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第一章 ロストサンタクロース
サンタクロースが死んだ夜に (1) /■■■■
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馴鹿は、立ちくらみを起こしたかのように尻餅をついた。車庫に備えられた用具箱が引っくり返る。
幼い頃から、馴鹿は人の死を見てきた。
木になったもの。木にならなかったもの。埋葬林へと、あるいは国葬連へと、彼らを見送ってきた。死というものには、なかば慣れつつあると自覚していた。だから、いまの自分自身の状況に、馴鹿は驚きを隠せなかった。
まるで、落とし穴にでも落ちたかのように、呆然としたまま立ち上がれずにいた。
「馴鹿……。やっぱり、お前の友達だったか。すまん。本当に……」
「いや、そんな。銀次郎が謝ることじゃ……」
銀次郎は花の咲いた顔を覆って、はばかることなく涙を流した。
馴鹿にとって、銀次郎は兄のようであり、早くに亡くした両親の面影を見る――父のような存在でもあった。そんな、親愛なる墓守が、苦しみのあまり泣いている。戸惑う彼に“殺せ”と命令したのが、他ならぬ自分であることに馴鹿の胸は張り裂けそうだった。
どうか、泣かないで。優しい墓守様。すべては僕の責である。と、馴鹿は震える足を鼓舞した。
「優衣子は――この人には、やっぱり転化がみられませんね。ニモリさんに連絡します」
馴鹿が携帯端末を取り出すと、タイミング良くメッセージの着信があった。
『母ちゃんから晩飯持っていってやれって言われた。そしたら、優衣子の母ちゃんにも同じこと言われて、軽く三食分になった。冷蔵庫の空きはあるか? というか、優衣子まだ帰ってないってよ。学校にもいなかった。そっちにいたりする?』
巽からだった。
いつもであれば、馴鹿は顔を綻ばせて返信する。しかし、黒い袋の中で血液に溺れる優衣子を見ると、どうしても顔がこわばった。
『ごめん。まだ仕事。あとで連絡する』
簡潔にメッセージを返したところで、馴鹿は車庫の外に人の気配を感じた。
「やあやあ。昼はぼちぼち暖かいんだけど、夜はまだ冷えるねー」
二森沙兎が、低く下げられたシャッターをくぐって現れた。
「あんた、いつも唐突に湧いてくるよな。どうなってる」
「ひとを虫みたいに言わないでくれる? って、サンタちゃん、大丈夫?」
白い花が咲き乱れる銀次郎を見て、二森は一瞬ぎょっとした。銀次郎はなにも答えず、黒い袋を見下ろし続けていた。
「えっと。カリブー、報告だよ。迷った四人は警察に御用。彼らの将来には絶望的な谷が待ってるぞー。馬鹿なことをしたもんだよ。それで、不転――。ん……? どしたの?」
いよいよ、車庫内の雰囲気が異常であると察したのか、二森はいつものにこにこ顔を仕舞いこんだ。
「い、いえ、べつに。ちょうどニモリさんに連絡しようと思っていたところです」
「そう……」
二森は怪訝な顔で、ふたりの様子を伺う。花を咲かせ、塞ぎ込んでいる銀次郎。努めて平静を装う馴鹿。それを見てとり、二森はやりきれないといった具合に、表情を歪ませた。
「もしかして――」
「これ、連盟でどうにかできないか?」
言いかけた二森をさえぎり、銀次郎は自分の体に咲いた花を指した。はらはらと散り始めた白い花は、隠れていた銀次郎の充血した目をあらわにする。
「え。どしたの、急に?」
「鬱陶しくてな」
「そ、そっかそっか。ハカマモリの花は、たしか神経活動と関連してるとかどうとか……。活動電位がなんちゃらで。んー、ごめん。わたしには無理。あとで研究チームに聞いておく」
「そうか……。ごめんな……」
「は?」
「ごめん」
「なんで謝るのさ……」
もともと、さして気にしていなかったのか、銀次郎はすぐに引き下がった。まるで埃を払うかのように、落ち始めた花びらを払っている。
「ニモリさん。献体は、どういった扱いをされるんですか?」
死体袋に収まった人物を見つめながら、馴鹿はひどく落ち着いた声で問うた。二森に向けられた背中は、なにも語らない。
「それは、その……。献体は、今後の管理、研究活動のための礎となり――」
「そういうことじゃなくて……」
「……ねえ。ふたりとも、まずは落ち着くんだ」
「落ち着いてますよ。ビックリするぐらい」
馴鹿に近寄ってきた二森は、死体袋の中を見て、思わず顔を引きつらせた。
「もしかして、この子、カリブーの友達の……」
「そうです」
馴鹿は、二森に締め上げられたときのことを思い出す。
――もうない? もう出ない? どう? 弱音どう? 聞かして聞かして?――
吐いてもいいんだろうか。この、胸の奥底の弱音。洗いざらい吐き出してもいいんだろうか。ニモリさんは、受け止めてくれるだろうか。
しかし、そのすこしの逡巡のあと、馴鹿はすべての弱音を飲み込んだ。
僕は岩木馴鹿。墓守をサポートするもの。トナカイが走らなければ、サンタクロースも困るだろう。
努めてそう言い聞かせ、馴鹿は責務に挑もうと決意した。そうすることで、悲しみや苦しみが、見えなくなるような気がしたのだ。
「ニモリさん、手続きを――」
「ひえっ!」
馴鹿をさえぎる、二森の短い悲鳴。
不意に、銀次郎が二森に覆いかぶさったのだ。驚いた二森は、おかっぱ頭を乱して、転がるように作業台の下に逃げ込んだ。
「な、なんなんだ、いきなり!? ひとの胸倉まさぐるとか、なんなんだ!」
「あぁ、すまん」
「すまんじゃねえから!」
「ちょ、ちょっと待って。ぎ、銀次郎? それって……!」
馴鹿はすべての体毛が逆立つような感覚を覚えた。銀次郎の手には、二森がいつも吸っている、“トナカイの角”で作られたタバコがあった。
二森もそれに気付き、顔色を変えた。
「ま、待って待って。待て待て待て待て! やめろ、サンタちゃ――痛ってえ!」
作業台に頭をぶつけた二森は、伸ばしかけた手を床についた。
「待って、銀次郎――!」
慌てて銀次郎を止めようとする馴鹿。しかし、彼我の間に置かれていた、優衣子の遺体を載せたストレッチャー。それを押し倒し、派手に転んでしまった。なかから血液があふれ出る。
「ごめん。本当に、ごめん……、みんな」
戻ってきてから、謝ってばかりの銀次郎。それに気付いた馴鹿は、確信してしまう。もう、銀次郎は限界だったのだと。
――サンタちゃん。不転化個体は人じゃない、そう思うようにしなよ。でないと、いつか擦り切れちまうんだぜ――
二森の言葉を思い出し、馴鹿の頭は後悔でいっぱいになる。
どうして、銀次郎の苦悩を和らげてあげられなかったのだろう。どうして、うまく冗談を言えないんだろう。どうして。どうして。
どうして、銀次郎まで死んでしまうの?
「カラスがカラスを殺しただけ。気に病むな。もし恨むなら、俺を恨むといい。出来損ないの墓守を恨むんだ。お前はなにも悪くないぞ、将」
「いやだ!!」
馴鹿の絶叫。
ケースから取り出されたトナカイの角は、すべて銀次郎の口のなかに放り込まれた。彼の脚にすがりつく馴鹿の手は、それを止めることができなかった。赤く濡れ、伸ばされた手は、届かなかった。
「――っの馬鹿野郎!!」
遅れて飛び出した二森。その矮躯でもって、銀次郎を殴り抜く。全体重をのせているせいか、なかばタックルに近かった。そのまま、床に広がった優衣子の血で滑り、ふたりは団子になって転がる。
「口を開けろ! サンタちゃんは貴重なサンプルだって言ったぞ!」
二森の吶喊も虚しく、トナカイの角はすでに銀次郎の胃の腑に落ちた。
墓守でなくとも、トナカイの角の大量、および急激な摂取は推奨されない。がくがくと痙攣し、泡を吹き始める銀次郎。二森は跳ねる銀次郎を馬乗りになって押さえ込み、無理やり口に手を入れて舌の根を押し込む。
「カリブー! あれって致死量なの!?」
「え……、え!?」
「いまだけしっかりして! トナカイの角さ! わたしにくれるやつ、致死量じゃないよね!?」
馴鹿はハッと顔を上げた。
「は、はい! 致死量なんて渡しません! 吐かせてください!」
「もうやってるぜ! 吐け、ジジイ!」
血みどろになりながら、鬼気迫る表情で、二森は銀次郎の口に手を突っ込んでいる。
馴鹿は呆けた自分の顔を叩き、立て膝を床に押し込むようにして、立ち上がった。
「水、持ってきます! 大量に飲ませましょう!」
「お願い!」
わずかに見えた光明。
馴鹿は滑り込むようにしてシャッターをくぐり、外へ転がり出る。
痙攣し、跳ね上がる銀次郎。悲鳴。飛ばされ、シャッターにぶつかる二森。がしゃん、という派手な衝突音を横に聞き、馴鹿は水場へ走った。とどろく、怒号。言葉にならない銀次郎の叫び。
そして、車庫内で反響した炸裂音。
心臓をぎゅっと掴まれるような、抵抗不能の音の暴力。馴鹿の体は、強制的に硬直する。一瞬、真っ白になりかけた頭を振り、馴鹿はホースをリールごと持ち上げた。
幼い頃から、馴鹿は人の死を見てきた。
木になったもの。木にならなかったもの。埋葬林へと、あるいは国葬連へと、彼らを見送ってきた。死というものには、なかば慣れつつあると自覚していた。だから、いまの自分自身の状況に、馴鹿は驚きを隠せなかった。
まるで、落とし穴にでも落ちたかのように、呆然としたまま立ち上がれずにいた。
「馴鹿……。やっぱり、お前の友達だったか。すまん。本当に……」
「いや、そんな。銀次郎が謝ることじゃ……」
銀次郎は花の咲いた顔を覆って、はばかることなく涙を流した。
馴鹿にとって、銀次郎は兄のようであり、早くに亡くした両親の面影を見る――父のような存在でもあった。そんな、親愛なる墓守が、苦しみのあまり泣いている。戸惑う彼に“殺せ”と命令したのが、他ならぬ自分であることに馴鹿の胸は張り裂けそうだった。
どうか、泣かないで。優しい墓守様。すべては僕の責である。と、馴鹿は震える足を鼓舞した。
「優衣子は――この人には、やっぱり転化がみられませんね。ニモリさんに連絡します」
馴鹿が携帯端末を取り出すと、タイミング良くメッセージの着信があった。
『母ちゃんから晩飯持っていってやれって言われた。そしたら、優衣子の母ちゃんにも同じこと言われて、軽く三食分になった。冷蔵庫の空きはあるか? というか、優衣子まだ帰ってないってよ。学校にもいなかった。そっちにいたりする?』
巽からだった。
いつもであれば、馴鹿は顔を綻ばせて返信する。しかし、黒い袋の中で血液に溺れる優衣子を見ると、どうしても顔がこわばった。
『ごめん。まだ仕事。あとで連絡する』
簡潔にメッセージを返したところで、馴鹿は車庫の外に人の気配を感じた。
「やあやあ。昼はぼちぼち暖かいんだけど、夜はまだ冷えるねー」
二森沙兎が、低く下げられたシャッターをくぐって現れた。
「あんた、いつも唐突に湧いてくるよな。どうなってる」
「ひとを虫みたいに言わないでくれる? って、サンタちゃん、大丈夫?」
白い花が咲き乱れる銀次郎を見て、二森は一瞬ぎょっとした。銀次郎はなにも答えず、黒い袋を見下ろし続けていた。
「えっと。カリブー、報告だよ。迷った四人は警察に御用。彼らの将来には絶望的な谷が待ってるぞー。馬鹿なことをしたもんだよ。それで、不転――。ん……? どしたの?」
いよいよ、車庫内の雰囲気が異常であると察したのか、二森はいつものにこにこ顔を仕舞いこんだ。
「い、いえ、べつに。ちょうどニモリさんに連絡しようと思っていたところです」
「そう……」
二森は怪訝な顔で、ふたりの様子を伺う。花を咲かせ、塞ぎ込んでいる銀次郎。努めて平静を装う馴鹿。それを見てとり、二森はやりきれないといった具合に、表情を歪ませた。
「もしかして――」
「これ、連盟でどうにかできないか?」
言いかけた二森をさえぎり、銀次郎は自分の体に咲いた花を指した。はらはらと散り始めた白い花は、隠れていた銀次郎の充血した目をあらわにする。
「え。どしたの、急に?」
「鬱陶しくてな」
「そ、そっかそっか。ハカマモリの花は、たしか神経活動と関連してるとかどうとか……。活動電位がなんちゃらで。んー、ごめん。わたしには無理。あとで研究チームに聞いておく」
「そうか……。ごめんな……」
「は?」
「ごめん」
「なんで謝るのさ……」
もともと、さして気にしていなかったのか、銀次郎はすぐに引き下がった。まるで埃を払うかのように、落ち始めた花びらを払っている。
「ニモリさん。献体は、どういった扱いをされるんですか?」
死体袋に収まった人物を見つめながら、馴鹿はひどく落ち着いた声で問うた。二森に向けられた背中は、なにも語らない。
「それは、その……。献体は、今後の管理、研究活動のための礎となり――」
「そういうことじゃなくて……」
「……ねえ。ふたりとも、まずは落ち着くんだ」
「落ち着いてますよ。ビックリするぐらい」
馴鹿に近寄ってきた二森は、死体袋の中を見て、思わず顔を引きつらせた。
「もしかして、この子、カリブーの友達の……」
「そうです」
馴鹿は、二森に締め上げられたときのことを思い出す。
――もうない? もう出ない? どう? 弱音どう? 聞かして聞かして?――
吐いてもいいんだろうか。この、胸の奥底の弱音。洗いざらい吐き出してもいいんだろうか。ニモリさんは、受け止めてくれるだろうか。
しかし、そのすこしの逡巡のあと、馴鹿はすべての弱音を飲み込んだ。
僕は岩木馴鹿。墓守をサポートするもの。トナカイが走らなければ、サンタクロースも困るだろう。
努めてそう言い聞かせ、馴鹿は責務に挑もうと決意した。そうすることで、悲しみや苦しみが、見えなくなるような気がしたのだ。
「ニモリさん、手続きを――」
「ひえっ!」
馴鹿をさえぎる、二森の短い悲鳴。
不意に、銀次郎が二森に覆いかぶさったのだ。驚いた二森は、おかっぱ頭を乱して、転がるように作業台の下に逃げ込んだ。
「な、なんなんだ、いきなり!? ひとの胸倉まさぐるとか、なんなんだ!」
「あぁ、すまん」
「すまんじゃねえから!」
「ちょ、ちょっと待って。ぎ、銀次郎? それって……!」
馴鹿はすべての体毛が逆立つような感覚を覚えた。銀次郎の手には、二森がいつも吸っている、“トナカイの角”で作られたタバコがあった。
二森もそれに気付き、顔色を変えた。
「ま、待って待って。待て待て待て待て! やめろ、サンタちゃ――痛ってえ!」
作業台に頭をぶつけた二森は、伸ばしかけた手を床についた。
「待って、銀次郎――!」
慌てて銀次郎を止めようとする馴鹿。しかし、彼我の間に置かれていた、優衣子の遺体を載せたストレッチャー。それを押し倒し、派手に転んでしまった。なかから血液があふれ出る。
「ごめん。本当に、ごめん……、みんな」
戻ってきてから、謝ってばかりの銀次郎。それに気付いた馴鹿は、確信してしまう。もう、銀次郎は限界だったのだと。
――サンタちゃん。不転化個体は人じゃない、そう思うようにしなよ。でないと、いつか擦り切れちまうんだぜ――
二森の言葉を思い出し、馴鹿の頭は後悔でいっぱいになる。
どうして、銀次郎の苦悩を和らげてあげられなかったのだろう。どうして、うまく冗談を言えないんだろう。どうして。どうして。
どうして、銀次郎まで死んでしまうの?
「カラスがカラスを殺しただけ。気に病むな。もし恨むなら、俺を恨むといい。出来損ないの墓守を恨むんだ。お前はなにも悪くないぞ、将」
「いやだ!!」
馴鹿の絶叫。
ケースから取り出されたトナカイの角は、すべて銀次郎の口のなかに放り込まれた。彼の脚にすがりつく馴鹿の手は、それを止めることができなかった。赤く濡れ、伸ばされた手は、届かなかった。
「――っの馬鹿野郎!!」
遅れて飛び出した二森。その矮躯でもって、銀次郎を殴り抜く。全体重をのせているせいか、なかばタックルに近かった。そのまま、床に広がった優衣子の血で滑り、ふたりは団子になって転がる。
「口を開けろ! サンタちゃんは貴重なサンプルだって言ったぞ!」
二森の吶喊も虚しく、トナカイの角はすでに銀次郎の胃の腑に落ちた。
墓守でなくとも、トナカイの角の大量、および急激な摂取は推奨されない。がくがくと痙攣し、泡を吹き始める銀次郎。二森は跳ねる銀次郎を馬乗りになって押さえ込み、無理やり口に手を入れて舌の根を押し込む。
「カリブー! あれって致死量なの!?」
「え……、え!?」
「いまだけしっかりして! トナカイの角さ! わたしにくれるやつ、致死量じゃないよね!?」
馴鹿はハッと顔を上げた。
「は、はい! 致死量なんて渡しません! 吐かせてください!」
「もうやってるぜ! 吐け、ジジイ!」
血みどろになりながら、鬼気迫る表情で、二森は銀次郎の口に手を突っ込んでいる。
馴鹿は呆けた自分の顔を叩き、立て膝を床に押し込むようにして、立ち上がった。
「水、持ってきます! 大量に飲ませましょう!」
「お願い!」
わずかに見えた光明。
馴鹿は滑り込むようにしてシャッターをくぐり、外へ転がり出る。
痙攣し、跳ね上がる銀次郎。悲鳴。飛ばされ、シャッターにぶつかる二森。がしゃん、という派手な衝突音を横に聞き、馴鹿は水場へ走った。とどろく、怒号。言葉にならない銀次郎の叫び。
そして、車庫内で反響した炸裂音。
心臓をぎゅっと掴まれるような、抵抗不能の音の暴力。馴鹿の体は、強制的に硬直する。一瞬、真っ白になりかけた頭を振り、馴鹿はホースをリールごと持ち上げた。
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