければなあ」
「ごめんなさい」
「いや、いい。すまん。いまのは言っても詮無いことだった。お前に落ち度はない。どちらかというと、人事部と警備部の落ち度だ。いま、あそこはえらい騒ぎだぞ。CFSを招き入れたんだからな」

 非常に拙い状況であるはずが、時雄はどこか楽しそうに話した。

「わたしたちサークルの情報が流れた可能性は?」
「致命的な情報は流れてない。ただ、お前がサークル構成員だということには、気付いてるだろうな。殺されないように気を付けるんだな」
「……それにしても、悪戸はあの物語世界でなにをしようとしてたんだろう。巽くんのような一般人にまで接触していたようだったし」
「たぶん、ハザードの誘発じゃねえかな」
「どうして? CFSは、四季ノ国屋のサークル活動に反抗することで、“物語世界の保護”をうたった組織。ハザードは正反対の現象だ」
「そうだな。CFSならハザードは避ける。だが、あいつらも一枚岩ではないらしいんだ。別口の報告だが、過激な思想に染まった連中が、CFS本体から離れて新生CFSを組織しているらしい」
「悪戸はそのメンバーってこと?」
「あの物語世界は、言ってみればイレギュラーだ。崩壊ハザードを起こした物語世界は、普通は狭間に落ちる。ことになる。永遠にうかばれない真っ黒な底なしに、投げ捨てられる」
「だけど、あの物語世界は違和感から持ち直した」
「そうだ。初めてのことだ。ハザードなんてそうそう起こらないから、サンプルが少なすぎるが、もしかしたら俺たちが考えているよりも、ずっと物語世界はしぶといのかも知れない」
「それが、新生CFSとなんの関係が?」
「ハザードから持ち直したあの物語世界は、もはや別物だ。そして、そのハザードを起こしたのは誰だ? あの物語世界は、四季ノ国屋のサークルが“汚染”した世界なんだろうよ」

 そこで、沙兎は唇をかみしめた。言葉は出ない。

「そして、そのことを許せない連中がCFS内部に現れた。まあ、当然だろう。そして、そいつらは、サークルに汚染された世界は存在しちゃいけない、破壊するべきだ、そう考えた。しかし、CFSは物語世界保護を旨とする。だから意見が割れて、本体から離れたのが過激な思想を持った新生CFSだ」
「悪戸がその新生CFSだという確証は?」
「ない。確証はないが、お前の報告にあった手紙。あれは一見、CFSへの勧誘に思える。だけど、どうも変だ。ただの勧誘であれば、ストレートに誘えばいい。なのにどうして、あの御神木に向かえと指示するんだ?」
「それは、わたしも妙だと思った。あの御神木がなんであれ、いまの物語世界にとって不都合だから禁忌になってるんだと思う。それに触れられるのは、CFSの本意じゃないはず……」
「そうだな。ハザードを起こす可能性が十分にある。だから、手紙の本当の目的は、物語世界に――物語世界の住人に、違和感を与えること。つまり、物語世界の崩壊を誘っているんじゃないかと考えた」
「なるほど。サークルに汚染された物語世界は存在してはいけない、という新生CFSの主張と一致するってことか……」
「そういうことだ。たんに事実を住人に話したところで、信じるわけがないからな。狂人だと思われるだけだ。じわじわ攻めるしかない。よくやるよ、悪戸も」
「感心するな。でも、そうなるとホントに時間がない。行かなきゃ」

 沙兎はくるりと踵を返す。

「待て、沙兎。まだ話がある」

 時雄は、愛子を指して沙兎を引きとめた。

「あー、忘れてた」
「嘘つけ。お前が愛子を忘れるかよ」
「……で、なに?」

 わかりやすく機嫌を損なう沙兎に、時雄は苦笑いをこぼす。

「悪戸吉彦の件で、警備部が観測所のログを漁った。すると、登録のない八九二のログが残ってた」
「どういうこと?」
「観測所の連中の話では、金剛博士がよく門をくぐっていたらしい」
「登録のない八九二……。どうやって手に入れたんだろ。あれを手に入れた物語世界は、もうないはずだよね?」
「あの御仁、自分で作ったみたいだぞ。管理部で、八九二の構造についていろいろと聞いていたらしい」
「お喋りな管理部はクビだな」
「まったくだな。特性上、ここには想像もつかないようなことを成すやつがいる」
「しかし八九二を作れるとなると……」
「八九二が慢性的に不足しているCFSが飛びつくだろうな」

 誘拐か。
 沙兎は苦虫を噛み潰しながら、そう呟いた。

「博士は、いつも必ず支店に戻っていた。だが今回、ログを見る限り二週間は戻ってない。どこかでCFSに捕まった可能性、確証はないが否定もできない」
「最後のログでは、どこに向かっていたの?」
「わからないそうだ。正規の八九二じゃないからなのか、博士があえてSSBNの情報だけ削除していたのか」
「そっかそっか……」
「博士が八九二を製作できるという情報を知り得たのは、この支店にいる者だけだろう。つまり、元書店員である悪戸もまた知り得た」
「なるほど。現状、誘拐となると新生CFSがもっとも怪しいと」
「あぁ。可能性がある以上、放っとくわけにもいくまい」

 そこで時雄は、傍らに無言で立っていた愛子に目を向ける。

「聞いていたな?」
「はい。すべて記録済みです。いままでの報告にも目を通し、予習も行いました。トキオ、愛子は意気軒昂です」
「うそでしょ……」

 沙兎は、もはや苦虫を噛み千切って吐き捨てるように呻いた。

「連れていけ。なにかと便利だ」
「サトさん、愛子にはさまざまなモジュールが搭載されています。プロトタイプの面目躍如。きっとお役に立てるでしょう」

 時雄と愛子を交互に見つめ、ため息をつく沙兎。

「二森沙兎。お前はもう、シャルロットじゃない。別人だ。弟のりくも、もうパトリースじゃない」
「わたしはともかく、あいつは……!!」
「愛子も、あのAIKOじゃない。……なあ、十四で拾ったお前も、もう二十四だ。いいかげん、“あの頃”に別れを告げてもいいだろう」

 時雄は、オフィスチェアに深く腰かけ直す。

「それとも、二森は嫌か?」

 また、沙兎はため息をついた。大きいため息だ。

「時雄はずるい」
「よく言われる」
「ひとでなし」
「ありがとう」
「独身」
「ふざけんな! 独身でなにが悪い! リンゴぶつけるぞ! さっさと行け!」
「わかったよ。善処する」
「おう。二年ぶりに戻ったのに、早々で悪いな。気を付けて行ってこい」

 そして、沙兎は三度目のため息をついた。どこか吹っ切れたような、短いため息だった。

「うん、行ってくる。……時雄、白髪すこし増えたね」
「まあな。四十代も後半戦だ。そら増える」

 四十代後半とは思えぬ若々しい笑顔で、白髪の増えた髪をなでる時雄。それを見て、沙兎の表情はゆっくりと和らいでいった。

「あ、そうだ。愛子のぶんとは別に、あといくつか八九二を持っていっても構わない?」
「なんだ、友達でもできたか?」
「いや、別にそういうわけじゃないけど……」
「実感したろ? 物語世界だなんて言ってるが、物語でもなんでもない。営みがある一個の世界だ」
「そうだね……」
「でも、お前は選んだ。ひとつの世界よりも弟を選んだんだ。世界を守るだのの規模のデカイ理由は、小さくて身近な理由には勝てない。正気を失う以外に、勝つ方法はない。お前も勝てなかった」
「たまには、たった一人のために、大きななにかが犠牲になってもいいじゃないか。そう、思ってた」
「でも、新しく、小さくて身近な理由が見つかったか?」

 沙兎は答えない。時雄はすこし優しく笑う。

「まあ、いい。たとえ世界を犠牲にしてでも、弟を救う道を模索するんだろ? 初心を忘れるなよ」
「もちろんだよ、時雄。じゃあ、行ってくる」
「死ぬなよ。甘ったれのクソガキ」

 時雄にニヒルな笑顔を残して、沙兎はオフィスを後にした。

「サト、そろそろ準備はいい?」
「だから、距離の詰め方がクラッキングレベルだって言ってるでしょうが」

 支店の居住区。二森の個人宅で、着替えていた沙兎に愛子は馴れ馴れしく話しかけた。

「呼び捨ては構わないけど、その友達みたいな話し方はやめて。なんかイメージじゃない」
「そうですか。残念です、サト」
「そう、それがちょうどいい」

 そして、沙兎がスーツのボタンを留め終えたころ。玄関で物音がした。誰かが部屋に入ってきたのだ。

「え……。姉さん!? 帰ったの!?」
「陸! 起きてて大丈夫なの?」
「姉さんは、年寄りをなんだと思ってるのさ。出歩くくらい、なんでもないよ」

 しわだらけの笑顔。相変わらず、ふにゃっとした締まらない笑顔。二森が二年ぶりに見た弟は、どこか一回り小さくなったように感じた。

「ひさしぶり。陸、元気だった?」
「おかえり、姉さん。僕はぜんぜん平気さ。姉さんこそ、無茶してない?」

 姉を気遣いながら、陸は愛子に手を振っている。

「お邪魔しています、リク」
「こんにちは、愛子さん。いま、お茶入れるね」
「リク、お構いなく!」
「そうそう。こいつに味なんて関係ないんだから、雨水で十分」
「はい。ここの雨水は、混ざり物が少なくてとても助かっています」

 沙兎と陸は、得も言われぬ顔で愛子を見る。

「え。疑似人格モジュールが、“気まずい空気”を認識しました。アトモスフィアプロトコルを開始。押し黙ります」
「ま、まあ。わたしたちは、またすぐ出かけるから、気にしないで」
「そうなんだ……。二年ぶりなのに」
「ごめんね、陸。たぶん、もうちょっとで片付くから」
「そう……」

 陸は、ゆっくりとした動作で、手近な椅子に腰かける。膝や腰を気遣う老人の動きだった。

「僕はね、後悔してるんだ」
「なに?」
「ここに来たばかりのころ、僕は死んでしまっていたほうが楽だったなんて、姉さんに言ってしまった」

 沙兎の眉間が険しくなっていく。二十歳の老人を見る瞳が、湿気をおびていく。

「でもね、姉さん。僕はもう大丈夫。この体も、生活も、それほど悪くないと思ってるんだ」
「嘘つかないでよ」
「ホントだよ。だから、姉さんが無茶する必要はないんだよ。もう無理しなくてもいいんだ」
「無理なんてしてない。それに、希望はあるから」
「希望か……。希望は、重いんだよね。持っていると、前に踏み出せなくなるんだよ。ホントはもう歩けるのにね。それって、損じゃないかな」

 ――希望は、捨てるだけ損じゃないかな――

 むかし、陸がまだパトリースだったころの言葉。それを思い出した沙兎は、言葉を失ってしまった。

「サト、大丈夫ですか? 目元に熱い流体を感知しました」
「それ誤検知。ぜんぜん平気だから」
「そうですか?」
「それじゃあ、行ってくるよ、陸」
「うん。本当に気を付けてね、姉さん」

 二森宅を後にした二人は、観測所へと向かっていた。相変わらず、愛子は二森の手を握っている。面倒くさくなったのか、二森はもう解こうとはしない。

「人は変わる」
「はい。基準は不明瞭ですが、サブルーチンやハードウェアの更新が行われます」
「でも、ただ黙ってたって変わらない。なにかが変えるんだ」
「想定外の外的要因、または内部処理の不具合によって、アップデートを余儀なくされるということですね。運用上、よくあることかと」
「わたしは悔しい。陸に、あんなことを言わせてしまうなんて。わたしが、もっと……しっかりしていれば」
「不具合は、ないほうが不安になる。博士はそう仰っていましたよ? それとも、サトもまた、アップデートの時期ですか?」
「また陸に、希望は捨てるだけ損だと言わせてやる」
「ロールバックは有効な手段ですが、リスクやデメリットも見過ごせませんよ?」
「おい……、アトモスフィアプロトコルとやらを開始しろ」
「すみません。多目的センサーは雰囲気を感知していたようですが、疑似人格モジュールの精度が悪いのです。愛子、押し黙ります」
「黙るしかないのか、それ」

 ふっと、二森は笑った。
 あまり噛み合わない愛子との会話が、二森の深刻な空気を拭い去った。

「バカ愛子」
「え。傷つきます」
「嘘つけ。さあ、行くよ」
「はい!」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち

ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。 クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。 それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。 そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決! その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

処理中です...