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第1章 高橋奈津美 - 夏の妖精
第1話 夢と応援と不良漫画
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前期の中間試験が終わり、甲子園の予選会と文化祭に向けて連日朝練と放課後の練習を重ねていた。
そんなある日の明け方、僕は小学校の頃より前の夢を見ていた。
季節は夏の終わりか、はたまた秋の日か、それすらも分からない。
その日は柚希が家族で出かけていたから、一人で少し遠くまで行ってみようと思って別の地区の公園まで歩いた。
小さな子供の遠くなんていうのは、本当にそのくらいのスケールに過ぎなかった。けれど、それでも僕は達成感に満ちていて、何か新しいものを見つけたいという気持ちに満ち溢れていた。
公園内を歩いていると、僕はジャングルジムのそばでうつむく女の子を見つけた。
「ねえ、どうしたの?」
僕はその子に声をかける。彼女は僕の顔を見てから、またうつむいた。
「ふあんなことがあるの」
「ふあんなこと? どんなことなの?」
「こんど、ようちえんでおゆーぎかいがあるんだけど、それがふあんなの」
「おゆーぎ会? まえにでておどるの?」
「そう。それもアタシがしゅやくだってせんせーにいわれたの」
女の子の声が涙交じりになる。そんな彼女を僕はしばらく見つめていた。
僕は笑みを浮かべると、その手を静かに握った。
「え……?」
「ふあんなのは仕方ないよ。だけど、ぼくは見てみたいな。きみがしゅやくになっておどっているところを」
「え……、そ、そう?」
夢の中の僕はにっこりと笑って、こう答えた。
「そうだ! こういうばあいはじぶんをおーえんしてみたら?」
「じぶんを、おーえん……?」
「うんっ! おーえんってすごいんだよ! テレビでこーこーせーのおにーさんとおねーさんたちがこえをいーっぱいだしておーえんしているのをみたんだ。それをみているうちにからだがグーっとあつくなってくるかんじがして、おーえんされているのがじぶんじゃないのにがんばりたいってきもちになるんだ。だから、じぶんをおーえんすればほんとうに力がわいてくるよ。だから、がんばってみて。きみのことをおーえんしているから」
女の子は目に涙を溜めたままで僕を見つめていたけれど、すぐに目を軽く拭ってから安心したように笑った。
「うん、ありがとう! まだふあんだけど、そういってもらってげんきがでたよ!」
「よかったよ。ねえ、せっかくだからどんなふうにやるのかみせてよ。そとでやることにはなるけど、みているのはぼくだけだから、いーでしょ?」
「もちろんだよ! きみのためにしっかりとおどるね! そういえば、きみのなまえは?」
「清水優汰。きみのなまえは?」
「アタシは……」
ベッドの上に置いてあった目覚ましが鳴り、夢はそこで途切れた。
中学校入学時に父親から買ってもらった目覚まし時計を見ると、もうすでに午前五時半を過ぎていた。
「ふわ……、なんだ、夢か」
目をこすりながら、独り言をつぶやく。今まで何度もこの夢を見ていたけれど、肝心なところで夢は終わってしまう。だから、その日出会った女の子の名前は分からずじまいだ。
物語だと夢に出てきた女の子と再会してその子と付き合うなんてことになるんだろうけど、現実的にはなかなかない。それに、そもそも僕にはそんな機会はあり得ない。あってほしいとは思うけど、現実は無常だ。
「ん……着信か」
目覚めたばかりで物思いにふけっていると、突如枕元に置いてあったスマホが震えた。
確認すると、幼なじみの阿部柚希からだった。今日の予定の確認で、早い時間に学校へ向かおうというものだった。
柚希は隣の家に住んでいて、小さい頃から一緒に居る僕の幼なじみの女の子だ。見た目は平凡よりはやや上で、美少女かというとそうでもない。僕の記憶では身近な女の子といえば彼女しか思い浮かばない。
中学校時代に僕が吹奏楽部に入ると言ったら「自分も入る」と言い出したので、少しは好意を持たれているんじゃないかと期待していたりする。だけど、僕自身は柚希に対して友達以上の感情を抱いたことはない。むしろ、彼女に振り回されているのだ。
「『これから準備するよ』、っと」
柚希に返信をし終えて、僕はスマホを枕元に戻す。その瞬間にまたあくびが出たけれど、二度寝をしてはいられない。学校の授業があるのもそうだけど、文化祭に向けて朝練を頑張らないといけないのだ。
「さて、起きるか」
ベッドから体を出して立ち上がる。そして軽くストレッチしてから僕はパジャマを脱いでそれを折り畳む。靴下を履いてからワイシャツに袖を通し、スラックスを履く。
鏡を見ながらネクタイを締めると、僕は机の上に置かれている坊主頭の男子高生が扇子を持って笑顔を浮かべているイラスト入りの色紙を眺める。その色紙には僕の信条となっている言葉があった。
他人は他人、自分は自分。自分を変えることはない。自分を信じて歩け、と。
この言葉は、とある不良漫画からの一節を引用したものだ。その漫画は派閥争いに終始している不良高校を舞台にしていて、携帯電話の電波が通らない地域に住んでいた主人公がその学校に入学するところから始まる。
主人公は不良漫画の主人公とは思えないほどにいつも笑顔で仲間思いでありながら、身体能力は非常に高い。目上の人たちに対しても基本的には礼儀正しい反面、相手の名前を間違えて呼ぶなど少々抜けているところがある。涙もろいが、いざ喧嘩となると強者との戦いを純粋に楽しむ。
色紙に書かれている言葉は、その漫画の主人公が不器用な生き方をしている後輩に対してかけたものだ。この言葉は僕の座右の銘となり、父さんに頼んで色紙を買ってもらった。
ちなみに僕がこの漫画を知ったのは、幼稚園に入ったばかりの頃だった。
絵本を読むのが嫌で父さんの制止も聞かずにこの漫画を読んだのがきっかけで、その床屋によく通った。そのうちに、僕は床屋にあるその漫画を全巻読破していた。もちろん、勉強嫌いの転校生が大暴れする漫画も。
困ったときや大変だったとき、そして柚希との関係に悩んだときも、圏外から来た男の活躍を描いた漫画と勉強嫌いの転校生が大暴れする漫画に刻まれた言葉を常に唱え続けた。そのおかげで、僕は今まで多くの困難を乗り越えてきた。今までも、これからも。
「他人は他人、僕は僕。僕自身を変えることはない……。よし、今日も頑張ろう!」
僕はその言葉を口にしてから、僕は洗顔や朝食のためにいったん部屋を出た。
今日もまた、いつもと変わらない日が始まる。柚希に振り回される、いつもと変わらない一日が。
そんなある日の明け方、僕は小学校の頃より前の夢を見ていた。
季節は夏の終わりか、はたまた秋の日か、それすらも分からない。
その日は柚希が家族で出かけていたから、一人で少し遠くまで行ってみようと思って別の地区の公園まで歩いた。
小さな子供の遠くなんていうのは、本当にそのくらいのスケールに過ぎなかった。けれど、それでも僕は達成感に満ちていて、何か新しいものを見つけたいという気持ちに満ち溢れていた。
公園内を歩いていると、僕はジャングルジムのそばでうつむく女の子を見つけた。
「ねえ、どうしたの?」
僕はその子に声をかける。彼女は僕の顔を見てから、またうつむいた。
「ふあんなことがあるの」
「ふあんなこと? どんなことなの?」
「こんど、ようちえんでおゆーぎかいがあるんだけど、それがふあんなの」
「おゆーぎ会? まえにでておどるの?」
「そう。それもアタシがしゅやくだってせんせーにいわれたの」
女の子の声が涙交じりになる。そんな彼女を僕はしばらく見つめていた。
僕は笑みを浮かべると、その手を静かに握った。
「え……?」
「ふあんなのは仕方ないよ。だけど、ぼくは見てみたいな。きみがしゅやくになっておどっているところを」
「え……、そ、そう?」
夢の中の僕はにっこりと笑って、こう答えた。
「そうだ! こういうばあいはじぶんをおーえんしてみたら?」
「じぶんを、おーえん……?」
「うんっ! おーえんってすごいんだよ! テレビでこーこーせーのおにーさんとおねーさんたちがこえをいーっぱいだしておーえんしているのをみたんだ。それをみているうちにからだがグーっとあつくなってくるかんじがして、おーえんされているのがじぶんじゃないのにがんばりたいってきもちになるんだ。だから、じぶんをおーえんすればほんとうに力がわいてくるよ。だから、がんばってみて。きみのことをおーえんしているから」
女の子は目に涙を溜めたままで僕を見つめていたけれど、すぐに目を軽く拭ってから安心したように笑った。
「うん、ありがとう! まだふあんだけど、そういってもらってげんきがでたよ!」
「よかったよ。ねえ、せっかくだからどんなふうにやるのかみせてよ。そとでやることにはなるけど、みているのはぼくだけだから、いーでしょ?」
「もちろんだよ! きみのためにしっかりとおどるね! そういえば、きみのなまえは?」
「清水優汰。きみのなまえは?」
「アタシは……」
ベッドの上に置いてあった目覚ましが鳴り、夢はそこで途切れた。
中学校入学時に父親から買ってもらった目覚まし時計を見ると、もうすでに午前五時半を過ぎていた。
「ふわ……、なんだ、夢か」
目をこすりながら、独り言をつぶやく。今まで何度もこの夢を見ていたけれど、肝心なところで夢は終わってしまう。だから、その日出会った女の子の名前は分からずじまいだ。
物語だと夢に出てきた女の子と再会してその子と付き合うなんてことになるんだろうけど、現実的にはなかなかない。それに、そもそも僕にはそんな機会はあり得ない。あってほしいとは思うけど、現実は無常だ。
「ん……着信か」
目覚めたばかりで物思いにふけっていると、突如枕元に置いてあったスマホが震えた。
確認すると、幼なじみの阿部柚希からだった。今日の予定の確認で、早い時間に学校へ向かおうというものだった。
柚希は隣の家に住んでいて、小さい頃から一緒に居る僕の幼なじみの女の子だ。見た目は平凡よりはやや上で、美少女かというとそうでもない。僕の記憶では身近な女の子といえば彼女しか思い浮かばない。
中学校時代に僕が吹奏楽部に入ると言ったら「自分も入る」と言い出したので、少しは好意を持たれているんじゃないかと期待していたりする。だけど、僕自身は柚希に対して友達以上の感情を抱いたことはない。むしろ、彼女に振り回されているのだ。
「『これから準備するよ』、っと」
柚希に返信をし終えて、僕はスマホを枕元に戻す。その瞬間にまたあくびが出たけれど、二度寝をしてはいられない。学校の授業があるのもそうだけど、文化祭に向けて朝練を頑張らないといけないのだ。
「さて、起きるか」
ベッドから体を出して立ち上がる。そして軽くストレッチしてから僕はパジャマを脱いでそれを折り畳む。靴下を履いてからワイシャツに袖を通し、スラックスを履く。
鏡を見ながらネクタイを締めると、僕は机の上に置かれている坊主頭の男子高生が扇子を持って笑顔を浮かべているイラスト入りの色紙を眺める。その色紙には僕の信条となっている言葉があった。
他人は他人、自分は自分。自分を変えることはない。自分を信じて歩け、と。
この言葉は、とある不良漫画からの一節を引用したものだ。その漫画は派閥争いに終始している不良高校を舞台にしていて、携帯電話の電波が通らない地域に住んでいた主人公がその学校に入学するところから始まる。
主人公は不良漫画の主人公とは思えないほどにいつも笑顔で仲間思いでありながら、身体能力は非常に高い。目上の人たちに対しても基本的には礼儀正しい反面、相手の名前を間違えて呼ぶなど少々抜けているところがある。涙もろいが、いざ喧嘩となると強者との戦いを純粋に楽しむ。
色紙に書かれている言葉は、その漫画の主人公が不器用な生き方をしている後輩に対してかけたものだ。この言葉は僕の座右の銘となり、父さんに頼んで色紙を買ってもらった。
ちなみに僕がこの漫画を知ったのは、幼稚園に入ったばかりの頃だった。
絵本を読むのが嫌で父さんの制止も聞かずにこの漫画を読んだのがきっかけで、その床屋によく通った。そのうちに、僕は床屋にあるその漫画を全巻読破していた。もちろん、勉強嫌いの転校生が大暴れする漫画も。
困ったときや大変だったとき、そして柚希との関係に悩んだときも、圏外から来た男の活躍を描いた漫画と勉強嫌いの転校生が大暴れする漫画に刻まれた言葉を常に唱え続けた。そのおかげで、僕は今まで多くの困難を乗り越えてきた。今までも、これからも。
「他人は他人、僕は僕。僕自身を変えることはない……。よし、今日も頑張ろう!」
僕はその言葉を口にしてから、僕は洗顔や朝食のためにいったん部屋を出た。
今日もまた、いつもと変わらない日が始まる。柚希に振り回される、いつもと変わらない一日が。
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