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第一章 ロストサンタクロース
心もつカラスの涙 (1) /外ヶ浜銀次郎
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――不転化個体は人じゃないよ――
二森が林宮に現れた日の夜、銀次郎は彼女の言ったことを思い返していた。
銀次郎がマークスマンライフルで吹き飛ばした男は、不転化個体だった。ゆえに、警察に連行された他の二人のように、埋葬林から迷い出ることがなかった。二森に言わせれば、彼は人間ではなかったということになる。
星のまたたく澄んだ夜だった。初夏のような暖かい空気が埋葬林を流れている。そんな埋葬林のなかに、ひっそりと建てられているロッジ。墓守に先導された連盟の人間が建てたというそのロッジは、普段、銀次郎たち墓守が生活する家だ。
銀次郎はコーヒー片手に、ロッジを出て裏手へ回った。埋葬林の中心部に近いその場所は、ただでさえ大きい死者の木が、よりいっそう大きくそびえていた。大木と言っていいだろう。そして、緑色の薄明にかすむ銀次郎の視界は、月明かりの夜でさえ、中心部のもっとも背の高い大樹を容易に見通すことができた。
禁足地。御神木。御神体。墓守ですら迷う埋葬林の深奥。
「木へ転化することが人の定義なのか? なんで俺を木にしてくれなかった? どうして俺に思い出を残した?」
銀次郎の溜息が、コーヒーの湯気をゆらす。深奥の大樹はとうぜんのように応えない。彼は、ロッジの裏手に立ち並ぶ碑に視線を移した。
「あんたらは、納得して朽ちていったのか?」
先代の、そのさらに先代。連綿と立ち並ぶ墓守たちも、とうぜんのように応えない。
――昔の知り合いに会いたくなっちゃうでしょ?――
「忌々しい女だ」
銀次郎の頭の中に、二森の声がまだ残っていた。「ならないね」と、彼は彼女の言葉を否定した。しかし、それは嘘だった。
「ほんとうに忌々しい……」
カップを唇に当てたまま、物思いにふける銀次郎の姿は、まるで、本当の青年のようだった。身体に引きずられるのか、埋葬林にこもって暮らす日々が中身の成長をも止めるのか、はたまた、もともとそういう人間だったのか。いずれにせよ、彼は七十歳を超えた老人には、決して見えなかった。
一本髪をゆらして、たわ言を振り切るように踵をかえした銀次郎。彼の目に、アーチ状に重なった死者の木が映る。そのアーチの内側だけ、緑の粒子が濃く渦巻いている。遠目から見ると、渦巻く水面か、吹雪の吹き溜まりのようだった。
アーチ状になった死者の木の真下を、昨日の雪解け水がそろそろと流れている。いずれ、埋葬林を二つにわけるように横たわる一級河川へと流れ込むだろう。すこしぬかるむ足元に気をつけて、銀次郎はアーチへ近づいていく。
「会いに行くのとは、違うさ」
銀次郎はひとつ呟き、コーヒーを飲み干すと、上着とスレイベルを取りにロッジへと戻った。
◆
放課後。
といっても、時刻はすでに十九時に近く、残っている生徒は少ない。外ヶ浜巽と不魚住将は、校門手前の水の出ない噴水で人を待っていた。ベンチに腰かけ、足を投げ出して、惰眠のような青春を貪っている。
「昨日の埋葬林のあいつら、逮捕されたらしいぞ」
「そらそうよ。そんなことよりさ――」
と、眼鏡の少年と坊主頭の少年がこそこそと話しながら、二人の前を横切った。
巽は思わず、不魚住を見やる。
「不魚住。昨日、なんかあった?」
「まあね。墓荒らしだよ。たまーに、いるんだよね」
不魚住は、巽の問いになんでもないことのように返した。
「その感じだと大丈夫だったんだろうけど、危なくなかったのか?」
「うん。巽も知ってるだろ。埋葬林に入ったって、なんにもできやしないよ」
「そうか。ならいいんだ」
「埋葬林は死者の森。奥ゆく生者のきびすは返る」
教科書にも載っている古い歌。埋葬林が古来より禁足地であった証左の一つである。
その遠い昔の歌をすこしかすれた声で読み上げて見せた少女――嶽優衣子が、不魚住と巽の間を割るように、どっかとベンチに腰を下ろした。
「出たな、サンタさん大好きっ子」
「はい、そうです。わたしがサンタさん大好きっ子です」
からかうような巽の言葉を、優衣子は真顔で肯定した。
「優衣子、部活はもういいの?」
「もういい」
不魚住の問いに、今度はげんなりした顔をしてみせる優衣子。
「やめてきた。人の形をした益体のなさが吹き溜まってた」
「なにその地獄。それにしても早すぎるだろ。この高校始まって以来の退部新記録かも知れないぞ」
この高校では、部活動への入部が推奨されており、ひとまず、なにかしらの部活に入部してみるのが通例であった。巽と不魚住は最初からどこにも所属する気がなく、いわゆる帰宅部となった。
しかし、優衣子はそんな二人を尻目に、「部活にも入らず、益体のない青春を送るなんて悲しいやつらだ」と言い残し、得意顔で読書部に入部したのだ。
そして、初日の今日、心細いから待っていてくれと巽と不魚住に頼み、驚きの速さで退部してきた。巽が新記録だと茶化すのも無理はない。
「まあまあ、巽。学校はそんな記録とってないと思うし」
真面目な顔で横槍を入れる不魚住。
「不魚住将。お前は真顔でなにを言っているのか。巽は冗談を言ったんだぞ。そんなことは百も承知で――」
「おいやめろ優衣子。説明するな」
顔を赤らめた巽は、慌てて優衣子を制止した。
「ぼ、僕だってそのくらいわかってたよ。声は真剣で、顔をコメディにして冗談めかしてみたんだ」
「いや、できてねえよ」
「うん、できてないね」
巽と優衣子のユニゾンに、不魚住は恥ずかしそうに長身を折りたたんでしまった。
「高校生になっても不器用だな、不魚住は」
巽は不魚住の肩を叩きながらそう言った。
「ほんとな。だから不魚住将には、わたしたちしか友達がいないんだ。かわいそうに……」
「いやいや、不魚住も優衣子にだけは言われたくないと思うぞ。気の毒に……」
「なんだと!」
落ち込む不魚住をよそに、巽と優衣子はじゃれ合いのような喧嘩を始めた。
「じゃあ、部活をやめた理由を言ってみろ。嘘は吐くなよ、不器用代表」
ぐっ、と声を詰まらせる優衣子。そして、それに興味がわいたのか、無言だった不魚住も顔を上げた。
「あいつら……、サンタさん信じてるとか笑えるって言って、めちゃくちゃ馬鹿にしてきた」
「どうすれば読書部入部で、そんな話になるんだ……」
不魚住は呆れた顔をして呟いた。
「隠せよ……。信じてても隠せよ」
巽も呆れて頭をかかえた。
「なんでだ」
不服そうな優衣子である。
「まったく……。そのあと、どうなったか当ててやろうか?」
「なんだと?」
やれやれといった具合で、巽は不魚住を見やる。言ってやれ、と言わんばかりの視線だった。
「いつもの優衣子なら、そこで怒って説教」
不魚住が言った。
「そうそう。早口で墓守様について説明しながら、激怒するな」
巽も不魚住に同意して、二人はけたけたと笑い出す。
展開を先読みされ、もはや耳まで真っ赤になった優衣子。
「うん。…………優衣子は激怒した」
呟いて、顔を覆ってしまった優衣子。
羽虫が集う街灯の下、ベンチから三人分の足がでこぼこに伸びている。弾けるような笑い声が、益体のない青春を飾り付けていた。
二森が林宮に現れた日の夜、銀次郎は彼女の言ったことを思い返していた。
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禁足地。御神木。御神体。墓守ですら迷う埋葬林の深奥。
「木へ転化することが人の定義なのか? なんで俺を木にしてくれなかった? どうして俺に思い出を残した?」
銀次郎の溜息が、コーヒーの湯気をゆらす。深奥の大樹はとうぜんのように応えない。彼は、ロッジの裏手に立ち並ぶ碑に視線を移した。
「あんたらは、納得して朽ちていったのか?」
先代の、そのさらに先代。連綿と立ち並ぶ墓守たちも、とうぜんのように応えない。
――昔の知り合いに会いたくなっちゃうでしょ?――
「忌々しい女だ」
銀次郎の頭の中に、二森の声がまだ残っていた。「ならないね」と、彼は彼女の言葉を否定した。しかし、それは嘘だった。
「ほんとうに忌々しい……」
カップを唇に当てたまま、物思いにふける銀次郎の姿は、まるで、本当の青年のようだった。身体に引きずられるのか、埋葬林にこもって暮らす日々が中身の成長をも止めるのか、はたまた、もともとそういう人間だったのか。いずれにせよ、彼は七十歳を超えた老人には、決して見えなかった。
一本髪をゆらして、たわ言を振り切るように踵をかえした銀次郎。彼の目に、アーチ状に重なった死者の木が映る。そのアーチの内側だけ、緑の粒子が濃く渦巻いている。遠目から見ると、渦巻く水面か、吹雪の吹き溜まりのようだった。
アーチ状になった死者の木の真下を、昨日の雪解け水がそろそろと流れている。いずれ、埋葬林を二つにわけるように横たわる一級河川へと流れ込むだろう。すこしぬかるむ足元に気をつけて、銀次郎はアーチへ近づいていく。
「会いに行くのとは、違うさ」
銀次郎はひとつ呟き、コーヒーを飲み干すと、上着とスレイベルを取りにロッジへと戻った。
◆
放課後。
といっても、時刻はすでに十九時に近く、残っている生徒は少ない。外ヶ浜巽と不魚住将は、校門手前の水の出ない噴水で人を待っていた。ベンチに腰かけ、足を投げ出して、惰眠のような青春を貪っている。
「昨日の埋葬林のあいつら、逮捕されたらしいぞ」
「そらそうよ。そんなことよりさ――」
と、眼鏡の少年と坊主頭の少年がこそこそと話しながら、二人の前を横切った。
巽は思わず、不魚住を見やる。
「不魚住。昨日、なんかあった?」
「まあね。墓荒らしだよ。たまーに、いるんだよね」
不魚住は、巽の問いになんでもないことのように返した。
「その感じだと大丈夫だったんだろうけど、危なくなかったのか?」
「うん。巽も知ってるだろ。埋葬林に入ったって、なんにもできやしないよ」
「そうか。ならいいんだ」
「埋葬林は死者の森。奥ゆく生者のきびすは返る」
教科書にも載っている古い歌。埋葬林が古来より禁足地であった証左の一つである。
その遠い昔の歌をすこしかすれた声で読み上げて見せた少女――嶽優衣子が、不魚住と巽の間を割るように、どっかとベンチに腰を下ろした。
「出たな、サンタさん大好きっ子」
「はい、そうです。わたしがサンタさん大好きっ子です」
からかうような巽の言葉を、優衣子は真顔で肯定した。
「優衣子、部活はもういいの?」
「もういい」
不魚住の問いに、今度はげんなりした顔をしてみせる優衣子。
「やめてきた。人の形をした益体のなさが吹き溜まってた」
「なにその地獄。それにしても早すぎるだろ。この高校始まって以来の退部新記録かも知れないぞ」
この高校では、部活動への入部が推奨されており、ひとまず、なにかしらの部活に入部してみるのが通例であった。巽と不魚住は最初からどこにも所属する気がなく、いわゆる帰宅部となった。
しかし、優衣子はそんな二人を尻目に、「部活にも入らず、益体のない青春を送るなんて悲しいやつらだ」と言い残し、得意顔で読書部に入部したのだ。
そして、初日の今日、心細いから待っていてくれと巽と不魚住に頼み、驚きの速さで退部してきた。巽が新記録だと茶化すのも無理はない。
「まあまあ、巽。学校はそんな記録とってないと思うし」
真面目な顔で横槍を入れる不魚住。
「不魚住将。お前は真顔でなにを言っているのか。巽は冗談を言ったんだぞ。そんなことは百も承知で――」
「おいやめろ優衣子。説明するな」
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「うん、できてないね」
巽と優衣子のユニゾンに、不魚住は恥ずかしそうに長身を折りたたんでしまった。
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巽は不魚住の肩を叩きながらそう言った。
「ほんとな。だから不魚住将には、わたしたちしか友達がいないんだ。かわいそうに……」
「いやいや、不魚住も優衣子にだけは言われたくないと思うぞ。気の毒に……」
「なんだと!」
落ち込む不魚住をよそに、巽と優衣子はじゃれ合いのような喧嘩を始めた。
「じゃあ、部活をやめた理由を言ってみろ。嘘は吐くなよ、不器用代表」
ぐっ、と声を詰まらせる優衣子。そして、それに興味がわいたのか、無言だった不魚住も顔を上げた。
「あいつら……、サンタさん信じてるとか笑えるって言って、めちゃくちゃ馬鹿にしてきた」
「どうすれば読書部入部で、そんな話になるんだ……」
不魚住は呆れた顔をして呟いた。
「隠せよ……。信じてても隠せよ」
巽も呆れて頭をかかえた。
「なんでだ」
不服そうな優衣子である。
「まったく……。そのあと、どうなったか当ててやろうか?」
「なんだと?」
やれやれといった具合で、巽は不魚住を見やる。言ってやれ、と言わんばかりの視線だった。
「いつもの優衣子なら、そこで怒って説教」
不魚住が言った。
「そうそう。早口で墓守様について説明しながら、激怒するな」
巽も不魚住に同意して、二人はけたけたと笑い出す。
展開を先読みされ、もはや耳まで真っ赤になった優衣子。
「うん。…………優衣子は激怒した」
呟いて、顔を覆ってしまった優衣子。
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