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第3章 佐藤眞耶 - 球技大会の前に
第22話 ……見た?
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次の日からは短縮授業に入り、いよいよテスト本番へと入った。
チア部への転入部前日から毎日教科書を眺めてはノートやドリル、参考書と睨めっこを続けていたこともあって、全く苦にはならない。もともと勉強が得意で授業中も真剣な表情で授業を聞いていることもあって、授業の理解度は高かった。いつもは見た目などで自分のことを低く捉える傾向があったけど、このことに関しては胸を張ってもいいだろう。今回も中学時代と前期中間試験同様に勉強を進めるまでだ。
……と、なぜここまで自分のことを考えているのだろうか。
実は、僕は図書室で高橋さんたちと一緒になって勉強しているからだ。とびきりの美少女で、しかも三人中二人は豊かな胸を揺らしながら勉学に励む様子は思春期男子にはたまらない。
美少女三人が集まったらさぞかし勉強どころではないのではと思っていたけど、そんなことはない。少しだけ賑やかなほうが勉強出来そうだ。
「真凛、現国は大丈夫?」
「もちろんよ。試験対策は抜かりないわ。それで、奏音はどうかしら?」
「え、何? アタシは今コミュニケーションの復習をやっていたんだけど」
「現国よ、げ・ん・こ・く。奏音、苦手だって言ったじゃない」
「ノ、No problemよ……」
「子供の頃から習っていた英語が出るあたり、ますます怪しいわね。ひょっとして、授業中寝ていたのかしら?」
「寝ているわけないわよ! うちのクラスの現国の先生、早口でついてくのが大変なのよ! それで、真凛はどうなのよ?」
「私は大丈夫よ。なんだったら、私が書いたノートを見せてもいいけど」
「ありがとう、真凛。恩に着るわ」
小泉さんは米沢さんに授業中の態度を指摘されて真っ赤になりながらも、米沢さんからノートを借りると感謝の言葉を見ながら適宜参照している。話しぶりでは現代国語がちょっと苦手そうで、つい英語が口に出てしまっている。
正直言って、うちのクラスで現代国語を教えている先生は喋る速度が半端ない。小泉さんはともかく、あの先生についていける生徒は果たして居るのだろうか。僕が不安がっていると、右側の席に座っていた高橋さんがノートなどを移動する物音を立て、ローズの甘い香りを漂わせながら僕のすぐそばに近寄って耳元で囁いた。
「ねえ、優汰君」
「何?」
「優汰君のクラスの現国の先生って、佐々木勇人先生?」
「そうだよ。勇人先生は早口だから何を言っているのかわからなくてね。先生のことを知っているってことは、見覚えがあるのか?」
「うん。勇人先生、うちのクラスと英語科のクラスでは言語文化を教えているよ。ところで、優汰君のクラスでは言語文化はどこまで進んでいる?」
「古文は全部終わって、漢文に入ったところだね。先生の話だと試験範囲には含めないかもって言っていたけど、どうなるかわからないからやっておこうかなと」
「クスッ、私たちのクラスと一緒だね。それじゃあ、私が教えてあげられるところは教えてあげようか?」
「えっ、いいのかな?」
高橋さんは笑顔を見せて頷いた。
「ありがとう、高橋さん」
「お礼なんてしなくても良いんだよ。入ったばかりとはいえ、同じチア部でしょ。部員同士助け合わないとね」
彼女の気遣いに感謝すると、高橋さんは自分のノートをそっと僕の手元に寄せる。
彼女のノートは東大生のノートのような美しい使い方をしていた。僕のノートに比べると見やすくて、わかりやすい。古文と漢文双方とも文章を一言一句書き写していて、おまけに注解まで書き込まれている。授業でわからなかったところに関してもチェックをしていて、さすが好成績の女子生徒は違うなと思わされた。
「随分奇麗にまとめているんだね」
「もちろんだよ。そうしないと古典の文法や現代語訳が出来ないからね」
「なるほど。そういえば、甲子園の予選会で公休だった大会の日の授業についてはどうしていたのかな?」
「同じクラスの子に頼んでノートを写してもらったから、問題ないよ」
「僕は小泉さんの伝手を使って、文芸部の子からノートを借りて写させてもらったよ」
「クスッ、一緒だね」
そう話すと、僕らは周りに聞こえないように笑いあった。
それから僕は隣に座っている小泉さんを覗き込む。
「う~ん、小説ならばまだしも、評論って苦手なのよね……」
小泉さんは相変わらず現代国語で苦戦していた。
国語教科のうち言語文化は古文と漢文、それと近代以降の文章を扱い、現代国語は評論や実社会での文章を扱っている。言語文化のうち古文と漢文は現代語訳にすればある程度答えが見えてくるからなんとかなりそうだけど、近代編となると苦労しそうだ。吹奏楽部の先輩の話だと近代編は自習になるかもしれないとの話だったけど、佐々木先生のペースだと現代国語の教科書を一冊丸ごとやり尽くしそうだ。
「高橋さん、言語文化は大丈夫そうだから戻ってもいいよ。僕は小泉さんのヘルプに回るから」
僕がそう耳打ちすると、高橋さんは笑顔で応じてくれた。ノートなどを手に取ってから、周りに気づかれないように椅子を小泉さんの座っているところに向けて移動する。
予想通り、小泉さんは机に伏せて頭を抱えていた。机の上のノートはほぼ真っ白で、全く手つかずといっても過言ではなかった。
「どうしたの、小泉さん」
「ユータ……」
小泉さんの顔を眺めると、額から汗がこぼれ落ちていた。
気のせいか知らないけど、先ほどから少しだけ蒸し暑く感じるようになった。
「エアコン、壊れているんじゃないの?」
「そうかな?」
そう話すと、小泉さんはブラウスのボタンをひとつ、またひとつ外す。すると、ブラウスで隠されていた小泉さんの素肌が見え隠れする。まだまだ九月とはいえ暑い日が続くのは仕方ないが、何とかならないのだろうか。
「あ~……、やっと暑苦しさから解放されるわ……」
小泉さんはブラウスを掴みながら手で仰ぐ。
向かい側で自習している高橋さんや米沢さんに比べるべくもないけど、見事なまでの谷間と可愛らしいピンク色のブラが顔を覗かせた。
出来ればその素肌を眺めていたい。だけど、今はそれどころじゃない。
「小泉さん」
「何?」
「ブラが見えているけど、大丈夫?」
「!?」
指摘した途端、小泉さんの顔が真っ赤になった。
僕の視線を避けるようにして小泉さんはうずくまる。
「どうしたの、小泉さん?」
「はっ、恥ずかしいから見ないでよ! その、アタシ、ナツたちに比べて胸が小さいから……」
小泉さんは周りに気を遣いながら小声で僕に話す。
ちょっとだけ見た限りでは、小泉さんの胸は四人が座れる机の向かい側で勉強している高橋さんたちにも負けてはいない感じがした。何せ、チアダンスをしているときもその旨を揺らしていたのだから。
「そ、それより勉強の続きをしましょう! テストも近いんでしょ?」
「そうだね……」
小泉さんは顔を真っ赤にしながらうつむいて照れ隠しをする。
試験も間近だし、今のところは自分の胸の中に刻んでおこう。
チア部への転入部前日から毎日教科書を眺めてはノートやドリル、参考書と睨めっこを続けていたこともあって、全く苦にはならない。もともと勉強が得意で授業中も真剣な表情で授業を聞いていることもあって、授業の理解度は高かった。いつもは見た目などで自分のことを低く捉える傾向があったけど、このことに関しては胸を張ってもいいだろう。今回も中学時代と前期中間試験同様に勉強を進めるまでだ。
……と、なぜここまで自分のことを考えているのだろうか。
実は、僕は図書室で高橋さんたちと一緒になって勉強しているからだ。とびきりの美少女で、しかも三人中二人は豊かな胸を揺らしながら勉学に励む様子は思春期男子にはたまらない。
美少女三人が集まったらさぞかし勉強どころではないのではと思っていたけど、そんなことはない。少しだけ賑やかなほうが勉強出来そうだ。
「真凛、現国は大丈夫?」
「もちろんよ。試験対策は抜かりないわ。それで、奏音はどうかしら?」
「え、何? アタシは今コミュニケーションの復習をやっていたんだけど」
「現国よ、げ・ん・こ・く。奏音、苦手だって言ったじゃない」
「ノ、No problemよ……」
「子供の頃から習っていた英語が出るあたり、ますます怪しいわね。ひょっとして、授業中寝ていたのかしら?」
「寝ているわけないわよ! うちのクラスの現国の先生、早口でついてくのが大変なのよ! それで、真凛はどうなのよ?」
「私は大丈夫よ。なんだったら、私が書いたノートを見せてもいいけど」
「ありがとう、真凛。恩に着るわ」
小泉さんは米沢さんに授業中の態度を指摘されて真っ赤になりながらも、米沢さんからノートを借りると感謝の言葉を見ながら適宜参照している。話しぶりでは現代国語がちょっと苦手そうで、つい英語が口に出てしまっている。
正直言って、うちのクラスで現代国語を教えている先生は喋る速度が半端ない。小泉さんはともかく、あの先生についていける生徒は果たして居るのだろうか。僕が不安がっていると、右側の席に座っていた高橋さんがノートなどを移動する物音を立て、ローズの甘い香りを漂わせながら僕のすぐそばに近寄って耳元で囁いた。
「ねえ、優汰君」
「何?」
「優汰君のクラスの現国の先生って、佐々木勇人先生?」
「そうだよ。勇人先生は早口だから何を言っているのかわからなくてね。先生のことを知っているってことは、見覚えがあるのか?」
「うん。勇人先生、うちのクラスと英語科のクラスでは言語文化を教えているよ。ところで、優汰君のクラスでは言語文化はどこまで進んでいる?」
「古文は全部終わって、漢文に入ったところだね。先生の話だと試験範囲には含めないかもって言っていたけど、どうなるかわからないからやっておこうかなと」
「クスッ、私たちのクラスと一緒だね。それじゃあ、私が教えてあげられるところは教えてあげようか?」
「えっ、いいのかな?」
高橋さんは笑顔を見せて頷いた。
「ありがとう、高橋さん」
「お礼なんてしなくても良いんだよ。入ったばかりとはいえ、同じチア部でしょ。部員同士助け合わないとね」
彼女の気遣いに感謝すると、高橋さんは自分のノートをそっと僕の手元に寄せる。
彼女のノートは東大生のノートのような美しい使い方をしていた。僕のノートに比べると見やすくて、わかりやすい。古文と漢文双方とも文章を一言一句書き写していて、おまけに注解まで書き込まれている。授業でわからなかったところに関してもチェックをしていて、さすが好成績の女子生徒は違うなと思わされた。
「随分奇麗にまとめているんだね」
「もちろんだよ。そうしないと古典の文法や現代語訳が出来ないからね」
「なるほど。そういえば、甲子園の予選会で公休だった大会の日の授業についてはどうしていたのかな?」
「同じクラスの子に頼んでノートを写してもらったから、問題ないよ」
「僕は小泉さんの伝手を使って、文芸部の子からノートを借りて写させてもらったよ」
「クスッ、一緒だね」
そう話すと、僕らは周りに聞こえないように笑いあった。
それから僕は隣に座っている小泉さんを覗き込む。
「う~ん、小説ならばまだしも、評論って苦手なのよね……」
小泉さんは相変わらず現代国語で苦戦していた。
国語教科のうち言語文化は古文と漢文、それと近代以降の文章を扱い、現代国語は評論や実社会での文章を扱っている。言語文化のうち古文と漢文は現代語訳にすればある程度答えが見えてくるからなんとかなりそうだけど、近代編となると苦労しそうだ。吹奏楽部の先輩の話だと近代編は自習になるかもしれないとの話だったけど、佐々木先生のペースだと現代国語の教科書を一冊丸ごとやり尽くしそうだ。
「高橋さん、言語文化は大丈夫そうだから戻ってもいいよ。僕は小泉さんのヘルプに回るから」
僕がそう耳打ちすると、高橋さんは笑顔で応じてくれた。ノートなどを手に取ってから、周りに気づかれないように椅子を小泉さんの座っているところに向けて移動する。
予想通り、小泉さんは机に伏せて頭を抱えていた。机の上のノートはほぼ真っ白で、全く手つかずといっても過言ではなかった。
「どうしたの、小泉さん」
「ユータ……」
小泉さんの顔を眺めると、額から汗がこぼれ落ちていた。
気のせいか知らないけど、先ほどから少しだけ蒸し暑く感じるようになった。
「エアコン、壊れているんじゃないの?」
「そうかな?」
そう話すと、小泉さんはブラウスのボタンをひとつ、またひとつ外す。すると、ブラウスで隠されていた小泉さんの素肌が見え隠れする。まだまだ九月とはいえ暑い日が続くのは仕方ないが、何とかならないのだろうか。
「あ~……、やっと暑苦しさから解放されるわ……」
小泉さんはブラウスを掴みながら手で仰ぐ。
向かい側で自習している高橋さんや米沢さんに比べるべくもないけど、見事なまでの谷間と可愛らしいピンク色のブラが顔を覗かせた。
出来ればその素肌を眺めていたい。だけど、今はそれどころじゃない。
「小泉さん」
「何?」
「ブラが見えているけど、大丈夫?」
「!?」
指摘した途端、小泉さんの顔が真っ赤になった。
僕の視線を避けるようにして小泉さんはうずくまる。
「どうしたの、小泉さん?」
「はっ、恥ずかしいから見ないでよ! その、アタシ、ナツたちに比べて胸が小さいから……」
小泉さんは周りに気を遣いながら小声で僕に話す。
ちょっとだけ見た限りでは、小泉さんの胸は四人が座れる机の向かい側で勉強している高橋さんたちにも負けてはいない感じがした。何せ、チアダンスをしているときもその旨を揺らしていたのだから。
「そ、それより勉強の続きをしましょう! テストも近いんでしょ?」
「そうだね……」
小泉さんは顔を真っ赤にしながらうつむいて照れ隠しをする。
試験も間近だし、今のところは自分の胸の中に刻んでおこう。
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